空手の習い事は何歳から?子供の心身を強く育む!流派や空手教室の選び方を知ろう

2020年の東京オリンピックで正式種目になった空手は、今、子供の習い事としても注目されています。そこで今回は、子供の習い事としての空手のメリット、子供にふさわしい空手の流派、空手教室の選び方を解説。さらに、おすすめの空手教室や胴着&サポーターをピックアップしてご紹介します。

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空手を習えば、心身の強さが身につく!

子供の習い事「空手」のメリット

力強さやキレ、迫力が感じられる空手。それを習うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

心身の強さを手に入れられる!

空手では、同じ動作を何度も繰り返し、「形(型)」を習得していきます。そのとき、手足の先まで集中を要します。練習することで、体を鍛えられることはもちろん、集中力や忍耐力が身につきます。

また、空手では、自分と向き合う場面がたびたびあります。たとえば、「形(型)が覚えられない」、「強い相手に勝てない」などです。しかし、稽古を重ねてそれらを乗り越えると、自信をつけることができ、強い自分になれるでしょう。

礼儀作法が身につく

空手は、礼儀を重んじる武道で、礼に始まり礼に終わります。ですので、空手教室でも、まず、礼の仕方や正座の仕方などの礼儀作法を学びます。また、道場の師範や先輩と関わることで、挨拶や返事もハキハキとできるようになり、敬語も自然に使えるようになるのもメリットです。さらに、空手を練習することで、体幹が鍛えられるため、姿勢も良くなります。

自分の体を守ることができる

空手の形(型)や組手の練習を繰り返すことで、自分が攻撃されたときに自分の身を守ることができるようになります。これは、自分の身に危険が迫った時にとっさに体が反応でき、多いに役立ちます。

子供の習い事にふさわしい空手の流派は?

空手には、大きく分けて「ノンコンタクト空手」と「フルコンタクト空手」の2つがあります。それぞれ流派があり、ルールや特色が異なります。ここでは、ノンコンタクト、フルコンタクトの特徴と流派をご紹介します。

ノンコンタクト空手の流派

ノンコンタクトとは、寸止め空手のことで、伝統空手、伝統派などと呼ばれることもあります。寸止めですので、直接打撃をしません。寸止め空手は、伝統空手とも言い、4大流派が有名です。その流派には、「和道流(わどうりゅう)」、「剛柔流(ごうじゅうりゅう)」、「糸東流(しとうりゅう)」、「松涛館流(しょうとうかんりゅう)」などがあります。

フルコンタクト空手の流派

フルコンタクト空手とは、直接打撃制(フルコンタクト )の空手のことを言います。ですので、相手に直接突きや蹴りなどを当てる空手です。
フルコンタクト空手の流派には、「極真会館(きょくしんかいかん)」、「正道会館(せいどうかいかん)」、「芦原会館(あしはらかいかん)」、「士道館(しどうかん)」などがあります。

女の子、男の子によって習わせたい流派は違う?

女の子、男の子によって習わせたい流派に違いはありませんが、お子さんの空手を習う目的が何なのかによります。たとえば、形(型)がしたいのか、組手にしたいのかなどです。そこから、流派を選ぶことをおすすめします。

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空手教室の選び方

空手教室を選ぶときには、入会できる年齢、月謝などが気になりますよね。ここでは、それらを解説します。

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空手教室はいつから?月謝の相場は?

いつから習える?何歳から始められるの?

空手道場に通える年齢は、幼稚園の年中さんくらいからです。教室によっては、それより前から通えるところもあるので、教室に直接相談してみるとよいでしょう。

月謝や費用、かかるお金はどれくらい?

空手教室の月謝は3,000~8,000円が相場のようです。入会するときに、入会金が必要な教室もあります。また、スポーツ保険の加入や、胴着や防具などの費用がかかることを念頭においておきましょう。

子どもが通える空手教室のおすすめ

さまざまな流派がある空手は、教室によっても特色が異なります。多くの教室でお試し体験ができるので、興味がある教室を訪れてみてはいかがでしょうか。

「極真会館」

極真会館は、武道家・大山倍達氏が創設した空手団体です。日本全国に道場があり、公式ホームページ内で検索することができます。こちらには、「青少年の部(18歳までの男女)」があり、礼儀、型、組手などを習うことができます。また、稽古によって、自分の痛み・苦しさを知り、他人への思いやりも身につきます。

極真会館

「正道会館」

大阪に総本部道場がある正道会館。正道会館と聞くと、空手はもちろん、K-1でもその名を耳にした聞いたことがあるのではないでしょうか。こちらでは、世界でも通用する空手をモットーに、突き蹴りだけでなく体捌きや崩し技などを分かりやすくお伝えするためのカリキュラムが用意されています。空手の少年部は5歳から入会できます。
公式ホームページには、全国にある道場一覧があるので、そこでお住まいの近くの道場をさがしてみてください。

正道会館

「SSKCキッズ」

SSKCキッズは、新宿スポーツ空手道クラブ(SSKC)が母体となり、2016年1月より活動をスタートした教室です。こちらの教室では、幼少期の環境がお子さんの成長にとって重要であるとの考えから、キッズクラスは幼児(年中)から積極的に受け入れています。礼儀作法を重視し、お子さんの集中力を高め、心身のバランスを整える事でそれらを学業等に生かせるようなレッスンを展開しているのが特徴です。

SSKCキッズ

「東京空手倶楽部」

東京空手倶楽部は、東京を中心に、国内に1350支部、海外に250支部を擁する全日本空手道連盟和道会の正規加盟団体です。年齢や稽古スタイル、空手の経験や目標から、幼児部、児童部、親子空手、一般部の4つのカテゴリーを設定。幼児部は3歳からはじめられます。また、一部のコースではオリンピック優勝へ向けた幼児・低学年児童からの選手育成コースも開設しています。

東京空手倶楽部

「太西会」

太西会は、大阪に複数の支部をもつ道場です。伝統ある糸東流空手道の技術を継承するとともに、オリンピックや国際大会、全国大会などスポーツ空手への挑戦をしています。指導科目は、空手道の形・組手、および、琉球古武道です。

通常クラスでは、スポーツ空手と武道空手の両面を取り入れ、初級者から黒帯の上級者までが一緒に練習をおこなっています。選手クラスは、選手として競技に特化した技術の習得と体力づくりをおこなっています。4歳頃から入会できます。

太西会

空手教室で使う胴着&サポーターのおすすめ

空手教室に通い始めたら、用意したいのが胴着です。また、初心者であれば、自分の体を守るサポーターも用意しておくと怪我を防ぐことができます。ここでは、おすすめの胴着とサポーターをご紹介します。

空手胴着 綿100% 3点セット 男女兼用 サイズ

空手胴着 綿100% 3点セット 男女兼用 サイズ
空手胴着 綿100% 3点セット 男女兼用 サイズ

柔軟で、肌に優しくい100%コットンを使用した空手着です。吸汗性に優れ、風通しも良くて、生地が比較的に薄いのが特徴。夏に着ると、さらに涼しさを感じます。下衣のすそは、6本のステッチでしっかり縫われているので、激しい動きでも心配ありません。

PHENOMフェノム【軽量速乾】子供用空手着「拳豪A1」

PHENOMフェノム【軽量速乾】子供用空手着「拳豪A1」
PHENOMフェノム【軽量速乾】子供用空手着「拳豪A1」

組手におすすめの空手着です。ポリエステル100%を使用し、軽量で速乾性に優れています。サラッとしていてべたつかず、また、裏地がエンボス加工のため非常に動きやすいのが特徴です。脇や、パンツの一部にはメッシュ素材を使用し、通気性をよくしています。パンツはゴムとひもで固定されているので、お子さんでも脱着が楽にできます。

アディダス adidas アディスター 空手衣 (上下セット、白帯付)

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アディダス adidas アディスター 空手衣 (上下セット、白帯付)

ポリエステル素材100%の空手衣です。丈夫なのに薄い生地だから、軽くて動きやすいのがポイント。上着とズボンにアディダスロゴ(刺繍)が入っていてかっこいいところも人気の理由のひとつのよう。

ボディメーカー(BODYMAKER) レッグサポーターレギュラー

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ボディメーカー(BODYMAKER) レッグサポーターレギュラー(1組) KD012

空手は、素手、素足で打ち合うのが基本ですが、練習にはスネやヒザ、拳のサポーターが必要不可欠。特に初心者はサポーターを付けて練習することで、安全に身体が鍛えられていきます。こちらのレッグサポーターは、強度の高いナイロンと、伸縮性に優れたラバーコットンを使用。そのことで、足のサイドまでしっかりとサポートしてくれます。サポーターは自分の身体にきちんとフィットするものを選んでくださいね。

MIZUNO(ミズノ) 空手 サポーター リバーシブル拳サポータ

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MIZUNO(ミズノ) 空手 サポーター リバーシブル拳サポータ

拳サポーターは、手の甲や拳頭を守るための防具。こちらの拳サポーターは、ノンコンタクト(寸止め)用です。フィット性・通気性・衝撃吸収力もしっかりしているのが特徴。これひとつでレッド・ブルーを兼ねるリバーシブルで使えます。

心も体も強い自分になれる!空手をはじめよう

自分を向き合うことができ、心身ともに強くなれる空手。小さい頃から習うと、いじめとも無縁で過ごせるのではないでしょうか。空手を習って見たい方は、お子さんと一緒に、ぜひお近くの道場を訪れてみてくださいね。

 

文・構成/HugKum編集部

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