「外ではやんちゃ、家では母にべったり・・・」小1の男子でこれってどうなの? ウチの子は甘えん坊ですか?【子どもの心相談医が回答】

月刊誌『小学一年生』(小学館発行)が、日常の子育てや発達・健康上の心配など、読者のママ・パパのお悩みを大募集。今回は、お家でお母さんにべったりな息子さんへの対応。専門家の先生にアドバイスしてもらいました。

Q:外ではやんちゃ、家では母にべったりな息子。このままでいいですか?

学校ではとてもやんちゃで元気いっぱいな息子。ですが家に帰ると私に抱っこをせがんだり、抱きついてきたりします。夜もまだ一人では寝られず、寝つくまでそばについています。外では強がっている反動で、甘えん坊になっているのでしょうか。
ただ、男の子ですし、いつまでもこのままではいけないような気がします。いつから自立を促していけばよいでしょうか。 (ときママさん)

A:このままたっぷり甘えさせてあげてください。時期が来たら自立していきます。

結論からお話ししますと、息子さんはとても健全な育ち方をされていると思いますよ。

抱っこをせがまれたら抱っこをしたり、一人で寝られないわが子と添い寝したり、ときママさんは子どもの甘えたい気持ちにしっかり応えていますね。子どもの成長の過程では、親に甘える経験がとても大切なのです。

1年生の子どもにとって、甘えたいときに甘えられる環境はとても重要です。何があっても、家に帰ればお家の人が守ってくれる。だからこそ、外では安心してやんちゃで元気いっぱいに遊んだり、新しいことに挑戦したりすることができるのです。

息子さんは一人でまだ寝られないとのことですが、本人が望む限りは添い寝をしてあげましょう。

小学1~2年生の時期は、寝ることに対して不安を感じるようになります。暗い部屋で寝るのが怖かったり、一人で寝るのを寂しいと感じたり。あるいは、その日に見た映画などの怖い場面を思い出して寝られなくなったりもするでしょう。だから寝るときに親を求めるのです。

にもかかわらず、親御さんのほうから「今日からひとりで寝なさい」と突き放されてしまうと、かえって自立が遅くなることがあります。ですから、子どもが望む限りは、寄り添ってあげましょう。そして、本人が「もう大丈夫」と思えば、子どものほうから「ひとりで寝られるよ」と言ってくるはずです。

子どもの成長はとても早いものです。親御さんは今は大変だと思われるかもしれませんが、あと少しだけ付き合ってあげてくださいね。さらに10年も経てば、こちらがかまってほしくなる日が来るでしょう(笑)。お子さんと過ごす今の時間を十分楽しんでくださいね。

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私がお答えしました

川上一恵先生 | かずえキッズクリニック院長・医学博士
診療の傍ら、地域の小学校、幼稚園、保育園の校医、園医も務める。日本小児科学会認定専門医。日本小児科医会「子どもの心相談医」。
『小学一年生』2024年5‐6月号別冊『HugKum』
イラスト/ミツコ
構成/天辰陽子

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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