今、あなたに贈りたい漢字コンテスト
「家族や恋人、友人や恩人、そして自分自身にあてて…日頃は言えない素直な気持ちを、漢字一字に託して贈ってみよう」
そんなテーマで開催される「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」は、今年で12回目を迎え、これまでにのべ約44万作品の応募がありました。今回は、全部門合わせて42,867 作品の応募中計 60 作品が受賞作品に選ばれたそうです。
今年度より文部科学省の後援を得られたため、文部科学大臣賞が新設され4名が受賞。また、優れた結果を収めた団体が受賞する「団体賞」には、全689団体の中から10団体が選ばれました。
文部科学大臣賞受賞作品をご紹介
ここでは、新設された文部科学大臣賞受賞作品を部門ごとに紹介します。
小学生部門

海外在住の小学生が新設の賞を受賞した作品です。
6歳の女の子の、とても素直な気持ちが溢れていますね。月の形が変わることを知ったおどろきや、遠方から遊びに来てくれるおばあちゃんとの交流が、形の変わる月に現れていて温かい気持ちになります。
中学生部門

「家の中ではホルモンバランスが戦い中」という文に思わず笑ってしまいますが、筆者を含めHugKum読者のママたちは同時にグッとくるものがあるのではないでしょうか。多くの子に訪れる反抗期は、母親にとって大変な時期。そんな反抗期真っ只中の子どもが心の中でこんなことを考えていると思えば、期間限定の大変な時期も乗り越えられるような気がしますね。
高校生部門

低学年の頃には当たり前のように親が書いていた名前も、年齢が上がるにつれ「名前くらい自分で書きなさい」といってしまいがちですよね。この文章を読んで、こんな風に思ってもらっているお母さまがとても羨ましくなりました。
大学生・一般部門

「仲良く穏やかに」とは言い難い日もある、と書かれているように、年頃になった子どもとの関係は楽しく穏やかな時だけではないことも多いですよね。それでも、いつか一緒にお酒が飲める日が来るのは待ち遠しいと思うのも母の気持ちとしてとても共感できますね。
どんなコンテストなの?
「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」は、贈りたい漢字(一文字)とメッセージを120字以内で綴ります。
①小学生部門 ②中学生部門 ③高校生部門 ④大学生・一般部門の4部門あり、 絆大賞(1点)、文部科学大臣賞(各部門1点)、日本漢字能力検定協会賞(各部門1点)、審査員賞(各部門3点)、佳作(各部門10点)、団体賞とがあります。
コンテストを審査するのはさまざまなジャンルの著名人。あらゆる角度から年代も内容もさまざまな作品の審査をしていることがわかりますね。
次はあなたも挑戦してみては?
入試対策や基礎学力向上のための「漢検」は受けたことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介した「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」も毎年開催されています。
誰かのことを考えたときに思い浮かぶ漢字一文字に、日ごろ言えない気持ちを添えて応募してみるのも良いかもしれませんね。
「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」について詳しくはこちら≫
※上記は、2024年度のページです。
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文・構成/ひむかちほ