子供も大人も大好きなイベントのひとつ、ハロウィン。 アメリカの盛り上がりとはまた違う、イギリスのアットホームなハロウィンもなかなかです。
ロンドンに暮らす、二人の男の子のママからの現地レポートをお届けします!
とにかく大人も本気になる!ロンドンのハロウィンは大盛り上がり
Trick or Treat と魔女やお化けに仮装してスイーツをもらいに街中を練り歩く10月31日。その日になる前にも、大小たくさんのパーティーが開かれます。
PTAも一緒に、学校でハロウィンディスコ!
4歳と7歳の息子が通うプライマリースクールでは 毎年10月半ばにPTA主催のハロウィンディスコが催され、その日は学校にも任意でコスチューム登校ができます。魔女やお化けがウヨウヨいるクラスルーム、想像しただけでエキサイティングですよね。
放課後には ハロウィンに因んだ 手作りのカップケーキや、スイーツのスツール、フェイスペインティングにフォトブース、アップルボビング(水に浮かんでいるりんごを口で取るゲーム)などのゲームのスツールなど盛りだくさんのアクティビティが目白押しです。
そして極めつけはセミプロフェッショナルの父兄のDJによるディスコタイム!
ボランティアの父兄たちも、自らコスチュームやフェイスペインティングを施して参加するので盛り上がらない訳がありません。とにかくワイワイ、子供も大人も先生たちも一緒にフィーバーします!
ロンドンという土地柄か、親たちもミュージシャンや舞台デザイナー、フォトグラファーにスタイリストと多才な人たちが多く、こういうイベントに率先して参加してくれるので学校行事といえどもかなりのクオリティに仕上がっていきます。
ところで、我が家のハロウィンといえば
今年9月、下の息子が学校付属の幼稚園に入園したので、その顔合わせを兼ねて放課後クラスのお友達5人くらいを遊びに誘っていたところ、噂に尾ひれはひれがつき 結局 兄弟、父兄を入れて総勢30人を呼んでのハロウィンホームパーティに!!
一体どういうこと?! でもこうなったら楽しむしかありません。
簡単に作れる、ハロウィンスナックとデコレーション 子供にはフルーツジュース、大人たちはプロセッコで乾杯。 コウモリ型に切った紙を椅子がわりにした 椅子取りゲーム、魔女の杖に見立てた釣竿でプレゼントをピックする魚釣りゲーム、最後は 暗くした部屋に潜むモンスターにスイーツをもらいに行く肝試しで大盛り上がりでした。 基本的にいつもキッズパーティーでは 日本のゲームをこちらのテーマに合わせてアレンジするのですが こういうアイディアを思い出すのも 子供の頃 私たちをふんだんに楽しませてくれた大人たちの努力のお陰です。楽しいことは幾つになっても心に残りますね。
ただ、今回 肝試しのモンスター(夫)が怖すぎて泣き出す子たちが続出したので トラウマになっていないかだけが心配です。
腕をふるったハロウィンパーティメニューはこちら!
ハロウィン当日はというと、地域ごとに気合を入れて飾り付けをする家が固まっている場所があり、午後5時過ぎから子供達は各々、コスチュームやフェイスペインティングでばっちり決めて Trick or Treatを始めます。“ハロウィンやってます”の目印は玄関前に、かぼちゃのランタンがあること。これを見つけると子供達の興奮はマックスに!
もらったお菓子を入れる用のバケツを大事に抱えて、心細い子たちはお友達と一緒にドアベルを鳴らしTrick or Treat !とお決まりの文句を。
大抵ランタンを出しているお家の方々は仮装していることが多いので、その姿に驚いたり笑ったりしながらお菓子をもらい、また次の家へ。スモークや音響効果、映像を使ってまるでディズニーランドのホーンテッドマンションのような演出をする家もあり、付き添いの親たちにとってもかなりの見応えです。
ハロウィン当日になるまで、はやる気持ちを抑えつつ、今年はどんな仮装をしていこうか子供達は必死で考えるのです。
もし、ハロウィン期間中にロンドンいらっしゃることがあれば是非、コスチュームをばっちり決めてハロウィンを体験してみてはいかがでしょう。大人もハマってしまいますよ!
氏家祐子