人見知りの息子。幼稚園と自主保育、どちらを選ぼうか迷っています【保育者歴46年・柴田愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴46年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

人見知りの子は、幼稚園と自主保育どっちが向いていますか?

息子は、人見知りです。公園に行っても、ほかの子がいるところには近づけず、誰もいない遊具で遊んでいます。大勢の中には入っていけないのですが、友達の家などに遊びに行くと、子ども同士で遊ぶので、友達を必要としていない訳ではなさそうです。むしろ友達に興味はあるように見えます。

少し先の話ですが、幼稚園がいいのか、それとも自主保育にするか検討し始めています。私自身は、人との関りが密な自主保育に興味があるのですが、人見知りでも交わっていけますか。自主保育は、たくましい子が多いように感じますが、圧倒されて縮こまったりしないでしょうか。

(2歳3ヵ月の男の子のママ)

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息子さんはまだ人馴れしていないだけ。保育機関は多様化しています。

息子さんが人見知りと言うことですが、人を拒否しているわけではないようなので、まだ人馴れしていないだけだと思います。ですから、人見知りだから幼稚園か自主保育かと判断する必要はないと思います。

いま、幼児の保育機関としては「幼稚園」「こども園」「保育園」「自主保育」「森のようちえん」などがあります。幼児園や認可外保育施設もあります。かなり多様化している時代と言えます。

共働きで保育に欠ける子どもは「保育園」。幼稚園と保育園とを兼ねそろえたような「こども園」。主に専業主婦で子どもの育ちを見守りたい人は「幼稚園」。

これらは施設です。これでは人数も多すぎるし、親同士の考えも伝え合いながら見守っていきたいという親が自主的に立ち上げているのが「自主保育」「森のようちえん」で人数も少ないです。このなかでも保育者が主催しているところ、親が保育者を雇って保育しているところ、親だけで主催運営しているところと多種多様な形態をとっています。

お子さんもあなたも自然になじめそうなところを園を選んで。

ともかく、通うことが可能なところをお子さんと見て歩かれたらいかがでしょう。

お子さんの表情が和らいで安心して見ているようなところがいいのではないでしょうか? 緊張して後ずさりしてしまうところはむずかしいかもしれません。お子さんもあなたも自然と混じり合って通えそうなところをお薦めします。

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柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて36年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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