子供にとって、アナログ表示の時計を読んで時間を把握することは、簡単なことではありません。そこで、子供が時計や時間を覚えやすくなるために、子供部屋にはどんな時計を置いたらいいのか、選び方と人気の子供向け時計のおすすめをご紹介します。また、時間のしくみを勉強したり練習したりできる子供用知育時計から、時計の読み方を覚える子供用知育アプリもピックアップ。子供用腕時計の選び方、おすすめの子供用腕時計、デジタルとアナログのどちらがいいかなど、子供と時計にまつわることをまとめてご紹介します。
目次
時計の学習はいつから始める?
HugKum編集部では、4~10歳の子がいるママやパパ121人を対象に時計の学習を始める年齢についてアンケートで聞いてみました。
Q.お子様は何歳で時計の勉強を始めましたか?
回答が最も多かったのは、「5歳」と「小学校に入学してから」が同率の26.4%でした。5~6歳は小学校入学前の準備のために、小学校入学後は授業で習うタイミングで時計の学習を始めた子が多いようです。2~3歳で保育園や幼稚園で習った子や、時計に興味を持ち始めたタイミングで時間を意識させて覚えていったという声が聞こえてきました。
2歳以下
3歳
4歳
5歳
6歳
小学校に入学してから
子供部屋に置く子供用時計の選び方
アナログタイプの時計を読んで、時刻を理解することは、子供にとって簡単なことではありません。だからこそ、子供部屋に置く時計には、子供が時計を読む練習がしやすい子供用の時計を用意するのがおすすめです。子供部屋に使う子供用の時計を選ぶ際は、次のようなことに気をつけるようにしてみましょう。
読みやすい・見やすい
デザイン重視の時計だと、すべての目盛りに数字がなかったりして、子供が時刻を読みとりにくくなります。だから子供用の時計は、目盛りがはっきりと書かれていて、できれば長針用の「分」の目盛りも入っているタイプがベターです。また、長針と短針の区別がつきやすく、目盛りはローマ数字ではなくアラビア数字が使われているものにしましょう。
目に優しい
子供が時計に興味を持つように、楽しく明るい雰囲気のデザインが好ましいもの。ただ奇抜な色などが使われていたり、コントラストが強かったりするより、目にやさしいカラーのものが良いでしょう。
起きるのが楽しくなるアラーム
子供部屋で使う時計なら、目覚ましのアラーム機能があるものの方がおすすめ。幼稚園や小学校に通うときに、親に毎朝起こされないと目覚めない子供なら、なおさらアラーム機能付きのものが良いでしょう。新しい時計を使って、アラームのセットも子供が自分でできるようになれば、子供が毎日朝起きることが楽しみになっていくかもしれません。
時計は子供の目線の位置に
時計を置く位置ですが、時計は部屋のどの場所からも見える位置にするのが基本です。学習机に座っているときも、ベッドに横になっているときも、どんなところからも見える場所を選ぶようにしましょう。一般的に、時計は目線の高さか窓やドアの上くらいの高さにするとバランスが良いと言われています。ただし、まだ小さな子供にとってそれでは高すぎて見にくくなってしまうので、子供と同じ目線か、子供より少し高い位置にしておくことが大切です。
また風水では、時計は気の流れを整えるアイテムと考えられています。時計を置く方角は東側がベスト。運気アップには、プラスチック製より木製、四角より丸い形で、黒色以外のものが良いと言われています。
子供部屋に最適!人気の子供向け時計のおすすめ
では子供部屋に置くのにピッタリの、子供向け時計をご紹介しましょう。人気キャラクターのデザインや、かわいらしいデザインのものもあります。
デザインがおしゃれな掛け時計「JYCKE ユッケ ウォールクロック」(IKEA)
目盛りがカラフルなマルチカラーになった時計。子供部屋全体が明るくポップな雰囲気になりそうです。
女の子に人気のかわいい置き時計「ディズニータイム目覚まし時計 くまのプーさん」(セイコー)
子供に人気のディズニーキャラクター、くまのプーさんの置き時計です。読みやすい目盛り付きで、目覚まし機能もあります。
男の子におすすめ!ウルトラマンの目覚まし時計「おしゃべり目ざまし時計」(セイコー)
ウルトラマンのテーマ曲にあわせて、「寝ぼすけな君を起こしにやってきた」とウルトラマンが話しかけるように起こしてくれる目覚まし時計です。
時間のしくみを勉強・練習できる子供用知育時計のおすすめ
子供部屋に使うなら、時計の読み方をマスターできるような子供用知育時計を選んでみるのも良い選択肢です。長針と短針に別の色が使われているなど、子供でも「時」と「分」を見分けやすいように、さまざまに工夫されています。
「知育時計 KX617W」(セイコー)
子供が苦手とする、長針の目盛りが細かく描かれていて、おまけに長針と短針が赤色と青色に区別されているため、時計の練習をはじめたばかりの子供でも使いやすいです。
「CLOCKids-クロキッズ」(アクセントプラス)
直径60センチと、子供も見やすい大型の時計。3本の針は異なるカラーになっていて、目盛りも細かく、間近な位置で子供が時計を読むことができます。
「lemnos レムノス ふんぷんくろっく」(タカタレムノス)
子供の自主性や独立性をはぐくむ「モンテッソーリ教育理論」を土台にデザインされた、子供用知育時計です。2017年度グッドデザイン賞受賞。
100均の時計で子供用知育時計を手作り!
100円ショップで売られている時計に、無料でダウンロードできる知育時計の目盛りをダウンロードしてプリント。時計を分解して、中の目盛り部分にプリントした目盛りをはさみとのりで貼り付けるだけ。あっという間に、知育時計が完成します。
フェルト生地で子供用知育時計のおもちゃを手作り!
長針と短針それぞれに目盛りをつけて、キュートな動物たちのぬいぐるみと一緒に、フェルト生地で知育時計を手作りした方もいます。かわいいらしい動物がいると、子供の注目度もぐんと上がりそう。
時計が覚えられる!子供用知育アプリのおすすめ
子供に、アナログ時計を見て時刻を読む練習をさせたいときは、実際の時計を使った練習もできますが、子供用知育アプリを使っても良いでしょう。子供はゲームを楽しむ感覚で、時計を読む練習を重ねていくことができます。
「とけいであそぶ」
時計の針を自由にぐるぐるまわして、今の時刻を見たり聞いたりできるアプリ。時計のパーツや色も、子供が自由にデザインできます。
「とけいであそぶ」iOS用ダウンロード
「とけいであそぶ」Android用ダウンロード
ママパパの口コミ
「くまどけい」
可愛らしいくまの顔が時計の文字版になった、時計の学習用知育アプリです。補助目盛りを表示させることができたり、数字での時刻表示ができたり、子供のレベルにあわせて難易度を変更できます。
「時計くみたてパズル」
バラバラになった時計のパーツのパズルを組み合わせて、ゲームをしながら子供に時計の概念を理解させていくことができます。短針と長針を取り付けて、正しい時間に合わせたりすることもできます。
ママパパの口コミ
子供用腕時計をもたせるタイミングは?
また子供のための時計を考えるときには、子供用の腕時計についても考える家庭も多いでしょう。「子どもに腕時計を何歳から持たせたらいいの?」「どんなタイプの腕時計がいいの?」といった、子供のための腕時計に関するアンケートをHugKumではママ&パパに以前実施しました。そんな先輩ママ&パパの声を参考に、子供への腕時計を持たせるタイミングやタイプについて考えてみるといいかもしれません。また、子供に持たせるおすすめの腕時計についても、参考にしてみてください。
子供に人気の腕時計7選
デジタルがおすすめ!おしゃれなキッズ腕時計
デジタルタイプのキッズ用おすすめ腕時計をご紹介しましょう。デジタルのキッズ腕時計は、クールでスポーティ、カジュアルな印象になります。
女の子に人気の「カシオ スタンダード レディース」(カシオ)
シンプルですっきりとした腕時計です。レトロな雰囲気も感じさせるデザイン。
男の子におすすめ!「アディダス CANDY」(アディダス)
スポーティーなデジタルと、メタリックなベルトが組み合わさったデザイン。コーディネートのワンポイントにもできそう。
アラームやタイマーが付いた子供用腕時計のおすすめ
腕時計にはアラームやタイマー機能がついたタイプもあり、使い方が広がります。
女の子向け「Baby G」(カシオ)
小学生から中学生、高校生になっても使える、人気の「ベイビーG」。豊富なカラーラインナップも魅力的です。アラーム機能付き。
男の子向け「キッズカシオ」(カシオ)
耐久性もあり、10気圧防水もあり、アクティブな男の子が身につけていても安心。10歳前後の男の子向けの腕時計です。アラーム機能付き。
防水機能付き「HONHX デジタル腕時計」(HONHX)
日常生活防水のほか、ストップウォッチ、アラームなどの機能もついたタイプ。
小さな子にはおもちゃの子供用腕時計のおすすめ
まだ小さな子供には、おもちゃの子供用腕時計でも良いでしょう。アクセサリー感覚で、大人になった気分で子供たちが身につけて楽しむことができます。
「ディズニー キッズ時計」(ディズニー)
ディズニーのキャラクターが描かれた腕時計。ディズニー好きのキッズにピッタリです。
「ガーリービター」(MixWatch)
文字盤、ベルト、フレームなどを組み合わせて、100万通り以上の中から、自分だけのオリジナルの腕時計が作れます。
子供に“時間の声がけ”をしてみよう
子供のために時計を用意したら、子供が時計の読み方を練習できるように、ママやパパは積極的に普段の生活の中で「時間の声がけ」をするようにしてみましょう。「3時になったら買い物に行こうね」などと、子供に声をかけるようにすると、そのたびに子供は時計を見て時間を確認できるような習慣がついてきます。また、「朝7時は起きる時間」、「夜8時は寝る時間」のように、決まった時間に繰り返し声をかけていくことで、時間の概念を理解して正しい生活リズムも身についていくようになります。
文・構成/HugKum編集部