離乳食のゼリーはいつから?ゼラチン・寒天・片栗粉での作り方や注意点、おすすめレシピも紹介

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。あっさりとして、口触りがよく、大人も子どもも食べやすいデザートのひとつ。わが家では、子どもが熱などで体調不良の時に「ゼリーだったら食べられる」と、ゼリーが大活躍します。今回は、赤ちゃんがいつからゼリーを食べられるか?などゼリーについて話します。

離乳食にゼリーはいつからOK

「ゼリー」と一言で言っても、その原材料により赤ちゃんが食べられる時期が変わってきます。まずは原料ごとの使える時期から確認しましょう。

「ゼラチン」の場合

一般的によく使われているのが「ゼラチン」ではないでしょうか?この「ゼラチン」ですが、原材料が牛や豚などの骨や皮などです。消化吸収の未熟な赤ちゃんにはアレルギーなど負担をかけてしまう心配があるので離乳食後期まではNG。離乳食完了期以降も△です。

「寒天」の場合

続いて「寒天」です。寒天は海藻の天草が原料です。離乳食後期から使ってOKです。

「片栗粉」の場合

水溶き片栗粉でとろみをつければ、離乳食初期からゼリー風のデザートを作ることもできます。

 

ゼリーを与えるときの注意点

ゼリーを与えるときにいくつか注意点があります。

・硬さに注意

一般的に寒天ゼリーは、ある程度の弾力がありしっかりしているものが多いです。ですが、まだしっかりと噛めない赤ちゃんにとって寒天の弾力はつるりと喉に入って誤嚥してしまう恐れがあるので、作る時は寒天の量を減らしてプリン状の軟らかさにする必要があります。市販のゼリーを食べる場合も、幼児期になっても弾力が強いものは避けましょう。

・小さくして与える

弾力が少ないとしても、少しづつスプーンですくって与えるようにしましょう。

・甘さに注意

ゼリーと言えば一般的には、甘いデザートのひとつです。でも、離乳食期の赤ちゃんにはまだその甘さは必要ありません。砂糖の甘さで味付けするのではなく、素材そのものの甘さや風味でゼリーを作りましょう。市販のゼリーを買う際は、たとえ赤ちゃん用であっても与える前に大人が試食し「赤ちゃんにとって甘すぎないか?」を確認します。甘すぎると感じるときは、まだ与えなくて良いという選択がbetterだと思います。

デザートは毎食出してもいいの?

ゼリーを含めたデザートを、毎食後に出す必要はありません。以前、講座に来たママさんが「食後にベビー用ヨーグルトを食べないと満足しなくて食事が終わらないんです。毎食こんなに食べてもいいでしょうか?」と心配されていました。赤ちゃんが美味しそうに食べる姿は、ママにとっても幸せな瞬間。でも、特にデザートの場合「もしかして食べすぎているのではないか?」と心配になります。やはり、甘くて魅惑的な味は赤ちゃんにとってクセになるものです。デザートは「極たまのお楽しみ」と位置づけ、特別な日だけ与えるものとルールを決めます。

 

ゼリーの作り方

市販のゼラチンで

1.ゼラチンを分量の水で10分ふやかします

2.ゼリーにしたい液体を60度程度に温め、1を混ぜ入れる

3.器に入れて粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる

寒天で


1.
鍋に分量の水と寒天を入れて沸騰させ12分混ぜながら溶かす

2.鍋にゼリーにしたい液体と1を入れトロッととろみが出るまで混ぜながら火にかける

3.器に入れて粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる

 

片栗粉で


ゼリーを作るのは、ゼラチンや寒天だけではありません。片栗粉でもゼリーが作れます。

1.鍋にゼリーにしたい液体を入れ火にかけて沸騰直前まで沸かす

2.水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

 

ゼリーの保存方法、日持ちは?

手作りのゼリーは、冷蔵庫で保存します。赤ちゃんに食べさせる場合は特に、基本的に出来た当日に食べる方が衛生面、安全面でも安心。遅くとも翌日には食べるようにしましょう。

 

ゼリーは冷凍できる?

ゼリーを冷凍保存することは可能ですが、完全に解凍すると水分が出てきてしまうので、冷凍前のプルプルはなくなります。大人が食べるのであればシャーベットのように冷凍のまま食べてもいいですが、赤ちゃんには冷たすぎるのでおススメできません。

 

寒天を使ったゼリーレシピ

離乳食後期 りんご果汁ゼリー

 

<材料>(4つ分)

りんご 75
水 50g
寒天 1g

<作り方>

1.リンゴをすりおろす
2.鍋に材料をすべて入れて混ぜながらコトコト煮る(沸騰してから3分目安)
3.カップに2を入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす

離乳食完了期 フルーツミルクゼリー

<材料>

粉ミルク 100ml

水 50ml

フルーツ 適量

粉寒天1g

<作り方>

・粉ミルクは常温にする

・果物を適度な大きさに切る。みかんはざるにシロップごとあげ、湯冷ましでシロップを洗い流す。

1.鍋に水と粉寒天を入れ中火で加熱。沸騰したら弱火で混ぜながら23分加熱して火を止める

2.1に牛乳を加えて混ぜる。

3.カップに2を入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす

4.食べる前にフルーツを上にのせる

 

多めに作って、赤ちゃんと一緒にデザートタイムを楽しんでみてくださいね。

 

 

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在14歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、21年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する和の離乳食パクパクセミナー、離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで3000人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

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