「初志貫徹」とは?
読み方と意味
まずは読み方と意味を確認しておきましょう。この言葉は『初志貫徹』と書いて「しょしかんてつ」と読みます。初めに抱いた望みや志を、くじけず貫いて達成することを表す言葉です。
「初志貫徹」の由来・語源
『初志貫徹』の「初志」は思い立ったときの最初の気持ちや志、「貫徹」はやり通す、貫き通す、という意味があります。
「貫徹」と音が同じで間違いやすい言葉に、夜間、一睡もせずに過ごすことを表す「完徹」がありますが、こちらは「完全な徹夜」の略で、「完」の字が違うので気をつけましょう。
座右の銘やスローガンにする人も
『初志貫徹』は長い期間、志を貫いてきた、という状態の表現です。例えば「子どもの頃から」や「何かを始めた頃からずっと」などの長いスパンのイメージで使われます。そのため座右の銘やスローガンとして使われることも多い言葉です。
使い方を例文でチェック!
では、『初志貫徹』の使い方を例文でチェックしていきましょう。
1:彼は初志貫徹して、子どもの頃からの夢を叶えた。
子どもの頃からの夢を諦めない姿勢には『初志貫徹』使われます。
2:私の座右の銘は『初志貫徹』です。
飽きっぽい性格を直したい、一度決めた目標に向かって努力しようという気持ちから、『初志貫徹』を座右の銘として掲げる人もいます。
3:初志貫徹の思いを忘れずに、これからも努力します。
『初志貫徹』した成果を振り返ると、これからも油断せずに進んでいく決意表明につながります。
類語や言い換え表現は?
では、『初志貫徹』を別の言葉で言い換えたい場合、どのような表現を使うことができるのでしょう。『初志貫徹』に似た表現を探してみました。
1:徹頭徹尾(てっとうてつび)
頭から尾まで突き通す、という意味の「徹頭徹尾」。『初志貫徹』に似た表現です。
2:終始一貫(しゅうしいっかん)
態度・状態などが、始めから終わりまでずっと変わらないことを表す「終始一貫」。『初志貫徹』と同じく「貫」という字が使われていて、意味も近い言葉です。
3:不撓不屈(ふとうふくつ)
どんな困難や障害をも乗り越える強い意志とくじけない心を持っているという意味の「不撓不屈」。『初志貫徹』と同様、座右の銘としても使われます。
4:七転八起(しちてんはっき)
「ななころびやおき」として使われることも多く、何回失敗してもあきらめずに何度も挑戦を繰り返すことを表します。『初志貫徹』に似た意味の言葉です。
対義語は?
『初志貫徹』の反対の意味を表す言葉にはどんなものがあるのか考えてみました。
1:朝令暮改(ちょうれいぼかい)
朝出した命令が晩にはもう改められる、という意味で、方針などが絶えず変わって定まらないことを表す言葉です。『初志貫徹』とは逆の意味と言えます。
2:三日坊主(みっかぼうず)
あきっぽくて何をしても長続きしないことや、そんな人を表す「三日坊主」。諦めずに続ける『初志貫徹』とは反対の意味と言えそうです。
3:二転三転(にてんさんてん)
物事の方針や方向がくるくると変わり、なかなか定まらない様子の「二転三転」。『初志貫徹』とは反対の状況と言えそうです。
4:成り行き任せ(なりゆきまかせ)
物事を自分の意志ではなく自然の成り行きにゆだね、積極的に関わらない「成り行き任せ」。こちらも『初志貫徹』とは反対の言葉と言えそうです。
英語表現は?
では、『初志貫徹』は英語ではどのように言い表すことができるのでしょうか。最後に『初志貫徹』と言えそうな英語表現をご紹介します。
1:Stayed true to one’s original intention.
「初志を変えずにいた」という表現で、『初志貫徹』と同じ意味と言えそうです。
2:accomplish one’s objective.
“accomplish”は「成就する」“objective”は「目的」という意味の単語で、『初志貫徹』と同じ意味になります。
3:Stick to your original intention.
「最初の決意を守り通せ」という意味の表現です。『初志貫徹』を目標やスローガンとして使う際の英語表現と言えそうです。
「初志貫徹」の意味と由来を知って、正しく使ってみましょう。
ビジネスの場でも使われる、『初志貫徹』。カンの字を「完」とすると徹夜の意味になってしまいます。漢字を間違えないように気をつけて使ってみてください。
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構成・文/kidamaiko