年末年始の移動に「ご当地駅弁」がおすすめな理由
移動時間が食育や地理への入り口になる
年末年始の帰省や旅行は、電車での移動時間が長くなりがちです。そんな時間も、ご当地駅弁があれば、学びのきっかけに。その土地でとれる食材や郷土料理を味わいながら、「この食べ物はどこでとれるの?」「どんな地域なんだろう?」と、親子の会話が広がります。地図を見たり、旅先の話をしたりと、移動時間が食育や地理への入り口になるのも魅力です。
土地の名産や文化を自然に話題にできる
駅弁には、その地域ならではの名産品や食文化が詰まっています。説明をしなくても、見た目や味から「その土地らしさ」が伝わるため、親子で無理なく地域の話題につなげられます。旅の途中で食べた駅弁が、帰省先や次の旅行への興味につながることもあります。

外食が混みがちな帰省時でも手軽に楽しめる
年末年始は飲食店が混雑しやすく、食事の時間が読みにくいこともあります。その点、駅弁なら好きなタイミングで手軽に食べられるのがメリットです。移動中や待ち時間にも取り入れやすく、帰省シーズンの心強い味方になってくれます。
親子で楽しめる! ご当地色たっぷり駅弁12選
今回は、親子で楽しみやすく、旅の思い出づくりにもつながるご当地色たっぷりの駅弁を、エリア別にまとめて紹介します。
北海道・東北のご当地駅弁
北海道・東北エリアは、海の幸やブランド肉など、食材の魅力がそのまま駅弁に表れやすい地域です。見た目にも分かりやすく、味の特徴もはっきりしているため、親子で「この地域は何が有名なの?」と話題にしやすいのが特徴。年末年始の移動中にも楽しみやすい駅弁がそろっています。
いかめし(北海道・森駅)
やわらかく煮たイカの中にご飯を詰めた、北海道を代表する駅弁です。シンプルな見た目ながら、海産物が名物の地域らしさが伝わりやすく、子どもにも食べやすい味わい。長年愛され続けている定番の一品です。
いかめし 阿部商店 元祖森名物

北海道・森町の名物として知られる阿部商店のいかめしは、シンプルながらも一度食べると忘れられない味わい。やわらかく煮あげたイカの中に、甘辛い味がしみ込んだもち米とうるち米がぎゅっと詰まり、冷めてもおいしく食べられるのが特徴です。自宅での食事はもちろん、帰省時の手土産や、忙しい日の“ごちそうごはん”としても重宝します。
鮭 石狩鮨(北海道)
北海道産の秋鮭を使った、佐藤水産の押し鮨タイプのお弁当です。スライスした秋鮭をごはんにのせたシンプルな構成で、鮭のうま味とごはんの相性のよさを楽しめます。付属のマヨネーズをかけると味わいが変わり、ひとつのお弁当で二通りの食べ方ができるのも特徴。
鮭ルイベ漬 PH容器400g

佐藤水産の定番商品「鮭ルイベ漬」は解凍するだけで食べられる手軽さながら、食卓に出せば一気に特別感が出る一品。ごはんのお供としてはもちろん、お酒のおつまみや、忙しい日の“あと一品”にも重宝します。冷凍庫に常備しておくと安心な商品で、自宅用だけでなく、北海道らしさの伝わる贈り物としても人気です。
網焼き牛たん弁当(宮城・仙台駅)
仙台名物の牛たんを主役にした、こばやしの「網焼き 牛たん弁当」。紐を引くだけで温かくなる加熱式の駅弁で、香ばしく焼き上げた厚切りの牛たんが麦飯とよく合います。仙台を代表するロングセラー駅弁のひとつで、旅の途中でも手軽に楽しめる一品です。
冷凍仙台名物炭火焼風牛たん弁当

自宅で旅先の味を楽しみたいときに便利なのが、冷凍タイプの牛たん弁当です。電子レンジで温めるだけの手軽さは、忙しい日の食事や、特別感を出したい週末のごはんにもぴったり。冷凍庫にストックしておけば、急な来客時や「今日はしっかり食べたい」という日に重宝します。
復刻版 八戸小唄寿司(青森・八戸)
青森県八戸の老舗・吉田屋が手がける、歴史ある駅弁を復刻した一品です。しめ鯖を中心とした押し寿司は、職人が一切れずつ丁寧に仕込んでおり、伝統の味わいを感じられます。2022年にはJR東日本の駅弁イベント「駅弁味の陣」で特別賞を受賞し、注目を集めました。
青森県産「はれわたり」
駅弁の印象を左右するのは、実はおかずだけでなく「ご飯のおいしさ」。そんな視点で選びたいのが、青森県産の新米「はれわたり」です。冷めても味が落ちにくく、お弁当やおにぎりにしても甘みとふっくら感が続くため、日常使いに向いたお米。駅弁で感じた“ご飯がおいしい体験”を、毎日の食卓で再現したい人にぴったりです。

関東・北陸のご当地駅弁
関東・北陸エリアには、長い歴史を持つ駅弁や、地域の食文化を色濃く反映した一品が数多くそろっています。新幹線や特急の利用が多いエリアでもあり、移動中に立ち寄りやすい駅で購入できるのも魅力。伝統的な押し寿司や海の幸を使った駅弁など、親子で「地域ごとの違い」を感じながら楽しめる駅弁を紹介します。
えび千両ちらし(新潟・新潟駅)
新潟駅で長年人気を誇る海鮮ちらし寿司系の駅弁です。ふわふわの厚焼き玉子が一面にのっていて、その下にはにしんの甘酢漬け、味付けたらこ、鮭ほぐし、蒸しうに、ずわいがにのむき身、海老の甘酢漬け、いくら醤油漬けといった7種類の海の幸がぎっしり詰まっています。新潟産コシヒカリを使った酢飯と豊富な具材の組み合わせは、見た目の華やかさだけでなく味のバランスも良く、旅先での楽しい“宝探し感”を味わえます。
豪華7種海鮮七宝漬
駅弁を楽しんだあとに、家でも手軽にご当地気分を続けたい人におすすめなのが、冷凍ストックできる海鮮丼の具です。流水解凍するだけで使えるため、忙しい日の食事や、少し贅沢したい週末のごはんにも◎。家族で分けて使いやすく、グルメ好きな方へのちょっとした贈り物としても選ばれています。

ますのすし(富山・富山駅)
富山を代表する伝統的な駅弁といえば、創業130年以上の歴史を誇る「源」の「ますのすし」です。酢飯の上に新鮮な鱒(ます)の切り身をのせ、笹の葉で包んで押し固めた押し寿司スタイルで、冷めても味がしっかりと感じられるのがポイント。素材のうま味と酢の風味が絶妙に調和しています。
昆布鱒の寿し
定番の鱒寿しとはひと味違うものを探している人に注目されているのが、「昆布鱒の寿し」です。伝統の味をベースにしながらも、昆布のうま味を重ねることで、全体の味わいがやさしくまとまり、最後まで食べやすい仕上がりに。ご自宅でゆっくり味わうのはもちろん、富山らしさが伝わる贈り物としても。数量や配送条件に限りがあるため、特別感のあるグルメを探している方におすすめ。

利家御膳(石川・金沢)
金沢を代表する老舗料亭・大友楼が手掛ける「利家御膳」は、加賀藩の文化を感じられる人気の幕の内駅弁スタイルのお弁当です。お殿様が乗った籠をイメージしたという重箱に、加賀料理の代表格である治部煮をはじめ、厚焼き玉子巻、笹かまぼこ、焼き魚、蓮根のはさみ揚げなど、季節の食材を生かしたおかずが彩りよく詰められています。伝統的な味わいが楽しめるロングセラー商品。
炙りのどぐろ棒寿し
金沢の駅弁といえば老舗料亭の名前が浮かびがちですが、こちらは大友楼の商品ではなく、石川で100年以上弁当作りを続けてきた「駅弁たかの(高野商店)」が手がける一本です。炙りのどぐろと昆布の組み合わせは石川らしさをしっかり感じられ、冷凍で届くため自宅でも気軽に楽しめるのが魅力。贈答用として“間違いのない北陸グルメ”を探している人にもイチオシ。

だるま弁当(群馬・高崎駅)
群馬・高崎駅を代表する名物駅弁が、高崎弁当(たかべん)の「だるま弁当」です。赤いだるま型の容器が印象的で、発売は1960年。半世紀以上にわたって親しまれてきたロングセラー駅弁です。中には茶飯の上に、山菜煮や鶏八幡巻、花豆、こんにゃくなどが彩りよく詰められており、素朴ながらも滋味深い味わいが楽しめます。親子で「だるまって何?」と話題を広げやすい一折です。
KISHUまげわっぱ 弁当箱 -だるま 赤-
駅弁をきっかけに、お弁当そのものを楽しみたくなった人におすすめしたいのが、だるまモチーフの曲げわっぱ弁当箱です。赤いだるまの絵柄は縁起がよく、毎日のお弁当時間を少し前向きな気分にしてくれる存在。木の風合いがご飯の水分をほどよく調整してくれるので、いつものおかずでもおいしさが引き立ちます。だるま弁当が好きな方へのプレゼントや、「お弁当生活を始めたい」タイミングの相棒としても選びやすいアイテムです。

中部・関西のご当地駅弁
中部・関西エリアには、土地の食文化や歴史が色濃く反映された駅弁が多くそろっています。山の幸や海の幸を生かした郷土色のある味わいに加え、老舗の技や地域ならではの工夫が感じられるのも魅力。
モー太郎弁当(三重・松阪駅)
三重・松阪駅の名物として知られるのが、あら竹の「モー太郎弁当」です。牛の形をしたユニークな容器が目を引き、中には松阪牛を使ったそぼろや煮込みがたっぷり。甘辛い味付けで、ごはんが進む味わいです。見た目のインパクトだけでなく、松阪牛という地域を代表する食材を気軽に楽しめるのも魅力。食後も容器を持ち帰れるため、旅の思い出として親子で楽しみやすい駅弁です。
松阪名物 黒毛和牛 モー太郎弁当
松阪らしさをしっかり感じられる返礼品を探しているなら、「モー太郎弁当」は外せない存在です。届いた瞬間から食べるまでのワクワク感も含めて体験型のグルメとして楽しめるのが魅力。家族で味わう特別な食事や、記念日・ごほうびごはんとしても満足度が高く、松阪市ならではの名物を自宅で楽しみたい人に選ばれています。数量や組み合わせを選べる点も、用途に合わせやすいポイントです。

柿の葉ずし(奈良・吉野口駅ほか)
奈良を代表する郷土の味「柿の葉ずし」は、平宗の看板商品として長く愛されてきた一折です。新鮮な鯖や鮭の切り身を酢飯にのせ、柿の葉で包んでしっかりと押し込んだこの寿司は、柿の葉の香りが程よく移り、素材のうま味とともに郷土らしい味わいを楽しめます。もとは奈良の保存食から発展した伝統食で、長時間の列車旅でも食べやすく、帰省や行楽シーンのお弁当としてもぴったり。平宗は160年以上の歴史を持つ老舗で、SNSでは季節の柿の葉ずしや限定の具材バリエーションも紹介されています。
柿の葉ずし 平宗
きちんと気持ちを伝えたい贈り物には、老舗の味を詰め合わせた柿の葉ずしのセットが心強い選択肢になります。木箱入りで熨斗やメッセージカードにも対応しているため、季節のあいさつやお祝い、内祝いなど幅広いシーンに使いやすいのが魅力。複数のネタを少しずつ楽しめるため、家族で分け合ったり、集まりの席に用意したりするのにも向いています。

中国・九州のご当地駅弁
中国・九州エリアには、海の幸や山の幸、郷土料理を生かした個性豊かな駅弁がそろっています。瀬戸内の魚介や九州ならではの食文化など、地域色がはっきりしているのが特徴で、駅弁ひとつからその土地の魅力を感じやすいのもポイント。年末年始の長距離移動や帰省の道中に、旅気分をぐっと高めてくれるご当地駅弁を紹介します。
あなごめし(広島・宮島口駅)
広島・宮島への玄関口、宮島口駅で長く愛されている「うえの」のあなごめしは、日本の駅弁を代表する名作のひとつです。ふっくらと炊きあげた酢飯に、香ばしく煮た穴子をたっぷりとのせ、刻みのりをちらしたシンプルながら深い味わいが特徴。
あったかおうち駅弁 あなごめし
兵庫・姫路の老舗駅弁屋が手がけるこちらの穴子めしは、温めるだけで一食が完成する手軽さがポイント。忙しい日の食事や、帰省中のストック、外出を控えたい時期の“ご当地気分”にも重宝します。関西らしい味わいを家で楽しめる一品として、家族用にも贈り物にも選びやすいセットです。

大山豚ステーキ弁当(鳥取・鳥取駅)
鳥取駅の人気駅弁「大山豚ステーキ弁当」は、地元・鳥取のブランド豚である大山(だいせん)豚を贅沢に使った一折です。香ばしく焼き上げた厚めの豚ステーキはジューシーでありながら柔らかく、特製ソースとの相性も抜群。ご飯とのバランスも考えられた味付けで、旅の途中の腹ごしらえにもぴったりです。地元の誇る食材を使い、素材のうま味を存分に楽しめる内容は、親子でシェアしたり、帰省中の食卓にも好評の駅弁。
大山豚手造りロールステーキ
駅弁と一緒に楽しみたい、ご当地のお取り寄せグルメとして注目したいのが、鳥取県産・大山豚を使ったロールステーキです。冷凍で届き、焼くだけでメインのおかずになる手軽さは、忙しい日の夕食やお弁当のおかずにも便利。やわらかく食べやすいので、家族みんなで楽しめるのもポイントです。

かにめし(鳥取・鳥取駅)
鳥取県を代表する駅弁のひとつ、アベ鳥取堂の「かにめし」は、ズワイガニのうま味がぎゅっと詰まった贅沢な一折です。炊き込みご飯の上にふんだんにのせられたカニの身と、カニの香りが広がる味わいは、鳥取ならではの海の恵みを堪能できます。重箱や見た目のデザインにも工夫があり、持ち帰って食べるだけで旅の思い出に。
山陰 鳥取かにめし
旅先で味わったご当地の味を、日常の食卓でも楽しめるのが冷凍タイプのかにめしの魅力。電子レンジで温めるだけなので、忙しい日の昼食や、少し特別感を出したい日のごはんにもぴったり。冷凍庫にストックしておけば、急に“今日は海鮮気分”というときにも重宝します。鳥取らしい味わいを手軽に楽しめる一品として、自宅用はもちろん、グルメ好きな方への贈り物にも選びやすい商品です。

かしわめし(福岡・折尾駅)
福岡・北九州の老舗駅弁メーカー 東筑軒(とうちくけん) の看板駅弁「かしわめし」は、大正10年創業以来100年以上愛され続ける伝統の味です。鶏のだしで炊いたご飯に、柔らかく煮た鶏肉と卵を組み合わせ、シンプルながら深いうま味が楽しめる一折。SNSでも「折尾といえばかしわめし!」と話題になるほど親しまれており、帰省や旅のお供にぴったりです。
東筑軒 冷凍かしわめし 3食
折尾駅の名物のかしわ飯を、自宅で気軽に楽しめる冷凍タイプ。温めるだけで一食が完成するため、忙しい日のごはんや、少し懐かしい味が恋しくなったときにも重宝します。北九州のソウルフードとして長く愛されてきた味を、まとめてストックできるのもポイント。普段の食事用はもちろん、地元の味を知っている人への贈り物にも選びやすい商品です。

年末年始の帰省は、駅弁での楽しさをプラス
年末年始の移動時間はどうしても長くなりがちですが、ご当地駅弁があればその時間も旅の楽しみに変わります。今回紹介した駅弁は、土地の名産や食文化が感じられるものばかり。食べながら「これはどこの名物?」「どうしてこの料理が有名なの?」と会話を楽しんでみてください。
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文・構成/HugKum編集部
