リカちゃんを通した〝ごっこ遊び〟が豊かな心を育む
着せ替え人形「リカちゃん」について、お話を伺ったのは発売元『タカラトミー』の沼田瑞穂さんです。沼田さんによると、リカちゃんは1967年の誕生以来、時代ごとのトレンドを取り入れながら、4度のモデルチェンジを経て、幅広い世代に親しまれているそうです。

「リカちゃんは、時代ごとに子どもたちの憧れを形にしてきました。また、『Be Colorful! みつかる、じぶんの夢』というメッセージを掲げています。これは、子どもたちがリカちゃんを通して自分らしさを表現し、ワクワクする夢を見つけ、それをかなえるためのお手伝いをするというものです」(以下「」内、全て沼田瑞穂さん)

リカちゃんなどの人形を使った〝ごっこ遊び〟は、生活の中に夢をもたらし、自分がなりたい将来像を明確にしやすかったり、協調性や社会性も育んだりするという研究結果もあるそうです。
「リカちゃんのママなど複数の着せ替え人形で遊んだ経験をもつお子さんは、自分とは違う役割遊びを通じて、他者の視点を持つ経験ができ、自分のことも周りのこともしっかり見えるようになりやすいとも言われているんですよ」

それぞれの〝好き〟が見つかる「リカちゃん」ワールド
お子さんそれぞれの〝好き〟が見つかるように。「リカちゃん」と一口に言っても、バリエーションは実にさまざまです。
リカちゃん遊びのスターターセット『はじめよう! マイファーストリカちゃん』(税込み2,530円)を始め、トレンドアイテムでコーディネートしたリカちゃんや、ヘアアレンジに特化したリカちゃん、コラボレーションしたリカちゃんなど。その時々で、30〜40種類をラインナップ。どの子にしようか迷うのも、楽しいひと時です。

ビビッときたリカちゃんに出会ったら、着せ替えて楽しめるドレスシリーズや、アクセサリーや靴などのグッズ、家具、ハウスなどをプラス。自分好みにカスタマイズすることで、〝私だけ〟のリカちゃんが出来上がっていきます。
「ドレスシリーズは、お姫様のようなものからリアルクローズまでそろいます。ハウスは、定番のおうちはもちろん、〝ごっこ遊び〟ができるいろいろなショップがあり、お子さんの興味から世界を広げていただけます」

さらに、パパやママ、双子と三つ子のきょうだい、ペットのわんちゃんなどの家族に、個性豊かなお友だちといった、リカちゃんを取り巻くメンバーがいることも特徴です。

「特に〝ごっこ遊び〟をよりリアルにお楽しみいただけるように、リカちゃんの年齢や性格、家族構成やお友だちといった背景まで、発売当初から設定されていました。
お友だちは流行に合わせて登場しており、そのときトレンドの名前を採用しているんですよ。中には、リカちゃんよりお友だちを気に入るお子さんもいらっしゃいますが、それもOK。どんな好みや組み合わせでも楽しめることも『リカちゃん』の醍醐味です」

「取り扱い方」や「お手入れ」のコツ
それぞれの好きや憧れを詰め込んだ、世界に一人のリカちゃんと長く一緒に過ごすために。「お手入れ」や「扱い方」など、大切なことも教えていただきました。
髪の毛をきれいに保つコツ
ヘアアレンジをすると絡まることもあるリカちゃんの髪の毛。ベタベタや汚れ、ボサボサなど、遊ぶうちに出てくるお悩みもありますよね。

「まず大切なことは、ブラッシングの仕方です。上からぐいぐいとかさず、毛先から優しくとかしましょう。また、ヘアアレンジをしたままにすると元に戻りにくいです。ヘアアレンジをしたあとは、ゴムやクリップを外してきれいにとかしてください。
髪の毛がベタベタした場合は、40度以下のぬるま湯でやさしく洗って拭き、よく乾かします。汚れた場合は、ハンドソープなどを薄めたぬるま湯につけて、しぼった布で拭き取ってください。静電気で髪がボサボサになった場合は、リンスを薄めた水を布に含ませて絞り、やさしく拭き取るようになでてみてください」
ただし、ぬるま湯や水などで拭き取った後に乾かす際は、直射日光やドライヤーの温風、高温になるストーブの前は避けます。リカちゃんの髪の毛は紫外線や熱に弱いそうです。
「ドライヤーを使用する場合は冷風にしましょう」
メイクやポーズを楽しんだ後は元通りにする
髪の毛と同じく、メイクや手足を曲げてのポーズを楽しんだあと、そのままにしておくのはNG。メイクが落ちにくくなったり、手足が元通りになりにくくなったりするそうです。

「メイクは水拭き、手足はまっすぐに伸ばして、高温・直射日光を避けて保管してください」
顔や体が汚れた場合は、乾いた布でやさしく拭き取ることをすすめるとのこと。
「リカちゃんは水分が体に入るとよくありません。水洗いやアルコール類なども使わないでください」
ドレスや小物の取り扱い方
リカちゃんの醍醐味の一つはおしゃれ遊びですが、ドレスに使われている面ファスナーに髪の毛が絡むケースも。

「面ファスナーに髪の毛がくっつくと、絡まりの原因になります。ドレスの着脱のときに注意してください。アクセサリーや靴などは小さくて紛失しやすいので、ジッパー付きのビニール袋などにまとめるのがおすすめです」
紙こものを失くした、壊れた場合
ハウスやショップに付属している紙こものを失くしたり壊したりした場合は、ご心配なく! 公式ホームページの「ダウンロード」からデータをダウンロードできます。
「おすすめは厚手の紙にプリントしていただくこと。失くしたり、壊れたりした場合はチェックしてみてくださいね」
ちなみにリカちゃんの修理は残念ながら行っていないそうです。今回ご紹介したことを一つひとつ、実践してみてくださいね。
2027年には60周年
おしゃれ遊びやごっこ遊びを始め、ヘアアレンジやメイクアップしたリカちゃんの写真を撮る、お洋服をつくる、一緒にお出かけするなど。アイディア次第でさまざまな楽しみ方ができるリカちゃん。小さなお子さんはもちろん、大人になっても心躍る存在です。
2027年には60周年を迎えます。60周年の記念企画は、現在準備中とのこと。どうぞお楽しみに!

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画像提供/タカラトミー
この記事を書いたのは
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。