口に入れても大丈夫な粘土の種類は? 小麦粘土やお米粘土など7選

PR

室内遊びの定番である粘土遊び。お子さんにとって初めての粘土には、万が一口に入れてしまっても安心な素材のものを選びたいものです。この記事では、小麦やお米で作られた安心・安全な粘土の種類とおすすめ商品をご紹介します。

粘土遊びがおすすめの理由

粘土遊びはお子さんの成長にとってさまざまな良い影響があります。「手は第二の脳」と呼ばれるように、指先が刺激されることで脳の発達を促す効果が期待できます。また粘土で0から形を作る作業は、お子さんの自由な発想力や空間認識能力を養うことに繋がるでしょう。

おすすめの粘土の種類4選

粘土は原材料により使用感や特性が異なります。パパ・ママ世代には馴染み深い油粘土や紙粘土のほかに、小麦や寒天を使用した食品由来のものも増えてきました。万が一、誤って口に入れてしまった場合も安心な4タイプの粘土をご紹介します。粘土の特徴がそれぞれに違うので、年齢や好みに合わせた粘土を選びましょう。

やわらかく扱いやすい小麦粘土

小麦粘土とは、小麦と水、塩から作られた食物由来の安全な粘土です。柔らかいので、初めて粘土遊びをする小さなお子さんにもぴったりです。粘土自体に色がついていて、別の色の粘土と混ぜ合わせて混色を楽しむこともできます。

安価で気軽に購入できるのがメリットです。一方で、乾燥しやすいというデメリットもあり、一度固まると再利用ができなくなります。また、小麦アレルギーのお子さんには向かないので注意が必要です。

こむぎこ粘土は魅力がいっぱい!遊び方や保存方法、おすすめ商品までご紹介
「粘土遊びさせたいけど、まだ小さいし口に入れそう……」と悩んでいませんか?粘土は家で遊ぶのに最適なアイテムですが、上手に遊べるか分か...

発色のよいもちもち触感のお米粘土

米粉と水と塩から作られた、日本人にとって親しみやすい素材を使用した米粉粘土。発色が良くカラーバリエーションが豊富で、目にも楽しい粘土です。お米由来のため、小麦アレルギーのお子さんも安心して遊ぶことができます。

お米特有のもちもちした感が優しく、癖になる感触は癒し効果も期待できます。小麦粘土に比べて乾きにくいので扱いやすいですが、1日ほど置いておくと固まってプラスチックのような感触になります。お気に入りの作品ができた場合はしっかり乾かしてあげることで保存も可能です。

水にも強いシリコン粘土

シリコン粘土は、ベビー用品にも使用されるシリコン素材を使った粘土です。抗菌加工が施されているため清潔で安全性が高く、衛生的です。小麦粘土やお米粘土に比べると固さがあるため、握力がついてきてしっかり捏ねられるお子さんにおすすめです。

また、シリコン粘土の特徴として、オーブンで焼くと固まる性質があります。ぷにょぷにょした感触が楽しく、水にも強いのでお風呂で遊ぶこともできます。お気に入りの作品が完成したら、焼いておもちゃにしてあげても良いですね。

繰り返し使える寒天粘土

寒天から作られた粘土で、化学物質アレルギーの心配が少なく、食物由来なので口に入れても安心です。始めはぷるぷるとした感触ですが、捏ねていくと次第に柔らかくなり、伸びが良くなります。べたつかないためテーブルや手にくっつきにくく、扱いやすいのが特徴です。

乾燥すると消しゴムのような感触になりますが、濡れタオルなどに包んで一晩おくともとに戻るので、繰り返し使うことができます。

粘土のおもちゃでなに作る?小麦、米、寒天粘土までおすすめ8選
粘土のおもちゃはいいことたくさん! 粘土は幅広い年齢の子どもが夢中になって遊ぶことができる、定番人気のおもちゃです。粘土は色々なも...

粘土で遊ばせる時の注意点

誤飲に注意する

カラフルで柔らかい粘土は、お子さんには美味しそうに見えてしまい、口に入れてしまう可能性があります。子どもの気道は細いため、誤飲した粘土のかたまりで窒息してしまう危険性があります。

メーカーも食物由来の素材を使用したり、苦味をつけてお子さんが誤飲しないよう工夫を重ねていますが、粘土遊びをしている時はパパママが必ず近くでお子さんを見守ってあげてくださいね。

年齢や体質にあった素材を選ぶ

なんでも口に入れてしまう年頃のお子さんには、口に入れても安全な食物由来の粘土で遊ばせてあげると安心です。1歳頃は粘土の感触を楽しんだり、パパママが何かを作って見せ、「これはなに?」と当てっこ遊びをするのもいいでしょう。

指の力や握力が発達する3歳頃になると、お子さん自身で形を作る楽しさを覚え、作品作りを楽しめます。お子さんの年齢や手の力に合う固さのものや、乾くと色を塗って遊べるもの、さらに小麦アレルギーのお子さんにはお米粘土や寒天粘土など、お子さんの年齢や体質に合わせた粘土を選びましょう。

粘土遊びは知育にぴったり! 年齢ごとの遊び方や素材別おすすめ商品を紹介
子どもが大好きな粘土遊び。自分の好きなものを自由に作り上げていけるので、小さい子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。 ...

おすすめの粘土7選

ここからはお子さんが扱いやすく安心して使えるおすすめの粘土を紹介します。

ねんDo! はじめてのねんどセット おかたづけボックスつき – アガツマ

プレイシートや抜き型がついた小麦粘土。6色の粘土と、金魚や猫など4種類の抜き型がついています。ヘラは鳥のデザインが可愛らしく、部位によってさまざまな使い方ができるのが魅力です。

付属のお片付けボックスにすべて収納できるため、お子さんにお片付けを促しやすいところもポイント。はじめて粘土を触るお子さんにぴったりです。対象年齢は3歳以上。

シリコンねんど8色 – エジソンママ

独自の特許技術により開発されたシリコン素材の粘土です。密閉しなくても乾燥せず柔らかいままなので、何度でも遊ぶことができます。8色の粘土45g+黒色粘土10gが付いており、混ぜる割合でさまざまな色の粘土を作れます。

6種類の抜き型とヘラ2本、ローラーが付いているので、お子さんの創作意欲が刺激されます。専用の焼きシートを使用して作品を焼いてあげると、ぷにょぷにょに固まって、お風呂で遊ぶこともできますよ。

はじめてみようセット+お米ねんど8色 – トイローヤル

お米から作られた安心素材の粘土です。4色セットの粘土は発色が良く、混色しても綺麗な色味が続きます。付属の粘土型やしぼり器を使ってエビフライやスパゲッティ、たいやきやワッフルなどをお料理気分で作れるのが魅力。ただし美味しそうにできてもお子さんが食べないように注意してあげてくださいね。お米粘土は乾きにくいので、乾燥を気にせずゆっくり遊べるのも嬉しいポイントです。対象年齢は3歳以上。

寒天ネンドStudio 4色セット – ボーネルンド

寒天が原材料のボーネルンドの粘土です。寒天は保水性に優れているため、粘土遊び中も乾きにくく、ゆっくりと作品づくりを楽しむことができます。袋から出すと最初はぷるぷると固いですが、手の温度でどんどん柔らかくなり良く伸びるのも特徴です。

こちらの商品は防腐剤、保存剤は使用しておらず、防腐剤代わりにがりを使用しています。にがりの苦味はお子さんの誤飲を避ける効果があります。対象年齢は2歳以上。

お米のねんど ちょきちょきヘアサロン – 銀鳥産業

お人形を使った粘土遊びができる商品です。お人形の中に粘土をセットして押すと、まるで髪の毛のように頭から粘土がにょろにょろと出てきてインパクト抜群。付属のバリカンやハサミ、くしを使って楽しくヘアスタイルを作ることができます。

お友達と一緒にヘアスタイルを見せ合いっこしたり、パパママがリクエストしたりと、コミュニケーションをとりながらごっこ遊びを楽しめます。ヘアサロンも付属しているので、素敵なヘアスタイルが完成したら写真を撮ってあげましょう。対象年齢は3歳以上。

かんてんネンドStudio パステル・スイーツセット – ボーネルランド

こちらの寒天粘土はパステルカラーが愛らしい6色セットです。ケーキやソフトクリームなどのスイーツを作るのにぴったりなカラーリングで、甘いものが好きなお子さんにぴったりです。混色しても色が濁らないため、お子さんオリジナルスイーツ作りも楽しめます。誤って口に入れてしまう点には注意しましょう。対象年齢は2歳以上。

カラフルねんど おべんとうつくろう – トイローヤル

本物そっくりのお弁当を作ることができる小麦粘土のセットです。粘土4色にお弁当箱、トッピング用の粘土型や押し出し器、おはしなど付属品が付いています。プレイシートは明るいチェックカラーで、広げるとまるで本当のピクニックのよう。ウインナーやエビフライ、ゆで卵などたくさんのおかずを作ることができ、遊び方マニュアルも付いているので安心です。粘土でおかずを作っているうちに、苦手なおかずを克服できるようになるかも?! 対象年齢は3歳以上。

プレイ・ドーは楽しみながら子どもの成長を促す粘土!おすすめ6選を紹介!
1956年にアメリカで生まれたプレイ・ドーは、もともと幼稚園児のために作られた教材用の粘土です。スイーツセット・歯医者さんセットなど...

子どもが安心して遊べる粘土を選ぼう

大人が十分注意を払っていても、子どもはふと目を離した隙に粘土を口に入れてしまうことがあります。対象年齢だけでなく粘土の性質や安全性もしっかり確認したうえで、子どもにぴったりな粘土を選んで、パパママの目の届くところで遊ばせてください。

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事