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2024年の節分はいつ?
2024年の節分は「2月3日」です。しかし、2021年は節分は2月2日でした。これは明治30年(1897)2月2日以来、124年ぶりとなります。
ちなみに2021年前後の年の節分の日は、2020年は2月3日、2022年も2023年も2月3日となります。
今年の節分はいつまで?
節分には、いつからいつまでというのはありません。2024年は2月3日です。ちなみに翌日の2月4日が立春です。
二十四節気においての立春には期間があります。次の節気である雨水の前日までですので、立春の期間は2月4日から2月18日までです。
節分の日はどうやって決まる?
節分はどのようにして日にちが決まるのでしょうか。
そもそも節分は、季節がかわる前の日のこといいます。季節のはじまりには「立春」「立夏」「立秋」「立冬」があり、これらの「四立」の前の日が節分となるのです。
ではなぜ2月の立春の前日だけを「節分」というのでしょうか。これは、古くは冬から春になる頃を1年のはじまりと捉え、特別な日と考えられていたためです。
2024年は立春が2月4日となります。よって、その前日2月3日が節分となるのです。
節分とは?その由来と意味
節分はいつごろはじまった行事なのでしょうか。また節分にはどんな意味があるのでしょう。節分の由来と意味を知りましょう。
節分の起源は平安時代
節分は古くからある行事で、平安時代の宮中行事「追儺(ついな)」が起源といわれてます。この追儺は、大晦日に陰陽師が厄や災難を払う行事です。時を経て、室町時代になると現在のように豆をまいて鬼を追い払う行事になったといわれています。
節分に込められた意味
「節分」には、「季節を分ける」という意味があります。季節のはじまりには、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」があり、その前日が節分なのです。しかし、現代では立春の前だけを節分といいます。その理由は、4つの季節の中でも1年のはじまりである「立春」が重要視されていたためです。江戸時代以降、「節分」といえば立春の前日のことを呼ぶようになったといわれています。
節分の風習・行事・食べ物
節分には、豆まきや節分いわし、恵方巻きなどの風習や行事、食べ物があります。それぞれの由来や意味をご紹介しましょう。
豆まき
節分といえば豆まきですね。豆まきは、季節の節目である節分の時期に、鬼が災いをもたらすと考えられていることから、鬼を寄せ付けない、追い払うために、魔除けの力をもつ豆をまいて鬼を退治するという風習です。
豆まきの豆には、穀物の中でも霊力が宿っているといわれる大豆を使います。豆が「魔滅(まめ)」、豆を煎る「魔の目を射る」という語呂合わせなどから大豆を煎って使うのが一般的です。これを「福豆」といいます。地方によっては、落花生をまくところもあります。
豆まきのあとは、1年間無病息災で過ごせるように年の数だけ福豆を食べましょう。
豆まきの由来や意味、詳しいやり方は、以下の記事で紹介しています。参考にして豆まきを行ってみてくださいね。
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恵方巻き
節分の行事食には、豆のほかに恵方巻きもあります。恵方巻きは、七福神にちなんで7種類の具を入れた太巻き寿司のこと。その年の恵方を向いて無言で食べると、無病息災や商売繁盛、願い事が叶うという、縁起が良いといわれる風習です。
もともと関西地方で親しまれていた風習でしたが、コンビニエンスストアが恵方巻きを販売したことにより、現在では全国的に知られるようになり、定着ました。
以下の記事では恵方巻きについて詳しく説明しています。2024年の恵方や食べ方のルールが知りたい方はチェックしてみてくださいね。
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節分いわし
節分いわしとは、葉のついた柊の枝に、焼いたいわしの頭を刺した、節分の飾りです。これを玄関先に飾り、鬼が家に入ってくるのを防ぎます。なぜこの節分いわしが鬼の侵入を防ぐのかというと、鬼は、柊の葉のトゲやいわしの焼いたニオイが嫌いだからです。ですので節分いわしには、魔除けの意味があるのです。
節分いわしの作り方や飾り方は以下の記事に掲載しています。参考になさってくださいね。
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手作りの節分飾り・工作アイデア
鬼のお面や壁面飾り、お豆入れなどの節分飾りやアイテムを手作りすると、節分がより楽しくなることうけあいです。ここでは、SNSで見つけた節分飾りの工作アイデアをご紹介します。
節分飾りはいつからいつまで飾る?
節分の飾りに「節分いわし」があります。これは、正月の行事がひと段落した1月15日から飾り、節分の日の当日まで飾るのが一般的です。
これに習い、節分に飾った鬼、おたふくの飾りやお豆入れなども、同じように1月中旬から節分の日の当日まで飾り、節分の日の翌日には片付けるとよいでしょう。ただし、この日までに飾りを片付けないといけないという決まりはありません。しかし、節分は季節の節目ですので、次の行事や、春を迎える準備をはじめたほうがよいかもしれませんね。
100均のカラーダンボールで「恵方巻き」
kinako_710さんの作品は、100均のカラーダンボールを使った恵方巻きです。黄、赤、緑のカラーダンボールをくるくる巻いて具にし、緩衝材をご飯に見立てているところが特徴的。くるくる巻くだけだから、小さなお子さんでもできそう。
折り紙で「ミニ鬼軍団」
優しい色合いの折り紙で鬼の顔を折った、a_chan.4425さんの作品。毛糸を割いて丸めた髪の毛がポイントです。いろいろな色でたくさん作るとかわいいですね。
おしゃれな「柊鰯風節分リース」
柊鰯に使う柊とまめがらを合わせたリースはemi2さんの作品。鬼とおたふくのお面をアクセントに、稲穂や唐辛子を加えてナチュラルな雰囲気に仕上げられています。魔除け効果がありそうですね。
子どもが楽しく作れる!節分の工作を製作
節分気分を高めるために、お子さんといっしょに節分の工作を製作しませんか。家にある牛乳パックやティッシュの空き箱で鬼のお面を作ったり、折り紙でお豆入れを作ると、節分をより楽しめます。
もっと節分の工作を楽しみたい方は以下の記事をどうぞ。こちらの記事では、節分を楽しむアイテムや節分ゲームなど、いろいろな製作のアイデアをご紹介しています。
▼工作アイデアはこちら
豆まきの歌を歌ってみよう!
「おにはそと〜、ふくはうち〜」ではじまる童謡「まめまき」。歌詞に合わせてオリジナルのふりつけをつけながら歌うと楽しくなりますよ。親子で一緒に歌って楽しみましょう!
節分ソングには「まめまき」以外にも、「鬼のパンツ」や「おまめ戦隊ビンビンビーン」などがあります。節分ソングがもっと知りたい!という方は、以下の記事を読んでみてくださいね。
▼節分ソングはこちら
節分に読ませたい絵本のおすすめ
歌いながら読める絵本から、ゆかいな鬼の話、はたまた節分の日のひみつがわかる絵本まで、節分に読みたい絵本を3冊選んでみました。
「おにのパンツ」
手遊びでもよく知られる歌「おにのパンツ」。その歌の歌詞をそのままに、ユーモラスな画面構成で展開する絵本です。誰がパンツをはいてる?どんなパンツ?いろいろ発見したり、歌ったり、踊ったり、遊びが広がります。楽譜付き。
「ふくはうちおにもうち」
節分の夜に、「さむいよう」という鬼たちを迎え入れて宴会がはじまります。いつも虐げられている鬼達をもいっしょに誘い込んで、いつのまにか福の神までやってくる楽しいお話です。
「せつぶんのひのおにいっか」
おに一家はにんげんたちに気づかれずに暮らしていましたが、ある晩、「明日は節分」という話を聞いてから、おに父さんとおに母さんのようすが変になってしまいます。節分の日に、おに一家になにが起きるのでしょうか。節分の日のひみつがわかるかもしれません。
楽しい節分を
2024年の節分は2月3日です。おうちで豆まきをしたり、恵方巻きを食べたり、工作したりと、楽しい節分を過ごしてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部