お弁当におすすめなれんこんのレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。作り置きできる煮物や、ハンバーグやオムライス、混ぜご飯などの子どもに人気のメニューも!れんこんのシャキシャキ食感がアクセントになって、飽きずに食べ進めてくれそうです。
お弁当におすすめ!れんこんの作り置き
【1】筑前煮
フライパンで作れば炒め煮もくっつかず、火の通りも早い!多めに作っておけば常備菜としても◎。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
鶏もも肉 1枚
にんじん 1/2本
エリンギ 2本
大根 4cm
れんこん 4cm
サラダ油 大さじ1/2
【A】
水 150cc
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ4
砂糖 大さじ3
◆作り方
【1】鶏肉とにんじん、エリンギは一口大に切り、大根とれんこんは1cm幅のいちょう切りにする。
【2】【A】を合わせる。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【1】を炒め、【2】を加え、弱火で20分ほど煮る。
◆ポイント
鍋で炒めるより、具材がくっつかないからラク。そのまま水と調味料を入れて煮込めば、面積が広いぶん火の通りが早く、味も早く染み込みます。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室 Assiette de KINU」を 主 宰。男の子のママでもある。
『ベビーブック』2011年2月号
【2】ふんわりつくねとうずら卵の甘辛煮
れんこんをおろして肉に混ぜると、つくねが柔らかな仕上がりに。甘辛なたれに食欲増進効果あり!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
れんこん(小) 1節(130g)
鶏ひき肉 200g
うずらの卵の水煮 5~6個
ごま油 大さじ1
【A】
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
塩 少々
◆作り方
【1】れんこんは洗って皮ごとすりおろす。ボウルにひき肉、塩とともに入れ、粘りが出るまでよく混ぜ、食べやすく丸める。
【2】フライパンを中火で熱し、ごま油をなじませて【1】を入れ、両面に軽く焦げめがつくまで焼く。軽く油を拭いて、【A】とう ずらの卵を加え、煮汁が絡むまで煮込む。
*ミニトマトをあしらっても。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
調理師、国際中医薬膳 師・中医師。旬の食材 の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理 が人気。NHK『あさイチ』などテレビでも活躍 中。一女の母。
『ベビーブック』2017年2月号
お弁当にぴったり!れんこんのおかず
【1】えびと野菜のピンチョス
えびにまぶした片栗粉で、サクッと軽い食感に。れんこんは素材の味が引き立つ素揚げに、マヨネーズが全体をまとめてくれます。
◆材料
(12個分)
むきえび(大) 12尾
れんこん(細め) 1節
きゅうり 2本
【A】
酒 小さじ2
塩・こしょう 各少々
溶き卵 大さじ1
オリーブ油 小さじ1
塩・揚げ油 各適量
片栗粉 大さじ2
マヨネーズ 少々
◆作り方
【1】えびは背ワタを除いて、塩をふってもみ、水洗いする。水気をきって、【A】につけて5分ほどおく。片栗粉をまぶして油で揚げる。
【2】れんこんは皮をむいて薄切りにし、素揚げして、塩をふる。
【3】きゅうりは皮をピーラーで5mmおきにむき、2cm厚さの輪切りにする。
【4】【3】の上にマヨネーズを絞り、【1】と【2】をのせてピックでさす。
※ピックや竹串を使うものは、必ず子どもに食べさせる前に抜いてわたすか、おうちの方が食べさせてあげてください。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2011年10月号
【2】れんこんひじきハンバーグ
根菜と海藻を加えてシャキシャキした歯ざわりに!れんこんとひじきを合わせた体にも良いアレンジハンバーグです。普段ひじきをあまり食べない子供にもオススメです。常備してお弁当にも!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 200g
れんこん 小1/2節
ひじき 2g(戻して20g)
【A】卵 1個
パン粉 大さじ3
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
サラダ油 小さじ1
【B】トマトケチャップ 大さじ2
牛乳 大さじ1
◆作り方
【1】れんこんは粗く刻んで、水にさらし、水けを拭く。ひじきはたっぷりの水に15分つけて戻し、よく洗って水けを拭く。
【2】ボウルにひき肉を入れて指先で1分練り、【1】と【A】を加えて2分練り、8等分して円盤形に丸める(時間があれば冷蔵庫に20分おく)。
【3】フライパンにサラダ油をひいて【2】を並べ、中火で5分焼き、焼き色がついたら返して弱火にし、ふたをして4分焼く。
【4】器に盛って、混ぜ合わせた【B】をかける。
教えてくれたのは
青木恭子さん
小田真規子主宰のスタジオナッツ所属。2つの保育園に7年間、栄養士として勤務。0歳児の離乳食~5歳児の給食とおやつ作りを担当。現在は、雑誌やWEBなどで活躍。
『ベビーブック』2014年3月号
【3】れんこんのはさみバーグ
いつものハンバーグもプラス根菜でかみごたえUP!よく噛むのでお腹も満足!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
れんこん 直径6cm×5~6cm
玉ねぎ 1/4個
【A】
合いびき肉 250g
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
溶き卵 1/2個分
パン粉(乾)1/2カップ
小麦粉 適量
サラダ油 小さじ1と1/2
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切りにし、サラダ油小さじ1/2で透き通るまで炒めて冷ます。
【2】れんこんは厚さ4~5mmの輪切り12枚にし、サッと水にさらして水けをふき、片面に小麦粉を薄くまぶす。
【3】ボウルに【A】を合わせて【1】をよく混ぜ、6等分にする。【2】の小麦粉がついている面を内側にして2枚1組で肉ダネを挟み、しっかりと手で押さえて形を整える。
【4】フライパンに残りのサラダ油を熱し、【3】の両面を中~強火で焼き、焼き色がついたら弱火にしてふたをし、中まで火を通す(約8分)。
*お好みでトマトケチャップやポン酢しょうゆを添える。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。家族 のために作り続けてきたおいしくて、栄養バランスのよいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『ベビーブック』2015年9月号
【4】むね肉と根菜の混ぜご飯
具を甘辛く煮て、根菜と一緒に炊き込みます。ごまをふって香ばしさと栄養価をアップさせて。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏むね肉 1/2枚 (180~200g)
にんじん 60g
れんこん 60~70g
【A】
水 1/2カップ
酒 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ2
温かいご飯 400g
白炒りごま 適宜
◆作り方
【1】むね肉とにんじんは小さい角切りにする。れんこんは3~4mm幅のいちょう切りにし、酢水(分量外)に2~3分さらして、水気をきる。
【2】鍋に【A】を入れて煮立て、【1】を加えて中火にし、汁気がほとんどなくなるまで時々混ぜながら煮る。
【3】ボウルにご飯を入れ、【2】と白炒りごまを加えてよく混ぜ合わせる。
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
料理研究家。総菜から保存食まで幅広いジャンルを得意とし、だれでも簡単に作れるシンプルでおいしいレシピが好評。
『ベビーブック』2017年10月号
【5】れんこんオムライス
いつものオムライスにれんこんを入れてみたら、驚きのシャキシャキ感でおいしさ倍増!
◆材料
(3~4人分)
ご飯 茶わん3杯分
ウインナー 3本
玉ねぎ 1/4個
れんこん 1/2節
オリーブ油 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ4
塩 少々
【A】
卵 4個
牛乳 大さじ3
塩 少々
バター 10g
サラダ菜 適量
◆作り方
【1】ウインナーは1cm幅の輪切り、玉ねぎはみじん切りにする。れんこんは1cm角のサイコロ状に切って酢水(分量外)にサッとさらし、水気を切る。
【2】フライパンにオリーブ油を入れて熱し、【1】を中火で炒める。具材に火が通ったらご飯を加えてさらに炒め、トマトケチャップ、塩で味を調えて皿にこんもりと盛り付ける。
【3】ボウルに を入れて混ぜる。
【4】きれいにしたフライパンにバターを入れて熱して【3】を入れ、強火にしてサッとひと混ぜする。好みの固さまで加熱したら【2】に被せる。
【5】【4】にサラダ菜を添え、好みでトマトケチャップ(分量外)をかける。
◆ポイント
1cm角のれんこんをたっぷり入れて。
教えてくれたのは
渥美まゆ美さん
あつみまゆみ/管理栄養士。フードコーディネーター。健康運動指導士。保育園勤務で子どもの料理提供に関わる。料理講師やセミナー講師などフリーランスで活動後、「株式会社Smile meal」を設立。食育など食と健康に関わる活動を行う。2児の母。
『めばえ』2018年1月号
【6】鶏肉と根菜ご飯|ご飯も味付き!炊き込みご飯のおにぎり
とっても具だくさん!和風だし風味でご飯とよく合い、どんどん食べてしまいそう。肉の柔らかさ、レンコンのサクサクとした食感、一つ食べるだけでおいしさをたくさん感じられるおにぎりです。
◆材料
(米2合分)
米 2合
鶏もも肉 150g
塩 小さじ1/4
れんこん、にんじん、ごぼう 各50g
【A】
だし汁 320ml
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1
◆作り方
【1】鶏肉は2cm角に切り、塩をもみ込む。れんこんはいちょう切り、ごぼうはささがき、にんじんは長さ2cmの細い棒状に切る。
【2】米は洗って炊飯器に入れ、【A】を入れてひと混ぜする。【1】をのせ、平らに広げて炊く。
【3】炊き上がったら蒸らして全体をよく混ぜ、1個分40~50gを取り分けて握る。
教えてくれたのは
関岡弘美さん
料理研究家。出版社で料理雑誌の編集に携わった後、渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校にてグラン・ディプロムを取得。2008年に帰国後は、雑誌やテレビ、広告、イベントなどで活躍。おもてなし料理とワインの教室も主宰。
『めばえ』2017年11月号