イヤイヤ期を乗り切る方法1000人ランキング!【HugKumなんでも調査団「ベビーブック」編】

1歳〜3歳の幼児期にやってくるといわれるイヤイヤ期。成長の段階でもあり、時間とともに解決するものですが、イヤイヤ期真っ只中のパパママは、子どもへの対応に手を焼くものです。

多くのパパママが途方に暮れてしまうイヤイヤ期ですが、みんなはどのように乗り切っているのでしょうか。少しでも役に立つヒントがそこにはあるかもしれません。では、調査した結果をみていきましょう。

イヤイヤ期に効果のあった乗り切り方ランキング発表!

今回の調査では、小学館の幼児誌『ベビーブック』3月号で1〜3歳の子どもを持つパパママ1000人にアンケートを実施。対象は、子どもが「イヤイヤ期がはじまった」「イヤイヤ期真っ只中」「イヤイヤ期は終わった」のいづれかの回答をしてくれたパパママと、兄弟でイヤイヤ期を経験済みというパパママたち。イヤイヤ期に効果のあった乗り切り方があれば、具体的に教えてください」と質問をしたところ、多くの回答が寄せられました。多かったトップ10の回答を1位から順に紹介していきましょう。

1位 違う話題で気をひく・気をそらす

一番多かった乗り切り方が、「違う話題で気をひく」「気をそらすために話題を変える」というものでした。こだわりが強くなるイヤイヤ期は成長の証だとわかっていても、そのこだわりがイヤイヤの原因に。とりあえず、その話題から一回離れてみる、というのは賢い乗り切り方かもしれませんね。

2位 落ち着くまで待つ・放っておく。落ち着いたら話を聞く

落ち着くまで放っておき、落ち着いてから話を聞く、という回答も多く2位でした。泣いていたり動かなかったりとその場では意固地になっている子どもも、しばらく経つと気持ちが落ち着いて、きちんと話ができることも多いようです。

3位 納得するまで見守る・待ってみる・つきあってあげる

3位は、納得するまで見守る・待ってみるという、優しい対応でした。これはイヤイヤ期というものはこういうものだから、とパパママもあらかじめ理解しておくと、とことん付き合ってあげられるのかもしれません。感情的にならずに、心を無にしてとことん付き合う、というアドバイスもありました。

4位 気分転換させる・外に出て気分を変える

手取り早く状況を変えるなら、気分転換が効くようで、4位は、外出を含む気分転換という回答でした。外の空気を吸うことで、気分が変わるのは大人も同じですね。いつまでも固執したり、引くに引けない状況になってしまった子どもとジッと向き合うのは辛いものです。切り替えて別のことをする、というのは一番効果がわかりやすく出る方法かもしれません。

 

5位 じっくり話を聞く(どうして嫌なのか)

とことん向き合うという3位の方法と似ていますが、じっくりと話を聞いてあげる、という方法が5位でした。イヤイヤ言うけど、何が嫌なのか、どうして嫌なのか、その思いを全部聞いて、「そうだね、嫌だったね」と受け止めてあげることで、子どもも気持ちが落ち着いてくるそうです。これも大人の根気が必要ですが、聞いてあげることはコミュニケーションの基本なので、幼い頃から子どもとの関係では大切にしたい習慣です。

6位 好きな動画・DVD・テレビを見せた

6位は、子どもの好きな動画やDVD、テレビを見せるという方法でした。これは気分転換するという方法とも少し似てきますが、違うことをして今こだわっていたことや嫌な気持ちをリセットする方法です。動画を見せることに罪悪感を持つパパママもいるようですが、上手に活用して大人も煮詰まらないことが大切ですね。一緒に見て感想を言い合うのも和んでいいというアドバイスもありました。

7位 選択肢をいくつか用意して子どもに選ばせる

イヤイヤ期は成長の段階と言われているように、自分の意思の表れでもあります。それならば、自分で決めさせるというのも、うまく子どもの気持ちを落ち着かせる乗り切り方ですね。着たい洋服、遊びたい場所、どの遊具で遊び終えたら帰るのか、お菓子はどれにする、などなど、ちょっとした日常の決断を子どもにさせることで、子どもは納得しやすくなったり、満足感を感じることができるようです。

幼児教育1

8位 なるべく好きなようにやらせる・要望に応える

あえて反対をせずに、やりたいようにやらせてみる、という意見が8位でした。「ダメ!」というと子どもは余計に頑なになるので、好きなようにやらせて本当に危ないことだけは強く言い聞かせるようにした、という意見も聞かれました。

9位 抱きしめる・抱きしめて落ち着かせる

子どももわがままを言ったり、自分の意見を通したいあまりに、泣いてパニックになってしまうような状況もイヤイヤ期の特徴です。そんな時には、抱きしめて「大丈夫だよ」と声をかけてあげるだけで、子どももホッとして落ち着くという先輩ママからの意見も。

10位 好きな食べ物(お菓子・ジュース等)で気をそらせた

気分転換と似た乗り切り方で、好きな食べ物で気をそらせる、という方法が10位でした。お腹が空いているとイライラしやすいのは大人も同じです。「好きな食べ物が目の前にあれば、そちらに気持ちがいって少し落ち着くようで「いつもアンパンマンのラムネをカバンに入れて持ち歩いてます」というママも。他にも、外出時にはバッグの中に、お気に入りのぬいぐるみやお菓子を常に入れておく、というアドバイスは多く寄せられました!

終わらないイヤイヤ期はない!パパママも賢く対応しよう

効果のあった乗り切り方、いかがでしたか。相手は子どもとわかっていても、思い通りにスケジュールが進まなかったり、想定外のハプニングを起こされたりすると感情的になってしまうこと、あると思います。ただこの時期のイヤイヤ期は、必ず終わりがくるものです。この時だけ、と割り切って、子どもには自分なりの対応のルールや乗り切り方を持って接すると、親も少し気が楽になりそうですね!

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協力/小学館の幼児誌「ベビーブック」2019年3月号

文・構成/HugKum編集部

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