ラトビアってどんな国?
北ヨーロッパに位置する「ラトビア」は、いったいどんな国なのでしょうか。特徴や観光スポットなどについて、ひとつずつ見ていきましょう。
ラトビア基本情報
まずはラトビアの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を解説します。
国名
正式な国名は、「ラトビア共和国」といいます。
首都
首都はリガです。
場所

ラトビアは、北ヨーロッパに位置します。隣接する国には、北はエストニア、南はリトアニア、東はロシア、南東はベラルーシがあります。
日本との時差
日本とラトビアとの時差は6時間で、日本のほうが6時間進んでいます。日本が午前6時だとすると、ラトビアは午前0時となります。
面積
ラトビアの面積は、6.5万平方キロメートルです。これは日本のおよそ6分の1の面積となります。
エリア
ラトビアは、4つの州に分けられています。
●ヴィゼメ州
ヴィゼメ州はラトビア北部に位置し、首都・リガがある州です。ラトビア最高峰の「ガイズィンシュ山」、ラトビア最大で最古の国立公園である「ガウヤ国立公園」、白い砂岩「スィエティニエズィス」があります。
●クルゼメ州
ラトビアの西部に位置するのがクルゼメ州です。バルト海とリガ湾に面した半島状のエリアとなります。ヨーロッパのなかでもっとも幅が広い「ヴェンタ滝」、バルト海に面した海岸線にある「ユールカルネ崖」、世界遺産に登録されている「クルディーガ旧市街」が有名な観光スポットです。
●ゼムガレ州
ゼムガレ州はラトビアの南部に位置し、リトアニアとの国境に接しています。ルンダーレ宮殿や、石造りの城「ドベレ城」、中世のコクネセ城の遺跡などが観光スポットとして人気です。
●ラトガレ州
ラトガレ州はラトビアの東部に位置し、ベラルーシとロシアの国境に接しています。あらゆるところに湖があり「湖の地域」として知られています。青緑色の水が美しい「ヴェルネザーズ湖」などがあります。
人口
ラトビアの人口は186万人(ラトビア中央統計局2025年)です。これは福島県の人口(約183.3万人/2026年4月現在)と同じくらいとなります。
言語・公用語
ラトビアで使われている言語はラトビア語です。
通貨
ラトビアの通貨単位はユーロです。日本円にすると、1ユーロは186.23円です(2026年4月28日現在)。
宗教

ラトビアの人々が信仰している宗教には、プロテスタント(ルター派)、カトリック、ロシア正教などがあります。
歴史
ラトビアの国の歴史は次のとおりです。
13世紀初より ドイツ騎士団が進出し、領有する。
1583年 リヴォニア戦争の結果、リトアニア・ポーランド領となる。
1629年 スウェーデン・ポーランド戦争の結果、一部分がスウェーデン領となる。
1721年 北方戦争の結果、大部分がロシア領、残りはポーランド領となる。
1795年 第3次ポーランド分割により全土がロシア領となる。
1918年11月18日 独立を宣言する。
天気・気候
ラトビアは高緯度に位置することから、冬は長く寒さが厳しいのが特徴です。ただし、ほかの同緯度の地域とくらべると温暖だといわれています。
ラトビアの首都・リガと日本の首都・東京をくらべると、リガのほうが年間を通じて気温が低く、降水量が少ない傾向にあります。
ラトビアの治安・住みやすさ
ラトビアの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安はよい
ラトビアは、欧州のなかでも比較的治安がよいとされています。ただし、観光客を狙った犯罪が横行しているので注意が必要です。
住みやすさはよい
ラトビアは治安がよく物価が安いことから、住みやすい国といえるでしょう。
ラトビアの見どころ・観光
ラトビアにはたくさんの見どころや観光スポットがあります。代表的なものを紹介していきましょう。
リガ旧市街

バルト三国最大の都市である、ラトビアの首都・リガ。ここにある旧市街には、中世の街並みが残っています。代表的な建築物には、かつてドイツ商人の集まりに使われた「ブラックヘッドハウス」、バルト三国で最大の規模を誇る大聖堂「リガ大聖堂」などがあります。
ガウヤ国立公園

「ガウヤ国立公園」は、ラトビア最大かつ最古の国立公園です。公園内には、13世紀に建てられた「スィグルダ城址」や「トゥライダ城」、奥行き約19m、幅約12m、高さ約10mの大きさを誇る「グートゥマニャ洞穴」があります。
ルンダーレ宮殿

「ルンダーレ宮殿」は、18世紀に建てられたバロック様式の宮殿です。その美しさから「バルトのベルサイユ宮殿」とも呼ばれています。宮殿の南側に設けられたフランス式庭園、大理石、金の漆喰(しっくい)、バラの彫刻、天井に描かれたフレスコ画といった豪華な内装も見どころです。
クルディーガの旧市街

「クルティーガの旧市街」は、古代クールラント公国の文化の中心地・最大の貿易地だった場所です。ここには、当時の都市の構造や建造物が今でも残っています。バルト地方の伝統的な建築様式を反映した木造建築や、クルディーガ川にかかる石造りの橋が見どころです。
ラトビアの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、ラトビアで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
「ラトビア」の国名は、国民の大多数を占める「ラトビア人」が由来となっています。また古ノルマン語の「レット(砂地)」に由来するという説もあるそうです。
国旗の意味
ラトビアの国旗には、チョコレート色と白色が使われています。それぞれの色には意味があり、チョコレート色は民族の独立のために流された血、白色は栄誉と信頼を表しているのだそうです。
また13世紀にドイツ騎士と戦ったラトビア軍の指揮官の血に染まった包帯が、国旗の由来といわれています。
歌と踊りの祭典
「歌と踊りの祭典」は、ラトビアの国を挙げて開催される巨大なフェスティバルです。5年に一度開催され、1週間にわたって祭典は行われます。この祭典には数百もの合唱団と舞踏団が参加し、合唱音楽や民族舞踊を披露して多くの観客を楽しませます。
ドローンにやさしい都市がある

ラトビアの首都・リガは、「世界一ドローンフレンドリー」な都市といわれています。英国フィナンシャルタイム紙の海外投資関連を扱うfDi intelligenceが2021年に発表したランキングで、「ドローン開発」分野で、ルワンダ・キガリ、南アフリカ・ケープタウンと並びリガが1位になりました。実際にラトビアにはドローンを開発・製造している企業がたくさんあり、特別な法整備がなされています。
歴史、自然、文化が満喫できる「ラトビア」
ラトビアには、美しい宮殿や大きな洞穴、巨大な「歌と踊りの祭典」など、歴史、自然、文化を満喫できるスポットやイベントがあります。さらにドローン技術の進展やその他の先進技術分野でも注目されており、現代と伝統が融合した国として注目されています。ラトビアの魅力をさらに深く知りたい方は、実際に訪れてその奥深さに触れてみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部
