ボリュームのある食材や日用品がまとめ買いできて便利と、大人気のコストコ。
でも扱っている商品の数も膨大なので、何を買ってどう活用したらいいの?と迷ってしまうという声も。
そこで、毎月1回、買い物リストメモを持ってコストコへ買い出しに行く二児のママがおすすめのアイテムを紹介。まずは、買ったその日のお夕飯にもなって、家族4人で3食ぶんは楽しめるコストコのサーモンの保存方法や活用レシピを教えます!
コストコで人気のサーモンを徹底調査調査!
おすすめは『アトランティックサーモンフィレ』
高級なアトランティックサーモンを常時扱うコストコ。皮付きも売られていますが、生で食べられるメリットや調理のしやすさやを考えたら、断然皮なしのサーモンフィレがおすすめです。
お寿司屋さんのネタでもスーパーの鮮魚コーナーでも「サーモン」は馴染みの食材です。が、ひとくちにサーモンと言っても、たくさんの種類があります。
ざっとサーモンの種類と産地、適した料理を調べてみました。
【キングサーモン】
産地はロシアやアラスカで、ステーキやスモークサーモン向き。
【アトランティックサーモン】
産地はノルウェー。ソテー、ムニエル、ホイル焼き向き。高級。
【トラウトサーモン】
チリ産で養殖された別名「ニジマス」。比較的安価で、シチューやパスタ向き。
ちなみに、鮭は英語でサーモンと訳されますが、日本でいう鮭は、白鮭、紅鮭、銀鮭、白鮭などサーモンとは別の魚です。時期によっては、コストコでも大きな秋鮭が売られていることもあります。
コストコのサーモンが新鮮で美味しい理由は?
コストコのアトランティックサーモンは、ノルウェー産と明記されています。
デパートの鮮魚コーナーでは、チリ産のトラウトサーモンよりノルウェー産のアトランティックサーモンが高い値段で売られていました。その違いについて聞いて店員さんに聞いてみると、ノルウェー産のサーモンは身がしまっていて美味しいそうです。また養殖場から48時間以内に空輸されるので、冷凍をせずにここまで来ているので、鮮度も高いんだとか。チリ産のトラウトサーモンは、一度冷凍されているため生では食べられないとのことでした。
コストコのアトランティックサーモンが生で食べられるのは、冷凍されずに空輸されているからなんですね。鮮度がいいのも納得です!
コストコのサーモンはお値段お買い得!
生鮮食品コーナーで迷わずカートに入れた「サーモン」がこちら。皮付きの大きな切り身もありますが、おすすめはこのお刺身にもなるサーモンフィレです。
刺身用アトランティックサーモンフィレ
100グラム378円(税込)
お刺身やカルパッチョにできるサーモンフィレは、1パック1400グラム前後のボリューム!
グラムあたり300円代で、鮮度も味も抜群の良質のサーモン、この大きさだからこそのお値段です。
コストコ サーモンのおすすめ保存方法
さっそく買ってきたサーモンを調理します。とても大きなサーモンフィレなので、一回の食事で食べきることはできません。保存のための切り方や方法も合わせてご紹介します。
保存のための切り分け方
買ってきたサーモンをまず食べやすい大きさのサクに切り分けます。
縦長に切り分けるとその後の調理に使いやすいので、色々試してこの切り分け方にたどり着きました。
切り分けたサクのうち、ひとつは今夜のお刺身に。それ以外は、半分に切ってタッパーに入れて冷蔵保存します。(保存したサーモンの活用レシピも後ほどご紹介します)
保存は冷蔵も冷凍もOK
今回は、早めに使い切る予定なので、全て冷蔵保存します。冷蔵保蔵で使い切れない場合は、サクに切り分けたものを少し小さめの切り身にして、ラップで包んで冷凍保存をします。生での賞味期限は買ってから3日ですが、冷凍したものは2週間以内に使い切るようにしています。
美味しく解凍する方法
タッパーに入れて冷凍する場合は、使う前日の夜に冷蔵庫に移しておきます。魚の常温解凍は水気が出て生臭くなるのでNG。夜に食べる場合は、当日の朝でも大丈夫ですが、忙しい朝は忘れがちなので夜のうちに移すのがおすすめです。
コストコサーモンの使い切りレシピを大公開!
買ってきたその日の夕飯には、お刺身と酢飯のサーモン丼にしていただきます。
【1】お刺身
鮮度の一番いい買ってきた当日は、サクを1cmくらいの厚みで切ってお刺身にします。
材料
サーモンの切り身・・・適量
お醤油やワサビなどお好みで。
【2】サーモン丼
材料
サーモンのお刺身・・・適量
酢飯・・・ご飯茶碗1杯×人数分
しそ・・・3枚
ごま・・・適量
作り方
酢飯をよそい、サーモンのお刺身をのせる。細切りにしたしそとごまをかけて、あっというまに完成!
【3】子どもも食べられるカルパッチョ
材料
サーモンの切り身・・・適量
オリーブオイル・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
作り方
子どもでも食べられるカルパッチョには、オリーブオイルと醤油を混ぜたドレッシングをかけるのがおすすめ。脂ののったサーモンは子どもたちも大好きで、お箸が進みます!お刺身もカルパッチョも、鮮度のいい買ってきた日か翌日が◎です(冷凍した切り身を解凍してお刺身やカルパッチョにもできます)。
【4】サーモンの漬け
ちょっとしっかり味でサーモンを頂くなら、漬けがおすすめです。
材料
サーモンの切り身・・・適量
ごま油、麺つゆ・・・適量
お好みでごま、ワサビ、焼き海苔
作り方
ごま油、麺つゆを混ぜた漬けだれを用意。お刺身と同じように切ったサーモンとボールで和える。しっかり味にしたい時にはジップロックに入れ半日冷蔵庫へ。お好みで、細切りにした焼き海苔やごま、ワサビと一緒にいただきます。これは、飲んだ後の締めとして、お客さんに出しても喜ばれるメニュー!
【5】サーモンのホイル焼き
我が家はフライにすることが多いサーモンですが、時間のない時には、簡単にできるホイル焼きにすることも。
材料
サーモンの切り身・・・人数分
玉ねぎ・・・1個
しめじなどきのこ・・・1房
バター・・・5グラム×人数分
塩・コショウ
作り方
油を薄くしいたアルミホイルに、スライスした玉ねぎをたっぷりしき、サーモンをのせる。しめじを乗せて、さらに玉ねぎもトッピング。バターをのせ、塩・コショウをして、魚焼きグリルで15分焼いたら出来上がり! しっかりめに味付けしたい時は、焼く前に麺つゆを少しかけても美味しいです。
【6】サーモンのバターレアソテー
翌朝の朝食には、タッパーで冷蔵保存したサーモンフィレを、バターで半ナマにソテーします。
材料
切り身のサーモンフィレ・・・人数分
バター・・・大さじ1
塩胡椒・・・適量
作り方
フライパンにバターを熱し、サーモンの表面にサッと火を入れる。鮮度の高いノルウェー産のアトランティックサーモンなので、あえてレアで、サーモンの美味しさを主役に食べるのがおすすめです。
同じく、コストコで買ってきた小分けのモッツアレラチーズのスクランブルエッグと、これまたコストコで買ったベビーリーフを添えて、朝ごはんに。
パンも、コストコで買った「マスカルポーネロール」です。(このパンは、フレンチトーストにしても美味しいですよ!)
火入れの感じはこのくらい。鮮度が高い翌日なので、さっと火を通していただくのがおすすめです!
【7】絶品サーモンフライ
3日目の夕飯には、タッパーで保存したサーモンフィレを食べやすいサイズのスティック状に切り分けて、フライにしました。
材料
サーモンフィレの切り身・・・適量
卵・・・1個
小麦粉・・・適量
パン粉・・・適量
サラダ油・・・揚げ油用
作り方
食べやすい大きさに切ったサーモンフィレに塩胡椒をして、小麦粉をまぶす。溶き卵にサッとくぐらせて、パン粉をつけて、170度に熱した油でこんがりとするまで揚げる。
サクサクのフライにすると、これまた子どももモリモリと食べてくれて、あっと言う間に完食です。
一緒にフライにしたのは、コストコのチーズ売り場で買った、こちらのモッツアレラチーズ。細かくパック分けされているので、使いたい分だけ気軽に使えてとても便利です。
ちなみにこちらのチーズ、ピーマンにふた粒を詰めて、魚焼きグリルで焼くだけで、ちょっとした一品のおかずにもなります。
子どもはお醤油をかけて、大人は唐辛子味噌をつけるのがおすすめです。
ピーマンが苦手でも、チーズと一緒なら食べやすくなるので、子どもの大好きなメニューです!
まだまだある!コストコおすすめサーモン
海鮮漬けちらし寿司
今回サーモンフィレの他に買ったのが、こちらのサーモンのお寿司。同じくノルウェー産のアトランティックサーモンをふんだんに使った人気のお寿司です。
こちらを買えば、夕飯のご飯を炊く手間もなく、美味しいサーモンが楽しめます。サーモンもお寿司も両方買えば、サーモンフィレのお刺身をさらにトッピングして、具沢山のサーモン丼があっという間に完成します。
サーモンポキ
コストコサーモンをハワイスタイルの漬けにしたポキ。サーモンを玉ねぎ、ごま油、ポキシーズニング(食塩、白ごま、ローストアーモンド、デキストリン、赤ピーマン、唐辛子、植物油)で味付けして美味しいと人気です。こちらは、500グラムの容量で、1,500円前後のお値段。そのままおつまみにしても、ご飯のおかずの一品にも、おすすめです!
サーモンハラス燻製
スモークされたアトランティックサーモンハラスは、味がしっかりして美味しいとコストコのサーモンの中でも人気です。パスタやサンドイッチ、カナッペとして、炊き込みご飯やフレーク状にしておにぎりの具にもぴったり。アレンジの幅が広いのが魅力です。100グラム220円ほどで、長いハラスの燻製が6〜10本入って売られています。
コストコのサーモンはコスパもよくて美味しい!
今回はコストコのサーモンフィレの美味しい使い方をご紹介しました。なかなかこの大きさのフィレが普通のスーパーでは売られていないので、切り分けてどう使おうかと考える時間も楽しみの一つです。ボリュームのあるコストコならではの楽しみですね!
取材協力/橋本紗知子 文・構成/HugKum編集部