所沢航空発祥記念館って?
実は、所沢は日本で初めて飛行場ができた場所。明治・大正・昭和と3つの時代にわたって、日本の空への思いを切り開いてきました。戦後は米軍の基地となりましたが、のちに返還。整備され”航空公園”となりました。そして、平成5年に所沢航空発祥記念館が開館しました。

所沢の街に根付いた航空の歴史と、さまざまな体験ができる記念館と大型映像館を備え、数多くのワークショップも楽しめます。
見上げて、学んで、飛んで! 盛りだくさんの記念館

広々とした公園の中を歩いていくと、
本物の飛行機がたくさん! 大迫力の航空機展示

記念館1階に入場すると、航空機の展示がずらり。本物の飛行機、ヘリコプターやグライダーなどを間近で見ることができます。なんと、地上だけでなく空中にも展示が! 思わず大人も子どもも口を開けて見入ってしまいます。

セスナ T310Qという飛行機は分解展示。しかし、コックピットに入ることができ、操縦かんを操作可能です。照れながらも誇らしげにポーズを決める子たちの姿がありました。
どうして昆虫や鳥は飛べるの?「飛ぶラボ」で楽しみながら学ぶ

昆虫や鳥、植物の種などが飛ぶ理由から、どうして飛行機は飛ぶのか、流体力学まで順を追って学べるように展示されています。

といっても難解なものではなく、映
なおこちらにはワークショップのコーナーも。日々さまざまな体験展示スケジュールでワークショップが行われていま
人々が大空に描いた夢とその危険
空を飛ぶことは、かつてはありえないことであり、その挑戦は常に危険と隣り合わせでした。
飛行機に欠かせないさまざまなエンジンなどを見ることができます。ライト兄弟による世界初の動力飛行や、日本での初の動力飛行など、人が飛ぼうとしたその軌跡が感じられます。
ここでおすすめしたいのが“スペースウォーカー”。
(1)地球脱出
(2)月面探検
(3)宇宙探険
筆者は「宇宙探検」を試してみましたが、不思議な感覚でとても楽しかったです! 身長・体重制限があるので注意してください。
2階もお見逃しなく!
また2階にはフライトシミュレーターがあります。操縦席が動くリアルさを体験でき、軽飛行機やヘリコプターの操縦感覚が楽しめるので大人気! 長い行列ができていました。
その横にある所沢メモリアルギャラリーでは、飛行場の
また、
大型映像館のスクリーンでは迫力ある映像が楽しめる
大型映像館では1日数回、さまざまな映画が上映されます。スクリーンの大きさは、縦15メートル×横20メートル! 巨大スクリーンと立体音響システムで、大迫力の臨場感たっぷりの映像が楽しめますよ。
月ごとに特別上映も開催。2025年1・2月は「トップガン マーヴェリック」の上映がありました!
空を飛ぶことを願った日々に思いを馳せて
空を飛ぶといえば、人類の悲願であり、またロマンであり続けました。人は大空に憧れ、
空を目指してきた人々の歴史や足跡を見ることができる所沢航空発祥記念館。
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取材・文/宇野なおみ