外遊びおもちゃの中でも、収納場所に困ってしまうのが三輪車です。外に保管すれば汚れやすい上に、盗まれてしまう可能性もありますし、集合住宅であれば外に保管すること自体が難しい場合もあります。室内や玄関で保管するには大きすぎるので、収納場所が思い浮かばず、購入自体を諦めてしまうことも。
そこでおすすめしたいのが折り畳みタイプの三輪車です。ワンタッチで折り畳みできるタイプもあり、収納場所に困らないことに加え、車にも積みやすいので持ち運びも便利です。
子どもの外遊びおもちゃとしての楽しさはもちろん、お出かけに便利なさまざまな機能が搭載された、おすすめの折り畳み三輪車を紹介します。
小さな子どもから使える便利な機能
一般的に三輪車は自転車に乗り換える前に使うおもちゃで、使用期間は幼児期に限られています。
折り畳み三輪車にはシンプルなタイプの他に、幼児期の子どもがより安全に遊べて使用期間も長くするための機能が搭載されたタイプもあります。
サンシェード
日差しから子どもを守ってくれるので、夏の暑い日でも安心して三輪車に子どもを載せることができます。その上、幼児期に紫外線を浴びすぎると、皮膚がんや目の病気の原因になってしまう可能性があります。
夏の暑さや紫外線対策の観点からもサンシェードがあると安心です。
また、簡易的な雨除けにもなるので、急な雨からも子どもを守ってくれます。ベビーカーのように折り畳みができるタイプが多く、サンジェード付きでもコンパクトに収納することが可能です。
押し手棒
子どもが三輪車を上手にこげない時期でも、押し手棒がついていればベビーカーのように走行を補助できます。
進行方向を操作できるので、ベビーカーの代わりに使うことができ、近所のお散歩やコンビニエンスストアなどへの買い物などにも活躍します。
ほとんどのタイプで押し手棒は取り外しできるので、子どもが成長して不要になっても邪魔になりづらいです。手元で進行方向を操作できるタイプと、ベビーカーのように前輪が回転するタイプがあります。
落下防止ガード
上手にお座りができない子どもでも、安心して三輪車に乗せることができます。ウエスト回りを囲うバータイプと、ベビーカーと同じ5点式ベルトタイプの2種類が主流。いずれも成長に応じて取り外せます。
足置きステップ
押し手棒を使って走行する際、ペダルに足が届かない子どもや、上手く足を乗せられない子どもでも安心です。
足置きステップが無いと、足を地面に引きずってしまったり、三輪車と地面の間に足を巻き込んでしまったりする危険があります。
足置きステップ自体も折り畳んで収納できるタイプや、取り外しできるタイプがあるので、収納スペースには困りません。
子どもの成長に合わせて3タイプから三輪車を選ぼう
三輪車の対象年齢は、機能性の違いで3タイプあります。安全性を高める機能は、使い始めの時期や子供の成長度合いによっては不要の場合もあります。
製品ごとの対象年齢を守りながら、子どもに合ったものを選びましょう。
背もたれ付き5点ベルトタイプ
1歳未満の時期からでも、ベビーカーの代わりとして利用できる折り畳み三輪車です。1歳未満の子どもはようやく座れるようになったころ。背中を支えるしっかりとした背もたれと、落下防止の5点式ベルトが必要です。
押し手棒はもちろん、サンシェード、足置きステップも必要な機能です。シートはリクライニング機能が付いているタイプなら、6か月ころからでも使える三輪車もあります。
バラバラに分解することで、小さく折り畳めるタイプがあり、室内でも保管場所に困りません。
落下防止ガード付きタイプ
1歳以上の子どもが安心して三輪車をこぐ練習ができるタイプです。子どもの成長に合わせて機能を選択しましょう。
1歳ころの子どもは、安定してお座りは出来てもまだ三輪車をこげないので、落下防止ガードに加え、押し手棒・足置きステップは必要な機能です。
個人差もありますが、2歳ころに三輪車を自分でこげるようになります。こぐ練習が安全にできるように、年齢や子供の成長に合わせて必要な機能を選ぶと良いでしょう。
いずれの機能も取り外せるので、最終的にはコンパクトな三輪車になります。
シンプルな三輪車
自分でこげるようになる2歳ころの子どもであれば、ベビーカーの代わりとして使う機会も少なく、安全性を高める機能は最低限で良いでしょう。
余計な機能が付いていない折り畳み三輪車は、構造自体がシンプルなので、折り畳みはもちろん組立ても簡単です。
折り畳むとよりコンパクトになり、重量も軽いタイプが多いので収納や持ち運びには優れています。
おすすめの折り畳み三輪車6選
使い始めの時期別に、おすすめの折り畳み三輪車を紹介します。
STR5 (グレー) – スマートトライク
生後6か月から使える折り畳み三輪車です。頭まで伸びた長い背もたれはリクライニング機能付きで、はだしでも乗れるようにフットレストが装備されています。
サンシェードは子どもの顔をすっぽり覆う大きさで、自分でこげないうちは前輪が360度フリー回転するので、ベビーカーのように使えます。
成長に応じて4段階に変形し、細かく分解するとキャスター付きのキャリーケース型になるので、収納はもちろん持ち運びも便利です。
対象年齢は6か月~3歳ころまで。
STR3 (レッド) – スマートトライク
生後10か月から使える折り畳み三輪車です。
生後6か月から使えるSTR5の折り畳み機能や走行性能はそのままに、チェアクッションやサンシェードなどを簡素化し必要な機能だけを搭載し、価格を抑えています。
対象年齢は10か月~3歳ころまで。
それいけ!アンパンマン オールインワンUP2 – ジョイパレット
男女を問わず人気が高いアンパンマンの折り畳み三輪車です。ハンドル中央にアンパンマンのエアホーンが配置され、三輪車に初めて乗る子どもでも親しみやすいです。
落下防止のガードはボタン一つで簡単に開閉でき、折り畳みもワンタッチです。押し手棒も半分に折り畳めるので邪魔になりません。
対象年齢は1.5~4歳11か月まで。
D-bike dax – ides
足蹴り遊びも楽しめる折り畳み三輪車です。三輪車をこげない1.5歳ころでも、地面を足で蹴って進む感覚を覚えられるので、乗り始めの時期から運動神経を養えます。
シートは長細く広いため、小さなころは安定して座れますし、成長して足が長くなってもこぎやすいので長く使えます。ワンタッチで折り畳みをすれば自転車のかごにも入る程に小さくなります。
対象年齢は1.5~4歳ころまで。
折りたたみ三輪車 ポータブルトライク – JTC
シンプルな折り畳み三輪車です。ペダルを取り外せば、足蹴りタイプのバランスバイクとしても使用できます。
4ステップで簡単に折り畳みできる上に、構造がシンプルなので総重量は3.5kgと軽く、ママでも持ち運び楽々です。
対象年齢は1.5~3歳ころまで。
年齢や成長に合わせて折り畳み三輪車を楽しもう
子どものおもちゃの中でも特に大きく収納場所に困りがちな三輪車ですが、折り畳み三輪車であれば収納や持ち運びに便利です。
三輪車は小さな子どもでも安全に乗れる工夫がされているので、比較的に対象年齢が広いおもちゃです。子どもの年齢や成長に合わせて選び、安心・安全に三輪車遊びを楽しみましょう。
文・構成/HugKum編集部