ママの間で、予約が取れないと大人気のテーブルコーディネートサロン「MINA’S DINING TABLE」を運営している長坂美奈子さん。KANAKOちゃん(16歳)、RIENAちゃん(7歳)のママです。お話を聞いていくと、なんと数年前までフルタイム社員。専業主婦を経てサロン開業という、ユニークなキャリアチェンジの持ち主です。
大人気すぎるサロン立ち上げに至るお話からキャリアチェンジの苦労話・決断など…、最新のテーブルコーディネートアイデアも交えて、美奈子さんのライフスタイルをご紹介します。
専業主婦としての3年があったから、今の私がある
大人気サロン運営というオーラ溢れる美奈子さんが、笑って語ってくれたのは…「ほんの3年前まで、法律事務所でフルタイム勤務だったんですよ」という衝撃的な発言。
「語学を生かしたいと思って、小さな法律事務所でずっと海外特許に関する仕事をしていました。子どもができていざ出産となった時、事務所には妊娠・出産を経験した社員が一人もいない環境で…。妊産婦に関する助成制度の手続きなど、すべて自分で開拓。産後復帰も経験して、事務所ではじめてのワーキングマザーになりました。
仕事は、とても楽しかったんです。子どもを保育園に預けて、思いっきり仕事して。2人目を妊娠したときに、ふと思ったんですね。これでいいのかなって 笑。子どもとの時間を大切にしたいなって思うようになりました」
Q.専業主婦としての3年間はどんな生活でしたか?
「子どもたちとの時間を満喫しながら、改めて、自分の好きなことと向き合いました。小さな頃から、インテリアが好きだったと思い出しては、自宅のインテリアを徹底的に工夫しました。食も好きだったと気づいては、その都度そこに没頭して…、そうこうしているうちに、”食空間テーブルコーディネート”という最も好きなところにたどり着いたんです。
それからはもう、教室に通ったり、自分なりに深めたりの繰り返しで、どんどん没頭していきました」
Q.ご自宅のインテリア見せて!
物心ついた頃から、インテリアが趣味という美奈子さん。そんな美奈子さんの、ご自宅のインテリアを見せていただきました。
「季節ごとにディスプレイする小物も変えて、ちょっとしたインテリアコーディネートを愉しんでいるコンソールです。リビングからお化粧室へ行く長い廊下が殺風景で、昨年このコンソールを置いてやっと心が落ち着きました」
Q.いまのサロンは、どんなところですか?
「月に5〜6回、小さなお子さんがいるママでもすぐに作れる、簡単な料理に絞って展開しているサロンです。お料理のみならず、テーブルコーディネートもお伝えしています」
「今では、子どもの生活に合わせて運営できるサロンスタイルが魅力です。例えば、子どもが夏休みの時は私も夏休みといった具合です。やっと、自分らしいバランスがとれてきたかなと思っています」
秋冬に喜ばれる!テーブルコーディネート教えて!
お料理とテーブルコーディネートを教えている美奈子さん。秋や冬に喜ばれる、最新のテーブルコーディネートアイデアを教えていただきました。
<簡単に作れるウェルカムカード>
◆材料
シナモンスティック 2本、ミニ切り株1個、ドライフラワー又は造花、フラワー用テープ、リボン、グルーガン又は強力な接着剤、カード
◆作り方
秋冬の香りがしてきそうなウェルカムカード。ホームパーティーが増えるシーズン、手書きのカードを作ってテーブルにも添えてみたくなりますね。
取材・文/太田さちか