英語読み聞かせ初心者は、レオ・レオニの名作を【バイリンガルママの英語で絵本】オススメVol.2

 

ハードルが高そうな英語の絵本、おすすめの選び方は?

英語教育ってどうしたらいいの?幼い頃から英語に触れさせた方がいいと聞くけれど、やり方がわからない…。

そんなママパパにオススメなのが、英語の絵本を子供に読み聞かせてあげること。とにかくまずは英語絵本を手に取ることから始めてみませんか。

赤ちゃんから幼児まで楽しめる名作英語絵本作者、レオ・レオニ!

バイリンガルママの二人で発足した私たちLITTLE ARTISTS LEAGUEが、自身の子育ての中で役立った英語絵本を紹介する連載。第2回目にふさわしい作品は、Leo Lionni(レオ・レオニ)氏の絵本4冊をご紹介します。日本語版はきっと一度は読んだことがあるという方が多いのではないでしょうか。

レオ・レオニってだあれ?

レオ・レオニは、アメリカやイタリアで活躍したイラストレーター兼絵本作家です。1910年にオランダで、裕福なユダヤ人家族に生まれ、幼少の頃からピカソの芸術などに触れる機会を多く持ち、欧米を行き来しながら育ちました。
20代でアメリカに移住し、グラフィックデザイナーとして活躍しました。あの「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールの才能を見出したのは彼です。1957年に孫のために制作した「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビューを果たして以来、精力的に絵本の制作を続け約40作品を残しました。

英語版で読むなら?レオ・レオニのおすすめ絵本4選

1Little blue and little yellow(あおくんときいろちゃん)

little blue and little yellow by Leo Lionni

日本語版でも非常に有名ですが、ちょっと抽象的で取っつきにくいかもしれません。しかし、一ページに一文くらいなので、英語で読んでみるにはもってこいの一冊です。

<あらすじ>

あおくんとパパとママと登場するのは、絵具で描いたいぶつな丸と長丸二つです。仲良しのきいろちゃんとくっついていると緑になってしまいますが、家に帰るとどちらの家でも「うちの子じゃないよ」と分かってもらえないのです。ようやく元に戻れたので、家に帰ると何が起こったかようやく理解してもらえました。

英語読み聞かせのポイント

色の名前や、here and there(そちらやこちら)、Play at Hide-and-Seek  (かくれんぼをして遊ぶ)、Play in the park(公園で遊ぶ)、ran though the tunnel(トンネルを走って)など日常で良く使う表現が登場します。

登場人物は、手や足だけでなく、目や鼻もないのですが、不思議と生き生きと動きまわるのがとっても魅力的です。また、仲良しのきいろちゃんとくっついていると緑になってしまうのも、色を混ぜるとどうなるの?という発見を読者に贈られています。

2The color of his own(じぶんだけのいろ:いろいろさがしたカメレオンのはなし)

A Color of His Own by Leo Lionni

日本語のタイトルは、「じぶんだけのいろ」というタイトルですので、英語のタイトルの直訳ですね。この作品も一ページ一文程度で、非常に読みやすい作品です。

<あらすじ>

様々な生き物はそれぞれの色があるけれど、いる場所によって色が変わってしまうカメレオンは、自分の色を持てないことを嘆いていました。だけどあるとき、もう1ぴきのカメレオンに出会います。2ひきは共に暮らすことで悲しみを共有し、克服しようとします。一緒に緑になり、紫になり、黄色になり……一緒に変わり続けるという「じぶんのいろ」を見つけることが出来たようです。

英語読み聞かせのポイント

動物や色の名前の単語が沢山出てくるので、一緒に指さしながら楽しめる一冊です。簡単ながらも、親から贈りたいメッセージが詰まった作品です。

3Swimmy(スイミー:ちいさなかしこいさかなのはなし)

Swimmy by Leo Lionni

日本ではこの作品も一、二を争う代表作です。少し長文なので、最初に日本語で読んでみたり、読み比べが出来るように一冊に日本語と英語が併記されている絵本を手に取ると良いかもしれません。

<あらすじ>

小さな魚スイミーは、兄弟たちみんな真っ赤な魚の中一人だけ真っ黒な魚でした。大きな海で暮らしていたある日、大きなマグロに兄弟を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かります。兄弟を失ったスイミーはさまざまな海の生き物たちに出会いながら放浪するうちに、岩の陰に隠れてマグロに怯えながら暮らす兄弟そっくりの赤い魚たちを見つけます。マグロが怖いからと岩陰から出てこない小魚たちに、スイミーは、マグロに食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案します。そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを申し出たのでした。

英語読み聞かせのポイント

Tuna Fish(まぐろ)、Jelly Fish(くらげ)、Lobster(ロブスター)、Eel(うなぎ)など海の生き物が沢山登場するので、一緒に覚えると楽しいですね。

周囲の仲間と色が違うことに不安を感じるのではなく、自分の特性を生かす提案が出来るスイミーに共感する人が沢山いることでしょう。

 

4Matthew’s Dream(マシューのゆめ:えかきになったねずみのはなし)

Matthew’s Dream by Leo Lionni

ネズミのシリーズで、日本では「フレデリック:ちょっとかわったねずみのはなし」が有名ですが、LITTLE ARTISTS LEAGUEからはえかきになるおはなしのこの一冊を強くご紹介したいです。スイミー同様少し文章が長めなので、日本語でまず最初に読んでみるのが良いかもしれません。

<あらすじ>

貧しいねずみ夫婦にはマシューという息子がいました。貧しい夫婦は息子に、将来は医者になるだろうと期待をします。ある日、マシューは美術館へ行き、その晩マシューは夢を見ます。大きな素晴らしい絵の中を歩いている夢。目が覚めて自分のいる屋根裏部屋の侘しい光景にマシューは涙を浮かべますが、屋根裏部屋のガラクタが魔法のように形を変え、色が輝き始めます。そして、マシューは絵描きになると両親に宣言し、絵描きになります。一生懸命仕事をし、マシューは有名になり、世界中からねずみたちがマシューの絵を見に、買いにやってきます。そして、彼の描いた一番大きな絵は、いまでは美術館に飾られています。

通常えかきのような職業は、大半が収入を得ることが難しく両親の意向とは違っても貫く大切さを伝えてくれます。また、美術館へ行って、肖像画から抽象画まで様々な絵の種類があること見せてくれるのも、発見が多いですね。

英語読み聞かせのポイント

I want to be a painter! (ぼくは、絵描きになりたいんだ!)

Doctor(医者)など、職業が登場しますので、是非親子で、What do you want to be in the future? (将来なにになりたいの?)という会話を楽しんでみましょう!

また、別の作品で、「フレデリック:ちょっとかわったねずみのはなし」は詩人になりたかったネズミの話で、「おんがくねずみジェラルディン」は音楽家のネズミの話なので、併せて読んでみると、子どもの世界が広がりそうです。

 

秋の自然の中から、レオ・レオニの絵本に登場するような動物を作ってみましょう!

レオ・レオニは、数多くの植物や動物を主人公にした絵本作品を精力的に作りました。特に、目玉が一貫して共通したネズミやワニなどは沢山あります。是非、レオ・レオニが多く用いた技法の一つであるコラージュで作品を作ってみましょう!詳しい作り方はこちらをご覧ください!

葉っぱの茎部分をしっぽに見立てたり、葉っぱが切れていても、うまく口に見立てたり、小さなアーティスト達の想像力は大人の想像を遥かに越えてゆきます。

(c)LITTLEARTISTSLEAGUE photo by Nanako Koyama

 

(C)LITTLEARTISTSLEAGUE photo by Nanako Koyama


LITTLE ARTISTS LEAGUEは母になった、アーティスト二人が立ち上げた、

親子へ向けた、本気でアートをやっていく活動団体です。

 

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