「離乳食のヨーグルト」いつから?食べる量の目安や注意点、中期~後期のおすすめレシピも

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牛乳からつくられるヨーグルトは、離乳食ではいつから食べられるのでしょうか。進め方や量の目安、おすすめレシピをご紹介します。

離乳食のヨーグルトはいつから?注意点は?

牛乳からつくられるヨーグルトは、アレルギーに問題がなければ中期頃から使えます。 タンパク質・カルシウムが多く含まれ、なめらかで多くのレシピに活用できる食材ですが、酸味があるため、甘みのあるフルーツや野菜と一緒に与えるのがおすすめです。

与えてはいけないヨーグルトの種類はある?

フルーツが入っているものや、飲むヨーグルトなどのヨーグルトは、砂糖がかなり含まれているため、味に慣れていない離乳食の時期には甘すぎます。離乳食では砂糖の入っていないプレーンヨーグルトを使うようにしましょう。

一度に食べさせる量はどのくらい?

初期はまだ与えず、中期になったら、他の乳製品と合わせて50gまでにしましょう。後期も同様に、乳製品と合わせて50gほどが良いでしょう。

ヨーグルトは食べやすいため、それだけでおなかがいっぱいにならないように、食材を和えたり離乳食のとろみに利用するなど、単品で使うよりも調理して利用することがおすすめです。

また、乳製品は赤ちゃんの胃には重いため、毎日与えるのではなく、2,3日に一度程度にしてようすをみましょう。

ヨーグルトの調理法や保存方法

ヨーグルトは中期になった頃から、そのまま食べられます。賞味期限を守り、できるだけ開封したての新鮮なものを食べるようにしましょう。加熱前のお肉や、野菜にあらかじめ和えておくと、パサつきが抑えられ、食べやすくなります。

冷凍保存は水分が多いためシャーベット状になります。解凍すると水っぽくなるためおすすめできません。

離乳食に使えるおすすめのヨーグルト

市販のプレーンヨーグルトは、メーカーによって酸味やまろやかさなどの違いはあるため、味に慣れるという観点からもいろいろな味を試してみてもいいと思います。ただし加糖でないプレーンヨーグルトを与えましょう。

ブルガリアヨーグルト

スーパーなどでも比較的手に入りやすい、ポピュラーな商品です。

プレミアム湯田ヨーグルト

岩手県産の生乳を使用。なめらかなので赤ちゃんにも親しみやすい食感。

豆乳グルト

乳アレルギーの赤ちゃんには大豆で作った豆乳ヨーグルトという選択肢も。

 ヨーグルトを使った離乳食のおすすめレシピ

 <離乳食中期> にんじんとさつまいものヨーグルト和え

にんじんとさつまいもの甘味にヨーグルトの酸味がよく合います。さっぱりとしたサラダ感覚で召し上がれ。

◆材料(1食分)

にんじん 20g
さつまいも 20g
ヨーグルト 20g

◆作り方

1. にんじん、さつまいもをレンジで1分加熱し、やわらかくします。

2. 1をさいの目にカットして、器に入れてヨーグルトと和えます。

器に盛りつけてできあがり。

 

 <離乳食後期> 野菜マッシュのヨーグルトサンド

かぼちゃときゅうりの色がきれい。ヨーグルトの酸味がさっぱりとしているので、たくさん食べられます。小さくカットして、手づかみ食べを楽しんで。

◆材料(1食分)

冷凍かぼちゃ 30g
にんじん 15g
じゃがいも 10g
きゅうり 10g
ヨーグルト 50g
しょうゆ 少々

◆作り方

1. 冷凍かぼちゃ、にんじん、じゃがいも、きゅうりをそれぞれレンジで1分加熱し、やわらかくします。

2. にんじんをみじん切りにして、かぼちゃのマッシュと、半量のヨーグルトにあわせ、パンにはさみます。

きゅうりをみじん切りにして、ジャガイモマッシュと残りのヨーグルトに合わせ、パンにはさんで2色のサンドイッチを作ります。

3. 小さくカットしてできあがり。

記事監修

野村 泉|栄養士・幼児食アドバイザー

病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に従事。東京・小金井市のもぐもぐ子ども調理室にてレシピ監修、講義サポート、離乳食・幼児食講座を担当。


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離乳食のヨーグルトに関する体験談

HugKum編集部では、0~2歳の子を持つママやパパを対象に離乳食でのヨーグルトについて、アンケート調査しました。まずは、赤ちゃんがヨーグルトを好んで食べてくれたか聞いてみました。

Q.離乳食でお子様はヨーグルトを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

結果は6割以上の赤ちゃんがヨーグルトを『好んで食べた』の回答に。『食べてはくれた』と合わせると8割以上の赤ちゃんがヨーグルトを食べてくれているようです。

ヨーグルトを食べる赤ちゃんの様子や、与え方で工夫したこと、感想などの体験談も見ていきましょう。

★ママパパの体験談

「元々液体なので食べやすかったみたいです」(20代・神奈川県・子ども1人)
「加糖のヨーグルトをあまりあげてないからか無糖ヨーグルトが大好き。ヨーグルトのメーカーにはあまりこだわらず、安い物を買って食べさせているが、特に問題は無い。」(20代・茨城県・子ども1人)
「最初はあまり食べてくれませんでしたが、何回かあげると味に慣れてたくさん食べてくれました。」(30代・東京都・子ども2人)
「ヨーグルトの種類によっては無糖でも酸っぱいようで苦手な反応をするものがありましたが、バナナや甘い果物を混ぜるとよく食べてくれました。」(30代・東京都・子ども2人)
「最初はプレーンでもいやがらずに食べていましたが、色々な味を知るにつれてプレーンヨーグルトは食べなくなった」(30代・三重県・子ども2人)
「上の子は大好きだったヨーグルト。下の子はあまり好きではなく、ねちょねちょ遊びに移行してしまう。甘いフルーツに少しついたヨーグルトは食べられたが、赤ちゃん用ヨーグルトは好まない。酸味が苦手なのかも?」(30代・神奈川県・子ども2人)
「食べむらがあるものの、基本的には好きです。食事の間にヨーグルトを挟むと、また食事が進むこともあり重宝していました」(30代・神奈川県・子ども1人)

 

離乳食でもそのまま食べられるヨーグルトは赤ちゃんにも食べやすく、味に慣れるとたくさん食べてくれたとの声が聞こえてきました。甘みのないプレーンヨーグルトでも問題なく食べてくれる子もいますが、ヨーグルトの酸味が苦手に感じてしまう子もいるよう。バナナやフルーツにあえると食べれくれるようですが、色々な味を知るにつれてプレーンヨーグルトを食べなくなったとの声も聞こえてきました。

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構成/HugKum編集部 写真/田中麻衣

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