スター・ウォーズに登場する「BB-8」ロボットは、下の球体だけがコロコロと回転し、どんな仕組みなのかと話題になりました。ロボットへの興味は、プログラミングへの好奇心を刺激するはず。そこで今回は、かわいらしいBB-8のロボットおもちゃについてご紹介します。
目次
BB-8って何?
2015年に公開された映画スター・ウォーズシリーズ、シーズン7『フォースの覚醒』から登場したロボットのキャラクターのことです。
雪だるまのように大小2つの球体がくっついた人工知能を持つロボット(ドロイド)で、その見た目からBや8が付いたBB-8という名前になったようです。
下の球体が高速で回転して移動する様子は、予告編で流れたときから大きな話題になりました。また、劇中でコロコロと転がる姿や、首を傾げたり、頷いたり、登場人物の後ろに隠れて様子を伺ったりする仕草は、子どもやペットのようなかわいらしさも。また任務には一生懸命で勇敢ですが、怒りっぽい面もあり、そこもキューなんです。
そんなハイスペックなBB-8は、シーズン7『フォースの覚醒』やシーズン8『最後のジェダイ』で活躍。すぐさま「R2-D2」や「C-3PO」のようにスターウォーズに出てくる人気ドロイドの仲間になりました。
BB-8でロボットおもちゃデビュー
『フォースの覚醒』上映前のイベントでは、実物大のBB-8ロボットが登場し「どんな仕組みになっているのか?」と観客を驚かせました。
同じ動きをするロボットトイがSphero社から発売され、1時間に2,000体という驚異の売り上げを記録したことは、世間の興味の高さを示しています。
ロボットの動きに対する興味は、プログラミングへの好奇心を刺激します。プログラミングに触れてみたいけれど、何から始めて良いか分からないパパママは、まずはロボットを身近に感じてみるのはいかがでしょうか。独特な動きとかわいらしい仕草のBB-8は、小さなお子さんのロボットおもちゃデビューにおすすめです。
幼児から遊べるBB-8のおもちゃ
はじめに、幼児から楽しめるBB-8のおもちゃを紹介します。
メタコレ スター・ウォーズ BB-8 スカイウォーカーの夜明け – タカラトミー
ダイキャスト製可動フィギュアのメタコレ(メタルフィギュアコレクション)スター・ウォーズシリーズのBB-8です。手のひらサイズで、ずっしり重く存在感があります。対象年齢は3歳以上。
スター・ウォーズ スター・カーズ BB-8 – タカラトミー
コロンとしたデザインが可愛らしいBB-8のトミカです。
トミカとは、1970年に誕生した子どもの手のひらに収まるサイズのミニカーのこと。ダイキャスト製なので本物のような質感が感じられ、焼付け塗装も施されています。対象年齢は3歳以上。
リモートコントロールのBB-8おもちゃ
続いて、リモコン付きのBB-8のおもちゃを紹介します。
スター・ウォーズ フォースの覚醒 リモートコントロール BB-8 – タカラトミー
コントローラーでBB-8を操縦するおもちゃです。劇中さながら、本体の球体部分が回転して、前進・後進・回転などが可能。下の球体は動くのに、頭部はいつも上にあるという映画と同じような動きができます。対象年齢は5歳以上。
スター・ウォーズ DXトーク コントロール BB-8 – タカラトミー
「コントロールモード」と「ボイスコマンドモード」、2種類のモードを搭載したBB-8のおもちゃです。コントロールモードでは、劇中と同じように下の球体が回転して動き、自由自在に操縦できます。コントローラーを裏返してBB-8を設置すると、ボイスコマンドモードになり「歌って!」と話しかけると、効果音を駆使してスター・ウォーズのテーマを歌う、闇の力を手にした「カイロ・レン」と言うとおびえるなど、言葉に合う8つのアクションを楽しめます。ドロイドの声で歌うおもちゃは、史上初です。対象年齢は6歳以上。
子どもから大人まで使えるBB-8おもちゃ
子どもだけではなく、大人も虜にしちゃうかわいいBB-8のグッズも紹介します。
スター・ウォーズ プレイウォッチDX BB-8 – タカラトミー
BB-8がモチーフになったタッチパネル式の腕時計です。カメラ、ゲーム、歩数計、カレンダー、計算機など便利な機能が付いています。カメラモードでは20種類、ムービーモードでは4種類のフレームやエフェクトを使って、写真や動画が撮影できます。時計画面の背景はスター・ウォーズにちなんだ30種類のデザインから選ぶことができます。対象年齢は6歳以上。
STAR WARS SPACE OPERA BB-8 – タカラトミーアーツ
STAR WARS SPACE OPERAシリーズは、スター・ウォーズの曲に合わせて、タップダンスを踊る、手のひらサイズのフィギュアです。台座にはジョイントシステムが搭載されていて、他のキャラクターと繋げることができます。繋げるとシステムが連動して、キャラクターみんなで曲に合わせてタップダンスを踊ります。コンパクトなので、デスクや棚の上に飾ることができます。対象年齢は8歳以上。
75187 BB-8 – LEGO
左右どちらかのハンドルを回すと頭の部分が回転したり、もう一方を回すとお腹のハッチが開いたりと、BB-8のディテールが再現されているLEGOブロックです。ディスプレイスタンドや装飾用のプレートが付いているので、出来上がったBB-8をインテリアとして飾ることができます。スター・ウォーズファンやレゴファンのお子さんへのプレゼントにピッタリ。対象年齢は10歳以上。
Spheroのおもちゃ
Sphero社は、劇中のBB-8と同じように、下の球体が高速で回転しながら動くロボットトイを最初に発売した会社で、2014年から、プログラミングとアクティビティを組み合わせ、STEM教育(※)の学習をサポートする仕組みを研究しています。ここでは、Sphero社の本格的なプログラミングを体感できる子ども向けおもちゃをご紹介します。
※……STEM教育とは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)の統合的学習のこと。
Sphero Mini – Sphero
Sphero miniは、たくさんの遊びができるピンポン玉サイズのロボットです。「フェイスドライブ機能」では、顔の表情でボールを操り、「スクリームドライブ機能」では、声の大きさでボールを操ります。
学習用アプリSphero Eduと連動すると、「ドロー」、「ブロック」、「テキスト」の3種類のプログラミングが、遊びながら段階的に出来るようになります。
ドローは、画面に絵を描くように指でなぞる方法で、幼児でもできる簡単なプログラミング方法、ブロックは、さまざまな命令を含むブロックを積み重ねて、音・光・動きのプログラムを組む方法、テキストは、プログラミング言語であるJavaScript(ジャバスクリプト)を使う本格的なプログラミング方法のことです。
Sphero Eduは、iPad、iPhone、Mac、Android、Chromebook、KindleFire、Windowsなどさまざまなプラットフォームに対応しています。
カラーは、ブルー・グリーン・ピンクなどの他に、サッカーボールを模した珍しいカラーもあります。フル充電1時間で45分間遊ぶことができます。
対象年齢は8歳以上。
家族でBB-8のおもちゃを楽しもう
最初のスター・ウォーズ『新たなる希望』が公開されたのは1977年です。当時もロボットのキャラクターが話題になりました。スター・ウォーズは、ロボットへの興味を刺激するのにピッタリの映画で大人も子どもも一緒に楽しむことができます。かわいらしい人気ロボットBB-8のおもちゃをきっかけに、プログラミングへの好奇心を刺激するかもしれません。家族みんなでロボットおもちゃ遊びを楽しんでみませんか。
文・構成/HugKum編集部