小学校6年間の総授業時間数はなんと5785時間!登校から下校まで1日の流れを見てみよう!

お子さんが小学校でどのくらいの時間、授業を受けているのかをご存知ですか? その時間は、なんと、6年間で5785時間にもなります。この授業時数は、学年によって異なります。そこで今回は、小学校での年間総授業時間数や小学校の授業終了時間、時間割表など、授業にまつわる時間についてご紹介しましょう。

小学生の授業時間はどれくらい?

現在、小学校に通っている小学生の授業時間はどのくらいなのでしょうか? 年間、1日、それぞれの授業時間数を見てみましょう。

年間の総授業時間数

小学校の年間の標準総授業時数は、学校教育法施行規則により、児童の発達の段階等を踏まえ、決められています(新小学校学習指導要領に基づく、2020年4月1日より施行)。

各学年の年間の標準総授業時数は、以下の通りです。

学年が上がるごとに増え、高学年になると一定数となるのが特徴です。また、4〜6年生の1015単位時間は、中学校でも同じです。

1日の授業時間

小学校の授業は、1コマ45分間です。一般的に、午前中に4コマ、午後に1コマまたは2コマ行われています。よって、1日最大6コマ授業があるので4時間半ということになります。

総授業時間数が学年ごとに異なりますから、1週間のコマ数も変わります。
一般的には、以下の通りです。

・公立小学校と私立小学校の授業時間数の違い

公立小学校は、文部科学省によって授業時数が定められています。しかし、私立小学校はその限りではありません。学校によっては土曜日に授業があったり、1日のコマ数が1年生のころから多かったりと、公立にくらべて授業時間数が多いところもあります。

1コマ45分なのはなぜ?

1コマの時間は45分と定められています。昭和22年には、1コマ60分とされており、昭和26年には、60分に小休憩の時間、教室移動の時間、次の学習の準備の時間を含めて計算することとされていました。

しかし実態調査を行った結果、大部分の小学校において、小休憩の時間等を除いた授業時間が45分となっていることが判明し、昭和33年に告示された小学校学習指導要領においては、授業の一単位時間は45分とすることが望ましいとされ、現在も1コマ45分の授業時間になっています。

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小学校の授業終了時間と時間割表

ここでは、一般的な時間割を学年ごとにご紹介しましょう。

小学校_授業時間2
各学年ごとの時間割をチェック!

小学1年生の時間割の流れ

小学1年生は、ほかの学年にくらべて総授業時数が少ないため、1日の授業数は最大5コマ(5時間目まで)です。1年生は、ほぼ毎日5時間目まで授業を受けます。午後の授業は1コマだけですので、14時30分くらいに下校します。

<1年生の授業時間の例>

小学2・3年生の時間割の流れ

2年生になると、6時間目まで授業が行われる日が週に1回程度出てきます。今までにくらべて1コマ増えるため、6時間目まで授業が行われる場合は、15時30分くらいが下校時間になります。3年生は、週に2回程度6時間目まで授業が行われる日があります。

<2・3年生の授業時間の例>

小学校高学年の時間割の流れ

4年生から6年生になると、1年の総授業時数が1015単位時間になります。それにより、週に4回6時間目まで、1回5時間目まで程度の授業が行われます。

<高学年の授業時間の例>

小学校の授業は意外とハードスケジュール

授業間の休みは多くの場合5分程度。昼休みなどの時間も20分くらいしかありません。次々に授業が行われ、小学生にとっては1日があっという間。小学生も、大人と同じくらいハードスケジュールなのです。

関連サイト

学校教育法施行規則の一部を改正する省令の制定並びに幼稚園教育要領の全部を改正する告示,小学校学習指導要領の全部を改正する告示及び中学校学習指導要領の全部を改正する告示等の公示について(通知)-文部科学省
小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議報告書-文部科学省

 

文・構成/HugKum編集部

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