タンポポの茎から、クルクルの面白い形ができる!?
タンポポの茎を割いて水につけると、自然にクルクルと丸まっていく様子を見て楽しむ遊びを、子どもの頃に体験したことはありませんか?
今回は、そんなタンポポの茎で、よく伸びるバネや、さまざまな面白い形を作る遊びをご紹介します。
タンポポの茎からできたとは思えない形に、子どもたちもびっくりしてくれるかも? この春、ぜひお子さんと一緒に遊んでみてください。
用意するもの
タンポポの茎
水
バネの作り方
1. まず、タンポポを探しに行きましょう。たくさん生えている場所を見つけました。
2. 茎を長く使えるように、なるべく根元から採取していきます。
3. お花の部分をポキっととります。
4. 細い部分をさらにポキっと折り、20cmくらいにすると遊びやすいです。
5. 指先を使って、繊維に沿ってさいてみると…
6. スルスルとさけていきます!
7. ふたつに分けることができました。指でさくのが難しい場合は、ハサミを使うとキレイにさくことができます。
8. この茎を、水の中に入れて観察してみます。すると…
9. 早速下の茎が丸まり始めました!
10. 先端から、クルクルと自然に丸まっていきます。
11. 上の茎も、折れ曲がるような動きで丸まっていきます。
12. それぞれ異なった丸まり方も、観察していて飽きません。
13. 5分後、このような形になりました。
14. このタンポポの茎を水から取り出し、端を持って伸ばしてみます。すると…
15. 本物のバネのようにスルスルと伸びて、ビヨーン、と伸ばすことができました!
色々な形を作ってみよう
1. タンポポの茎を細くさき、水に浸すとこんな繊細な渦巻きを作ることもできます。
2. 今度は片側だけを、4~6つに割いてみます。
3. 水につけるとクルクルと丸まって…
4. お花のような形ができました!
5. 両側を同じようにさき、水に浸すと、こんな形になります。
6. 茎に爪楊枝を通し、指で弾くと…
7. クルクルと回して遊ぶことができます!
8. 石や葉っぱで顔を作って、頭の部分にクルクルにしたタンポポの茎を置き、クルクルパーマの人を作って遊んでも楽しいですよ。
なぜタンポポの茎は、水につけるとクルクルになるの?
タンポポの茎は、外側の表皮と内側の組織で、性質が異なるためです。外側の部分は、 硬くてあまり水を吸わず、内側の部分は柔らかくて水を吸収しやすい性質を持っています。
水につけると、内側の柔らかい部分がたくさん水を吸ってふくらみ、外側はあまりふくらみません。
そのため、水を吸って内側だけが伸びると、外側との差ができ、このバランスの違いで、クルクルと巻くように変形します。
記事監修

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