カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!/ソニック
昨年、「オモクリップ ブック用 おもさでページキープ!(以下、オモクリップ)」を発売した学童文具に強いメーカー、ソニック。
重りのついた大きなクリップで、手で抑える代わりに本を開いたままにキープしてくれるというこの商品は以前HugKumでも紹介しました(>>こちら)。
そのオモクリップがコンパクトになり、2個セットになったものが「カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!(以下、カドノオモクリップ)」です。
どんなクリップ?
クリップが取り付けられている土台は1辺が約34mmの正方形、高さが13mm、重さが約37gです。斜め方向に三角のクリップが付けられています。ちょうどクリップが本の角を直角二等辺三角形の形で止めるようにして使います。
使い方は?
重さが適度にあるので、角を1つ押さえるだけでも安定するのですが、
2個1組で販売されているので、上下それぞれの角に取り付けることでより安定します。
こうすると便利
カドノオモクリップのクリップは最大で約5mmまでしか開きません。押さえたい角を表紙または裏表紙からすべてを挟めない場合は、途中のページから閉じましょう。それより下は本体の重さで押さえてくれます。また、土台の中にはマグネットが内蔵されているので、浮いてしまう場合は、2つの「カドノオモクリップ」をくっつけた状態で1つの角に取り付けると重さも倍になります。
また、参照したい見開き2〜3ページがあるならばそのページだけを抑えずに、残しておけば、ページをめくって行き来できます。加えて、そこまで重くないので、家以外での勉強にも気軽に持っていくことができます。
本に寄り添う文鎮/コクヨ
カモメの形になっている変わった文鎮、それがコクヨが発売した「本に寄り添う文鎮」です。
どんな文鎮?
真鍮製は約210g、鉄製はカラーブラックとグレーの2種類で約195gとズシっとした重さがあります。自宅での学習用と考えたいところです。横幅はA4サイズの短辺より少し大きな240mm(A4サイズは210mm)
カモメのような形になっています。この形こそがこの文鎮の推しポイント!開いた本を横から見てみてください。同じ形をしていませんか?そう、この形は開いた本にフィット(=寄り添う)ように読みたいページをキープしてくれるのです。
使い方は?
開いたままにしたいページに置きます。半紙に置く文鎮の形と同じように本の上部、文字に重ならない位置が良さそうです。
こうすると便利
クリップタイプはページを変えるたびに「クリップを開いて外す→ページをめくる→クリップで抑える…」の繰り返し。ページをめくるたびにクリップを開く・抑えるの手間がなんとなくじれったいところでした。
ですが、本に寄り添う文鎮の場合は、片手で文鎮を持ち上げ、片手でページをめくったら文鎮を戻すだけ。クリップ型よりはスムーズにページをめくれるので、長い間開いておく参考書などはもちろん、次々にページを進めていく読書をするときにも使いやすくなっています。
ただ、初めて読む本の場合は開く癖がついていないので、浮き上がってくることが多いようです。そういう時はしっかりと開いてから文鎮を置くと安定します。また、辞書のように分厚い冊子で、左右の差が大きい場合は、抑えきれないこともあるので、そのような場合は別の道具を使うことが有効です。
再販を熱望された商品
この商品は2022年6月に中高生の声を反映した形で300個限定で作られました(この時の材質は真鍮)。コクヨのネットショップで販売したところ、見た目のインパクトと機能性が文房具好きの間で大きな話題になり、すぐに品切れに。2024年2月に真鍮製・鉄製(2色/ブラック・グレー)の3つのバリエーションであらためて発売されました。
どんどん便利な道具が出ています
筆者が受験生の頃(高校・大学の受験を経験しています)は書見台という本を斜めに立てつつ下の方をパーツにより抑えて開いたままにする道具を使っていたり、ペンケースで押さえたり、試行錯誤をしながら教科書や参考書を見ていたように記憶しています。今は便利な道具がたくさんありますね!改めてバリエーションの豊富さを感じました。
商品の詳細についてはメーカーホームページもご参照ください
文・構成/ふじいなおみ