赤ちゃんとの外出で避けては通れないのが授乳。多くのママやパパが授乳場所がなくて困った経験があるのでは?最近では、ショッピングセンターや百貨店、動物園や遊園地などであれば、授乳室が完備されていることがほとんど。そんな授乳室の使い方、持っていると便利なものなど、初めての人でも安心できるよう、徹底紹介します。ぜひ外出の際の参考にして!
目次
初めての利用に不安も。授乳室はどんなところ?
初めての子で、授乳室も初体験!という人は、授乳室ってどんなところ?と想像がわかないことがほとんどなのでは。簡単に言えば、赤ちゃんに母乳やミルクをあげるための部屋です。授乳室はママや女性のみ入れるところが多いようですが、最近ではパパや赤ちゃんのお世話をする人が誰でも入れるスペースとママだけの授乳スペースに分かれている場合もあります。
母乳をあげるママのプライバシーに配慮して、カーテンなどの仕切りがあったり、個室になっていたりとリラックスして授乳ができる場所になっています。たくさんの方が利用するため、無駄に長居はしない、大声でしゃべらないようにするなどの配慮は必要です。
授乳室にはどんな設備がある?
授乳室にはどんな設備があるのか、使い方がわからないなんてこともあるはずなので、事前にイメージできていると安心ですよね。一般的な設備と、ちょっと便利な設備がある授乳室をご紹介します。
一般的な授乳室に用意されている設備
一般的な授乳室には、最低限、授乳するための椅子があり、授乳中はカーテンで閉めることができるようになっています。1つのスペースを何人かで利用する場合や、カーテンや扉で個室になっていて鍵が閉められたりと、よりプライベート感があり安心できる授乳室も。また、多くの授乳室ではオムツ替えができるようになっているので、赤ちゃんのお世話がひと通りできる便利なスペースです。
場所によっては調乳用のお湯があるところも
混合授乳やミルクのママに嬉しいのが、ウォーターサーバーなどの調乳用のお湯が使えること。お湯の出るシンクが用意されているところでは、使用した哺乳瓶を洗うことができます。また、ウォーターサーバーであれば、お湯に加え、冷ますための水も揃っているので、かなり便利に使うことができますよね。
他には、赤ちゃん用のスケールが置いてあるところも。まだ生後まもないうちは、ミルクを飲んで体重がどのくらい増えているかが気になる時期ですよね。でも病院以外でスケールを使うタイミングはほとんどないので、助かるという人も多いはず。
こんな授乳室は使いやすい!【先輩ママの体験談】
ママたちが絶賛する授乳室は気持ちよく使えるのがマストのよう。ベビーカーごと入れたり、鍵がついているとゆったりとした気持ちで授乳ができますよね。
授乳室の利用時に持っていると便利なアイテム
授乳室を使う際に持っていると便利なものを聞いてみました。バタバタとしないで落ち着いた授乳ができるので持っていると安心なものばかり。
授乳ケープ
個室ではない時もあるので、持っていると安心できるのが授乳ケープ。また、個室の場合でも周りを人が歩いていると落ち着かないもの。一枚あると便利です。
タオルやガーゼ
ハンドタオルやガーゼは、ミルクの準備や片付けで濡れることが多いのでさっと拭けて便利。また、母乳の場合も、片側のおっぱいから漏れてしまうなんていうこともあったり、授乳後に拭ければ清潔ですよね。
クッションや代用できるもの
持ち運びできる小さめのクッションや、折りたたんで枕代わりにできる厚手のストールがあれば、どこでも授乳態勢を整えることができるので便利。ラクに授乳できればスムーズに終われますよね。
服を留めるゴムやクリップ・授乳ストラップ
慣れない場所で、服をたくし上げて授乳するので、留めておけるゴムやクリップがあると便利。またネックレスのように首にかけて内側からトップスをたくし上げる授乳ストラップも使いやすくてオススメ。
ウェットティッシュやおしりふき
しっかり清潔に保つには、乾いたタオルだけでなくウエットティッシュがあるといいですね。おしりふきはあらゆる場所に使えるので大きいものを持っていると便利。
レジャーシート
赤ちゃんが乗るくらいの小さめなレジャーシートを持っていくと、授乳のついでにオムツ替えもできて便利。汚れてもさっと洗えば清潔に保てるのもオススメ。
ミネラルウォーター
ミルクのお湯を冷ますのには時間がかかり、他の人がいると水道も使いにくいので、ミネラルウォーターを用意するという声も。さっと適温にできるので便利。赤ちゃんには軟水がオススメです。
自分用の飲み物
授乳をするとママも喉が渇くもの。つい自分の飲み物は後回しになりがちなうえ、授乳室には自販機がないことがほとんど。ママの飲み物も用意しておきましょう。
授乳室でまさかのトラブル!?【先輩ママの体験談】
授乳室はいろいろな人が使うので、トラブルも起きがち。ママたちのびっくり体験談をご紹介。デリケートな場所なので、周りのことを考えて使いたいですね。
『ご飯を食べている家族がいた』
授乳室なのに食事をしている家族がいたというびっくりな経験。ただでさえ少ない授乳室を長時間使われ、においや衛生面でも気になってしまいますよね。
『確認もなくカーテンを…』
個室タイプではない授乳室では、開ける際に中に人がいないかそっと確認をするのがマスト。でも、パッとカーテンを開けて授乳室に入って来られてしまったという経験をした人も。誰もが気まずい気持ちになってしまいますね。
『赤ちゃんのギャン泣きがデパートに響き渡ってしまった』
授乳室でオムツ替えをしていたら、赤ちゃんがギャン泣きして焦ってしまったというママも。オムツ替えを嫌がってギャン泣きしちゃう赤ちゃんは多いので、あるあるですよね。
『パパ(男性)が入室していいか迷ってしまう』
最近ではパパが積極的に育児をする人が増えていますよね。パパも入れるスペースも増えていますが、ママだけの部屋との区別がわかりにくく、戸惑ってしまうパパもいるよう。授乳室はミルクをあげたいパパもいるのでわかりやすさが必要なよう。
男性の入室もOK?授乳室で気を付けたいマナー
体験談でも挙がってきた、パパが授乳室の使用に困っているという声。どうしても授乳室や、付随するオムツ替えルームはママ中心になりがち。パパも入室OKなところは増えているので、気にせず使ってOKな反面、ちょっとしたマナーを知っておく必要はあるようです。
男性の利用には賛成のママも多数!
アンケート調査の結果では、授乳室をパパが利用することにはウェルカムなママが多数派でした。とはいえ、パパだけで子どもを見ている場合はOKでも、ママが一緒ならパパは遠慮するべきという声や、そもそもやっぱりちょっと苦手というママもいるよう。また、マナーを守るといった気遣いをしてくれたら嬉しいという声も挙がりました。
他の人が使用中ならカーテンを大きく開けない
さすがに、他のパパに授乳中を見られるのは嫌だという声は多く、使用中なら一声かけて欲しいという人も。
付き添いだけなら入室を避ける
授乳室を使うことは問題ないと感じるものの、混んでいる時にママに付き添っているだけだったり、赤ちゃんのお世話をしないで座っているだけ、という行動にはマナー違反と感じる人が多いよう。
他のママがいるときの男性の入室は気を遣って
オムツ替えやミルクだけであれば問題はないものの、授乳をしている際に男性がそばにいることに不安を感じるママは多いよう。男性にも気を遣って欲しいと感じながら、授乳室自体が、ママでもパパでも安心して気楽に使えるような構造にして欲しいという声が多いようですね。
授乳室を探せるおすすめアプリ2選
必要な時に、なかなか見つけるのが難しい授乳室。ただでさえ赤ちゃん連れで荷物が多い中、建物に入って探すのは大変ですよね。そんな時に便利なのが、授乳室を検索できアプリ。出かける前にチェックしておけば、授乳の時間に合わせて移動を考えられますよね。また、急に授乳が必要になった時にもサッと探せればとっても便利。
ママパパマップ
授乳室やおむつ替え台・赤ちゃん休憩室を現在地からすぐに探せるアプリ。画像付きでわかりやすく、お湯や電子レンジの有無、貸出ベビーカーや体重計の有無まで一目で見つかるので、使い勝手がいいのが嬉しいところ。実際に使ったママ・パパのレビュー付きなので、具体的に参考することができます。また、パパの利用もOKかという情報もあるので、パパ&赤ちゃんの外出時にも安心!
コモリブ
全国のパパ・ママが行った子連れのおでかけスポットの口コミが豊富に掲載されたアプリ。おむつ替え施設の有無、授乳室の有無、個室の有無も分かるので、赤ちゃんの授乳室探しにも安心して使えます。他にも、ベビーカー入店の可否など、施設の子連れ歓迎度が分かるのもうれしいところ。対象年齢は0-9歳。小学生に人気の知育スポット、社会科見学施設、体験型のワークショップを開催する施設も多数掲載されているので長く使えるアプリです。
授乳室で快適に過ごせればお出かけがもっと楽しく!
外出先での授乳が理由で、赤ちゃんとのお出かけに不安を感じるママパパも少なくないですよね。でも、授乳室をうまく活用できれば、赤ちゃんもぐずることなく、ママパパも落ち着いた気持ちで過ごせるもの。疲れた時にはちょっとのんびりできるような授乳室もあるので、上手に使いこなすのがオススメです。今後はパパも戸惑うことなく、快適に使えるように配慮された施設が増えるといいですね!
文・構成/HugKum編集部