入園・入学を控えたお子さんのいるご家庭では、名前付けなどのグッズ準備に追われていると春休みはあっという間に終わってしまうもの。まだまだ余裕があると思っているとすぐに式当日がやってきます。
今回は入園・入学コーデスナップにご協力いただいた総勢24人の先輩ママさんに、式当日のエピソードを教えてもらいました。持っていってよかったものからヘアメイクについて、そして失敗談まで、ボリュームたっぷりでお届けします!
入園・入学式に持って行ってよかったもの
堂々の第1位は『大きめサイズのサブバッグ』
入学式で役立ったものの第1位は断トツで『大きめサイズのバッグ』。入園・入学式ではさまざまな資料や冊子、提出物などをたくさん渡されます。大きめのサブバッグを持っていけばそれらの配布物をまとめて入れて持ち帰ることができて便利だと、約8割のママが「絶対に持って行くべき」と挙げていたアイテムです。
「資料などを入れるためのバッグは必要です。お金を使うことはなかったので、お財布は荷物になるしいらなかったかな」高橋真以子さん(7歳女の子のママ)
「大きい封筒などの配布物が多いので、上品なA4バッグが活躍しました」古川美樹さん(13歳・8歳女の子のママ)
「A4サイズの資料が入るサブバッグ」中島茉由さん(9歳・5歳女の子のママ)
「書類や資料をたくさんもらうので、エコバッグやトートバッグがあるといい」水戸怜子さん(3歳男の子のママ)
気候によっては寒さ対策も必要!
入園・入学シーズンはポカポカ陽気の日もあれば肌寒さを感じる日もあり、気温が安定していない時期。日によってはわりと厚めのコートを着込むなど、寒さ対策が必要なことも。特に体育館は冷えるので要注意!
「当日かなり寒くて着物の上に羽織れるものも借りていきました。特に体育館が寒かったので、持って行ってよかった!」阿比留景子さん(11歳・8歳女の子、0歳男の子のママ)
「室内でも意外と寒かったのでストールなどの調整できるものが役立ちました」一戸加奈さん(10歳・6歳女の子のママ)
『ビデオカメラ』で一生に一度の晴れ姿をしっかり記録!
他に多く挙がったのはビデオカメラ。写真はスマホに頼り、動画はビデオで撮影するという人が多いようです。
「ビデオカメラ。式ではなく、学校からの帰り道に何となく撮っていた、まだ背が小さくてランドセルが巨大に見える娘の動画が成長を感じられてお気に入りです」鈴木美奈子さん(10歳女の子・7歳男の子のママ)
「4Kのビデオカメラを持って行って使ったけど、結局新しいiPhoneとジンバルで撮影しました」高橋真以子さん(7歳女の子のママ)
スリッパの用意も忘れずに!
失敗談続出!? みんなの当日エピソード
式当日のエピソードを聞いてみたところ、なんと8割が失敗談という結果に。誰にとっても不慣れなことゆえ、「もっとこうしておけばよかった…」とあとから後悔を感じる親御さんは決して少なくないようです。
写真・動画撮影で後悔!?
子どもの晴れ姿をばっちり収めたい!と意気込みつつも撮影の時間があまり取れなかったり、当日の子どもの機嫌やハプニングなどにより思い通りにいかなかったというママが多数見受けられました。
「入場と退場を録画していたのですが、録画ボタンが押せていなくて退場シーンだけ撮り逃してしまいました」新井春香さん(7歳男の子・4歳女の子のママ)
「朝から娘の機嫌が悪くて、行列に並んでようやく門の前で撮った記念写真はすべてしかめっ面…(泣)。帰りだと疲れているだろうと思って朝撮ったけど、帰りの方が緊張から解放されてイイ表情でした」鈴木美奈子さん(10歳女の子・7歳男の子のママ)
「子どもの写真ばかり撮っていたら自分が写った写真が1枚もなく、一生に1度のことなので子どもと一緒に撮っておけばよかったな、と後悔」中島茉由さん(9歳・5歳女の子のママ)
「時間が満足に取れず入学式の看板のところでの写真撮影があまりできなかったので、もう少し余裕を持って行けばよかったです」樋口いづみさん(11歳女の子のママ)
「ビデオカメラを持って行かず後悔。保育園の規模ではスマホでも十分だったんですが、小学校は体育館が広いので、スマホでの動画撮影では我が子がどこにいるのかもわからない状態に…。肉眼にしっかりと焼き付けました♪」むらたさきさん(7歳・4歳・1歳男の子のママ)
服装についての失敗談も多数!
他に多かったのが当日の服装についての失敗談。子どもの準備もあり、入園・入学式の朝はみんなバタバタ!着慣れないフォーマル服だからこその失敗や、予想より気温が低かったなど想定外のできごとによるものなど、さまざまな回答がありました。
「携帯スリッパを久しぶりに引っ張り出し持って行き、いざ履こうと思ったらかなり劣化していました…事前に確認すればよかった!」古川美樹さん(13歳・8歳女の子のママ)
「たった1日だけだし、と手持ちの服で済ませた入学式コーデ。私的にはバランスやサイズ感がしっくりこなくて…。今見てもあまり好きではない感じです(笑)」三井亜希さん(10歳男の子のママ)
「サブバッグについて何も考えていなかったので、フォーマルな格好にマルシェバッグを持つことになってしまい、写真撮影の時に失敗した~と思いました」 星千枝さん(10歳女の子・6歳男の子のママ)
「寒い日だったので薄手の生地の服とくるぶし丈のパンツで寒かったです。これをふまえて、次はもう少し暖かそうなスーツを買うつもり(笑)」宇佐美彩さん(6歳・1歳男の子のママ)
「久々にピンヒールを履いたのでスムーズに歩けず…。もう少し太めのヒールにすればよかったと後悔」村井絢さん(8歳・2歳、男の子のママ)
子ども連れは一筋縄ではいかない!?
子どもといるとハプニングはつきもの。特に入園式では不測の事態に陥りパパ&ママは慌ててしまうことも…。
「子どもが泣いてしまいなだめるのに必死で、入園の感動どころではなかった」黒田里美さん(5歳男の子のママ)
「子どもの服がまだ大きくて、ズボンが脱げそうでした(笑)」水戸怜子さん(3歳男の子のママ)
「娘の髪を高い位置で結んで入学式へ。黄色い指定帽をもらったら入らず、その場で下の位置に結びなおすはめに…。ダウンスタイルか、下の位置で結んでいけばよかったです」小林恵梨子さん(7歳・2歳女の子のママ)
他にもこんなエピソードが…
「全国的にコロナの感染が拡大していたので入学式には参加せず、写真撮影と資料だけ受け取りに行きました」高橋まりなさん(10歳・5歳女の子・7歳男の子のママ)
「当日はコロナ禍で全員マスク着用。換気のため窓が開いていたので、保護者はずっとコート着用のままでした」安藤千英さん(7歳女の子のママ)
ヘアメイクで気を付けるべきこと
入園・入学式は服装だけでなくヘアメイクも悩みどころ。先輩ママさんたちにどんな点に気を付けたのか聞いてみたところ、「清潔感」・「親しみやすさ」・「ナチュラル感」の3つに重点を置くことが大切だという答えが返ってきました。
「数年後に写真を見返しても恥ずかしくないよう、シンプルに」高橋まりなさん(10歳・5歳女の子・7歳男の子のママ)
「気の合うママ友が欲しかったので、あまりキメすぎずにいつも通りのラフに崩した感じのヘアで、普段の自分らしさを出しました」古川美樹さん(13歳・8歳女の子のママ)
「印象的にあまりお堅く見えないよう、ヘアメイクはいつも通りカジュアルに」阿比留景子さん(11歳・8歳女の子、0歳男の子のママ)
「リップは普段より色みを控えて万人受けするカラーにしました。第一印象が大事だと思い、ヘア・メイクともに親しみやすさが出るよう心掛けました」鈴木美奈子さん(10歳女の子・7歳男の子のママ)
「清潔感が出るようまとめ髪に。ヘアカラーも目立ちすぎないよう暗めにしていきました」宇佐美彩さん(6歳・1歳男の子のママ)
「眉毛は太めに、アイメイクは控えめに。リップも真っ赤は避けました」水戸怜子さん(3歳男の子のママ)
「カラーレス。ナチュラル感を意識しました」丸山悠美さん(8歳女の子のママ)
ヘアメイクに関するプチ後悔談も…
「入学準備や着ていくもので頭がいっぱいでヘアのことまで頭が回らず、しかも当日が雨でどう頑張っても髪がまとまらなくて悲惨なことに…」岡本ハナさん(9歳・3歳女の子、5歳・0歳男の子のママ)
「下の子がまだ赤ちゃんだったこともあり朝余裕がなく、ヘアアレンジをしないで行ってしまったことに少し後悔しています。周りには着物の方もいたり、華やかな印象でした」一戸加奈さん(10歳・6歳女の子のママ)
「風が強くて外で撮影する時に髪が散らかって大変だったので、子どもの髪はまとめたほうがよかったと後悔」小林恵梨子さん(7歳・2歳女の子のママ)
「髪が短かったのでコテでしっかりめに巻いてメイクも派手すぎないようナチュラルに仕上げたつもりだったのですが、そのせいで何だか老けて見えてしまい、全体的にイマイチでした」三井亜希さん(10歳男の子のママ)
昨年入園・入学式を経験したママさん達からは「窓が開け放たれていたせいで想像以上に寒かった!」という声が多かったように、コロナ禍での入園・入学式は体育館の寒さとの戦い。当日の気温によっては防寒対策を入念におこなったほうがよさそうです。
さまざまなエピソードが飛び出した今回のアンケート。持ち物やヘアメイクなど、先輩ママさんたちの意見をぜひ参考にしてみてくださいね。
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文・構成/鈴木美奈子