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子どもの習い事として「習字」を選ぶメリット
水泳やピアノ、英会話など、子どもの習い事にはたくさんの種類がありますが、その中でも人気なのが「習字」。では、子どもが習字を習うととんなメリットがあるのでしょうか。
きれいな字を書けるようになる
習字を習う最大のメリットは、きれいな字を書けるようになるということ。どうやって書いたら左右、上下にバランスのとれた字を書けるかということを習うので、ひとつひとつの文字をきれいに書けるようになっていくでしょう。きれいな字が書けると、大人になって社会人になったときに書類などの印象がよくなり、まわりから信頼されやすくなります。パソコンやスマホが当たり前の時代ですが、きれいな字を書けるということは大人になったときによりメリットを実感できるかもしれません。
正しい姿勢が身につく
だらしない姿勢では習字は行えませんし、書道教室では習字のときの正しい姿勢から習います。はじめは慣れない姿勢だと疲れてしまうかもしれませんが、正座になって背中をまっすぐ伸ばした、正しい姿勢を学ぶことができて、やがてその姿勢が自然と体に身についていくでしょう。
集中力が身につく
子どもなら友だちと騒いだり遊んだりしたくなるものですが、習字はひとつの文字を書くのに精神を統一して時間をかけながら、集中していくもの。そのため、習字を習うことで、ひとつのことに集中する力が養われていきます。集中力が身につけば、学校の授業などでその効果が発揮できることも。
習字を習わせるデメリット
一方、子どもが習字を習うことで考えられるデメリットは何なのでしょうか。習字の習い事ではメリットの方が大きくデメリットは少ないですが、ここでは代表的なものをいくつかピックアップしましょう。
「意味ない」と考える意見も
習字を習うことに対して「意味がない」という意見もあるようです。そんな方たちは、「パソコンを使う時代だから字を書く必要性がない」、「わざわざ字を習う必要はない」という考えからきているもの。ただ、習い事として子どものうちから、きちんと習っておくことを大切と考えるパパ&ママが多いことも事実でしょう。
大人になっても習える
習字の習い事というと、大人になってから始める方も少なくありません。例えば英会話などは、小さいうちから習っておくことでヒアリングや発音の力を自然と身につけることができます。それと比べると、習字は子どものうちにやる必要性はそれほどないのかもしれません。しかし、大人になってから習字を習う人が多いということは、大人になってから字をきれいに書けることの大切さに気づく人が多いということでもあります。
習字は何歳からから習える?始めたきっかけは?
習字は何歳から習い始めることができるのでしょうか? またいつまで続けられるのかも確認しておきましょう。
習字を始めるのは何歳からがいい?
子どもが習字を習うとき、何歳から始めるのが効果的なのでしょうか。習字では文字を書いていくので、ある程度の文字の読み書きができないうちは、習い事に通ってもあまり意味がありません。また小さいうちは、じっと落ち着いていることも難しいかもしれません。習字を習うのなら、小学校低学年の頃から始めると良いでしょう。
いつまで続けられるの?
子どもが通う習字教室はいつまで続けることができるのでしょうか。子ども向けの書道教室の場合、幼稚園から中学生くらいが対象になっていることが多いようです。小学校低学年頃から始めれば、高学年や中学生になる頃には毛筆に慣れていくでしょう。ひとつのことを長く続けていくという面でも、ぜひある程度の期間は通い続けることを考えてみましょう。
習字の習い事を始めた理由とは?
HugKumでは、5~12歳のお子さんがいるママやパパに、お子さんに「習字」の習い事をさせているか、始めた理由は何か、アンケート調査してみました。
「友達の影響で習い始めたのですぐに飽きると思ったけど、意外と楽しんで続いてます」(40代・福井県・子ども1人)
「子どもが自分から賞を取りたくてやりたいと言い出したことがきっかけ」(40代・埼玉県・子ども2人)
「幼稚園入園前から、字を覚えさせるために習わせました」(40代・埼玉県・子ども3人)
「始めたきっかけはチラシをもらった事です。 自分の名前は一生書き続けるので、きれいな字で書いてほしいと思っています。 検定にも合格し、どんどん上達しているように感じます」(40代・東京都・子ども2人)
アンケートでは、お子さんが自分からやりたいと言い出したことがきっかけ、近くに教室がある、自分の名前をきれいな字を書いてほしい、字を覚えるために、などの理由が聞こえてきました。
書道教室の選び方
では子どもが書道教室に通うとき、どんなポイントで書道教室を選んでいけばいいでしょうか。
家から近いところがベター
通うのに遠い場所にあると、送り迎えも大変になります。また、道具などの荷物や、書き終わった作品の持ち帰りなどもあるので、あまり遠くないところがよいでしょう。
月謝や費用はどれくらい?
子どもの書道教室にかかる費用は、月謝が5,000円前後で入会金が5,000円程度が多いでしょう。そのほか、最初に書道セットを自分で用意しなければならないため、その費用として5,000円~10,000円ほどがかかります。また、全国規模の書道教室と、地域で開かれている小規模の書道教室でも、費用は若干異なります。
子どもが通える書道教室のおすすめ
ここで子ども向けのおすすめ書道教室をご紹介します。どれも全国展開しているため、各地に教室があり、自宅から通いやすい教室を見つけることができます。
「日本習字」
「正しい文字・美しい文字」の普及活動を展開した原田観峰氏が開いた、歴史ある書道教室。幼児から中学生が対象の「幼児部」、「小学部、「中学部」があります。
「日本書道教育学会」
創立から70年以上がたつ「日本書道教育学会」は、全国で2000か所の教室を展開している機関です。
「くもん書写」
KUMONグループの「くもん書写」は、全国の子どもたちが習字を習うことができる教室。小学生以下のお子さんにおすすめの「かきかた」や「毛筆」の教科から選ぶことができます。
「墨庵Kids」
「墨庵Kids」は3歳から中学校3年生までの子どもが通える書道教室です。鉛筆を持つことにまだ慣れていない子供でも、鉛筆や筆の持ち方からきちんと指導してもらえます。
「習字の筆っこ」
正しい鉛筆の持ち方や美しい姿勢、自分の名前をきれいに書くことからはじめていく書道教室。毛筆、硬筆ともに、きれいな字が書けるようになります。特徴は、教室の先生からの指導と映像を使ったの「ビジュアル」指導のハイブリッド授業で、言葉や映像で伝えることを最大限活用しています。
書道教室に通うなら書道セットが必要に!
子どもが書道教室に通うことになったら、最初に用意しなければならないのが、書道セット。子どもが楽しく通えるように、喜びそうなデザインのものを選んであげましょう。
女の子用「日本製 特製太筆 書道セット ロイヤルネイビー」
手持ちまたはショルダーバッグタイプになる、書道セット。コシが強く書きやすいあかしや製の筆のほか、軽量すずり、墨液などが一式セットになっています。
女の子用「あかしや 書道セット プリティーリボン」
学校での習字の授業にも使える書道セットで、デザイナーが手がけたモデルです。バッグには、女の子が喜びそうなハートとリボンがあしらわれています。
男の子用「PUMA<プーマ> 書道セット」
男の子に人気のプーマの書道セット。カーボン柄の合皮を使用しています。男の子向けの入学祝いやギフトにも利用されています。
男の子用「書道セット ワイルドドラゴン」
メカニックなドラゴンがプリントされたバッグで、男の子が「かっこいい」と気に入りそう。汚れをふきとる際に便利なタオルつき。
習字を習って、きれいな字が書ける子どもに
大人になってから「きれいな字が書ける人はいいな」と思った方もきっといるのではないでしょうか。美しい字が書ける方は周囲から信頼されたり、丁寧な人と見られたりするメリットがあるものです。小さいうちから子どもに習字を習わせると、きっと将来「よかった」と思うでしょう。子どもが興味を持ったのなら、書道教室に通うことを考えてみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部