失敗しないマットレスの選び方。試す方法やおすすめのブランドは?

マットレスにはさまざまな種類があり、それぞれ価格帯や寝心地が異なります。ブランドによっても個性があるため、じっくりと比較して、自分にぴったりの1枚を選びましょう。失敗しないマットレスの選び方や、お試し方法を解説します。

自分に合ったマットレスを選ぼう

マットレス選びは「自分に合っている」かどうかが重要です。家族や友人にすすめられたマットレスが、あなたにも合うとは限りません。日々、家事や仕事、育児に忙しく過ごすママやパパこそ、快適な睡眠でしっかりと疲れを癒したいものです。自分に合うマットレスを見つけるポイントを見ていきましょう。

正しい寝姿勢を保てるマットレスが理想

理想的なマットレスの条件は、「正しい寝姿勢を保てる」ことです。正しい寝姿勢とは、あおむけで寝たときに背骨の湾曲部分とマットレスの間が2~3cm空いている状態です。この姿勢であれば、頭部・胸部・臀部の3カ所をバランスよく支えられるため、体に負担がかかりにくくなります。朝まで熟睡でき、疲れもよく取れるでしょう。

逆に、正しい姿勢を保てない場合は、肩や腰など特定の部位に負担がかかり、痛みや疲労感の原因となります。同じマットレスでも、寝る人の体重や体型によっては正しい寝姿勢を保てないケースもあるため、マットレスを買うときは必ず試し寝をして、寝姿勢をチェックしましょう。

マットレス選びのポイント

マットレスはコイルの有無やサイズ、厚さなどによって多くの種類に分けられます。どのようなタイプが欲しいのかをある程度を決めておくと、売り場で迷わずに済むでしょう。

マットレス選びのポイントを三つ紹介します。

負担にならない硬さ・厚さ

マットレスの硬さは、寝姿勢に大きく影響します。硬めが好きだと思っていても、硬過ぎると寝姿勢が崩れて体に負担がかかってしまう場合もあります。実際に寝て姿勢をチェックしながら、負担にならない硬さを決めるようにしましょう。

また、マットレスには厚さが5cm程度の薄型と、10cm程度の厚型があります。

薄型のマットレスは「トッパー」と呼ばれ、主に現在使用中のマットレスの上に敷いて、寝心地を改善するために使われます。床に直接敷いたり、ベッドフレームに乗せたりする場合は10cm程度の厚いタイプを選びましょう。

1人用か2人以上用か

サイズ選びについては、各家庭によって事情が変わります。単に買い替えるだけなら、今使っているマットレスと同じサイズで問題ないでしょう。

引越し・自宅のリフォーム・夫婦の部屋分けなどを検討している場合は、部屋の広さや寝る人の体格を考慮して決めると失敗がありません。大柄で今のマットレスが狭いと感じている人なら、一回り大きなサイズにするのもアリです。

なお、ダブルサイズは大人が2人で寝るには手狭です。夫婦で一緒に寝る予定がある人は、クイーンサイズかキングサイズを検討しましょう。

コイルの有無

マットレスはコイルの有無で、大きく2種類に分けられます。コイルの有無を決めるだけでも、マットレス選びはぐっと楽になるでしょう。

コイルタイプ」は、中に金属製のコイル(バネ)が入ったマットレスで、厚みと重量があります。耐久性や通気性に優れており、長く使いたい人におすすめです。

ノンコイルタイプ」は、中に「ウレタンフォーム」や「高反発ファイバー」「ラテックス」などを詰めたマットレスです。素材にもよりますが、薄くて持ち運び可能なものが多く、コイルタイプに比べて手軽です。

衛生面や耐久性もチェック

マットレスは布団と違って気軽に干したり、洗ったりできません。特に、ノンコイルタイプは中が詰まっているため、湿気がこもってカビが発生するおそれがあります。抗菌・防カビ加工や放湿機能の有無もチェックしておきましょう。

耐久性は、マットレス自体の寿命はもちろん、正しい寝姿勢に影響します。見た目はきれいでも、へたってくると体が沈んで寝姿勢が悪くなり、マットレス本来の役割を果たせません。

なお、コイルタイプはノンコイルタイプより耐久性が高い傾向にあります。迷ったときは、使いたい年数に耐えられるかどうかで選ぶとよいでしょう。

価格の違いで差は出る?

マットレスの価格はメーカーや機能によって、数千円から数十万円までと幅があります。価格の違いは、寝心地に直接影響があるのでしょうか。マットレスの価格と品質の関係について、見ていきましょう。

安いからといって品質が劣るとはいいきれない

マットレスの価格と品質は、必ずしも一致するとは限りません。手頃な価格帯のマットレスの中にも、高級ブランドに劣らない耐久性や機能性を持つ製品はたくさんあります。予算が少なくても、十分満足できるマットレスが見つかるでしょう。

とはいえ、高価なマットレスにはそれなりの理由があります。側生地や中身の素材にこだわり、手間暇をかけて作られているため、寝心地も格別です。無理のない範囲で、さまざまな価格帯の製品を見比べてみるとよいでしょう。

有名ブランドは10万円を超えるものも

マットレスの価格は、使用する素材の質や量はもちろん、人件費や配送料、研究開発費、広告費などで決まります。どの項目にも手を抜かずに品質のよさを追求すれば、当然価格は高くなります。このため、有名ブランドのマットレスの中には、10万円を超えるものも珍しくありません。その代わり耐久性や満足度が高く、長く使えるのです。

人間の睡眠時間は、一生のうち約1/3を占めます。長い時間を快適に過ごせると考えれば、高いお金を出して買う価値はあるといえるでしょう。

家具量販店はブランド顔負けの品揃え

ニトリや無印良品、IKEAなどの家具量販店は、手頃な価格帯とブランド顔負けの豊富な品揃えが魅力です。さまざまな種類のマットレスを比べながら、自由な発想で選べます。ベッドフレームやカバー類が充実しており、寝室をトータルコーディネートできるのも魅力です。コスパの高いマットレスを探している人や、同じテイストの家具で揃えたい人におすすめです。

硬さや質感は付属品で調節できる

リーズナブルなマットレスは、耐久性や機能性を確保しつつ、側生地に安価な素材を使ったり、厚みを減らしたりして価格を抑えています。実際に比べてみると、寝心地は同じでも肌触りや表面の柔らかさに差があることに気付くでしょう。

ただし、マットレスは単体で使うのではなく、敷パッドやベッドパッド、シーツなどの付属品と一緒に使うものです。側生地の質感に不満がある場合、肌触りのよいシーツを被せれば解決します。厚みや柔らかさをプラスしたければ、ベッドパッドで調節できます。そのため、マットレス本体に関しては正しい寝姿勢を保てさえすれば、硬さや質感の違いをそこまで気にする必要はありません。

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おすすめの海外マットレスブランド

マットレスの種類はたくさんありますが、ブランドごとに特徴や特化している分野があります。コイルタイプが欲しい人はコイルタイプ専門のブランドを、ノンコイルがよい人はノンコイルマットレスのブランドをいくつか探し、比較検討するとスムーズに選べます。

数あるマットレスブランドの中から、日本でも高い人気を誇る海外ブランドを紹介します。

シモンズ

シモンズは1870年に創業した、アメリカの老舗寝具メーカーです。世界で初めて「ポケットコイルマットレス」の商品化に成功した他、クイーンやキングサイズのマットレスを初めて世に出したメーカーとしても知られています。

ポケットコイルマットレスは、一つずつ袋で包んだコイルを並べて作ります。1本のワイヤーで作る「ボンネルコイルマットレス」と違い、コイルが独立しているため、体の動きに沿いやすいのが特徴です。シモンズではコイルの素材から配列、袋の素材に至るまで、全てにおいて最高品質にこだわっています。また、日本で販売しているシモンズのマットレスは、コイルに国産の鉄を使用し、国内の工場で生産されています。海外ブランドながら、国産ブランドに匹敵する安心感が得られるのも、大きな魅力です。

Simmons(シモンズ)| 人生を変えるベッド・マットレス

マニフレックス

マニフレックスはイタリアの寝具メーカーです。独自に開発した高反発フォーム素材「エリオセル(R)」を使った枕やマットレスを、製造・販売しています。

エリオセル(R)は適度な弾力と、沈みこんだ体を押し戻して最適な寝姿勢を保つ「復元力」を持つ素材です。厳しい審査基準で知られる、ドイツの検査機関による耐久性テストをクリアしており、10~15年の長期保証を実現しています。プラスチックや金属を一切使っていないため、環境に負荷をかけずに処分できるのも魅力です。小さく丸めて運べるので輸送コストを削減でき、近年問題となっているCO2の削減にも貢献しています。

高反発マットレス・枕【マニフレックス】抗菌・抗ウイルス加工 – マニフレックス公式サイト

テンピュール

テンピュールは、スウェーデンの寝具メーカーによる、枕とマットレスのブランドです。主に、低反発フォーム素材「テンピュール(R)」を使った製品を製造販売しています。

テンピュール(R)は、NASAが宇宙飛行士の体にかかる重力を緩和するために開発した素材を元にして作られました。衝撃吸収性が高く、体への圧力を軽減させる機能があり、まさに無重力空間にいるかのような快適な寝心地を実現しています。厚さやサイズの種類も豊富で、床に直接敷けるタイプや、トッパータイプを探したい人にもおすすめです。

【テンピュール公式サイト】マットレス、ピロー(枕)、ベッド

おすすめの国内マットレスブランド

マットレスに求められる機能は、使用する国の気候や国民の体型、生活スタイルなどによって変わります。そのため、海外のブランドでも、日本人に合うように仕様を変えて販売しています。とはいえ、最初から日本人向けのマットレスを開発している国内ブランドも見逃せません。

おすすめの国内ブランドを三つ紹介します。

フランスベッド

フランスベッドは、日本国内で最大のシェアを誇るベッドメーカーです。創業時から一貫して日本人好みのベッド作りにこだわっており、全て国内で製造しています。

フランスベッドのマットレスは、コイル同士がつながっている「ボンネルコイル」タイプです。ボンネルコイルは、ポケットコイルと異なり通気性がよく、高温多湿な日本の住環境に適しています。ボンネルコイルの体圧分散がしにくい点を改善し、フランスベッドが独自に開発した「高密度連続スプリング」は、耐久性に優れ、新品時の寝心地が長続きすると評判です。通気性のよさと耐久性を両立させたフランスベッドのマットレスなら、長く安心して使えるでしょう。

ベッド・インテリア – フランスベッド株式会社

西川 Air(エアー)

Air(エアー)は、1566年創業の老舗寝具メーカー西川が手がけるマットレスブランドです。

高反発ウレタンフォーム素材を、独自の凹凸構造で加工した中材が特徴です。フォーム表面には約1200個もの突起があり、点で体を支えて体圧を分散し、快眠へと導きます。中間層のウレタンフォームには通気性に優れた素材を使用しており、熱や湿気を外に逃がしてくれます。蒸し暑い夏の夜も寝苦しさを感じにくく、熟睡できるでしょう。

マットレスは西川の[エアー]|AiR

日本ベッド

日本ベッドは、日本で初めてベッドを製造した歴史あるメーカーです。国産としては第一号となる、連結式スプリング(ボンネルコイル)マットレスの商品化に成功した実績もあります。後に熱処理と防錆加工を施したオリジナルのポケットコイルを開発し、ポケットコイルマットレスが主力商品となっていきました。

1996年に誕生した「シルキーポケットマットレス」は、日本ベッドの看板商品に成長しています。シングルサイズで1200個ものポケットコイルを配置したマットレスは、まさに絹のようにきめ細かく、寝る人の体を支えてくれます。

日本ベッド -眠りから暮らしを考える

おすすめの家具量販店

マットレスの種類を比べてみたい人や、手頃な価格帯のマットレスを探したい人は、家具量販店に足を運んでみましょう。一度は行っておきたいおすすめのショップを紹介します。

無印良品

無印良品のマットレスは、ベッドフレームのデザインや部屋のインテリアを選ばない、シンプルな見た目が特徴です。コイルマットレスとノンコイルマットレスの両方が揃っています。

特に、「超高密度ポケットコイルマットレス」と「高密度ポケットコイルマットレス」は日本の職人が一つずつ手作業で作っており、有名ブランドに匹敵する寝心地を実現しています。ノンコイルタイプでは、「ポリエチレンノンコイルマットレス」がおすすめです。中材に軽く通気性のよいポリエチレン素材を使用しており、カバーを外して水洗いもできます。

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IKEA

IKEAでは、マットレス購入後90日以内なら、一度だけ同じ種類の他の商品と交換可能です。マットレスの保証期間も25年と長めに設定されているため、安心して購入できます。マットレスの種類も豊富にあり、予算や好みに合う商品が見つかるでしょう。

例えば、「RAUDSAND(ラウドサンド)」は、ポケットコイルタイプであるにもかかわらず折り畳み可能で、面ファスナーで二つ以上のマットレスをつなげて使えます。敷布団タイプが欲しい人や、親子一緒に広々と寝たい人におすすめです。ノンコイルマットレスには、高反発ウレタンフォームやラテックスタイプがあります。

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ニトリ

ニトリはコストパフォーマンスの高い家具が手に入るとして、幅広い世代に人気の家具量販店です。

ニトリのマットレスは、ベッドパッドやシーツ類を付けて使用した場合は購入から30日以内なら交換可能で、中には30年の長期保証が受けられる商品もあります。種類も豊富で、ポケットコイルに特化したブランド「Nスリープ」シリーズは、硬さや厚さ、反発力によって10種類以上の中から選べる充実ぶりです。

ポケットコイルを2層に重ねたり、両サイドと中央部のコイルの硬さを変えたりと、工夫を凝らした製品が見つかります。ボンネルコイルマットレスを探したい人には、「アビー2CR」がおすすめです。外側にポケットコイルを配してあるので、ボンネルコイルの弱点である横揺れが軽減されています。

ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

実際に寝てみないと分からないと思ったら

マットレスは、実際に寝てみなければ、本当に自分に合っているのかどうかは分かりません。そのため、候補を絞ったら試し寝することをおすすめします。マットレスの主なお試し方法と、それぞれのメリットを見ていきましょう。

寝具の展示会に行ってみる

寝具の展示会に行けば、さまざまなメーカーのマットレスを一度に試せます。メーカーから専門知識を持った販売員が派遣されているため、疑問や不安をその場で解消できるのもメリットです。販売員の名刺を受け取っておけば、帰宅後に改めて質問したいときに役立ちます。展示会限定の特典や割引サービスを受けられることも多いので、自宅の近くで開催の予定があれば行ってみるとよいでしょう。

ホームセンターで質感の違いを試す

ホームセンターの中には、広い売り場面積を生かして、ベッドやマットレスを展示している店があります。低価格製品から高級ブランドまで、さまざまな価格帯の商品が置いてあるので、実際の質感を比べてみたいときに便利です。マットレスを見に行くついでに日用品の買い物もできるため、時間を有効に使えるでしょう。

ショールームで店員に話を聞く

欲しいマットレスのブランドが決まっている人は、メーカーのショールームに行ってみましょう。ショールームのスタッフは自社製品に精通しており、一人一人の要望や体型に合わせて、最適なマットレスを提案してくれます。同じブランドの中で、気になっているマットレスを複数同時に試せる点もメリットです。

ベッドが売りのホテルに宿泊してみる

何年も使うマットレスを、数分間の試し寝だけで決めるのは勇気がいるかもしれません。不安な人は、欲しいマットレスを使っているホテルに宿泊してみるのもアリです。有名ブランドのマットレスを売りにしているホテルはたくさんあるので、家族旅行や出張の際に泊まってみましょう。メーカーの公式サイトで、ホテルの採用実績を見ることもできます。

睡眠の質はマットレス選びで変わる

人は1日のうち、8時間近くを眠って過ごします。寝具が体に合っていなければ、睡眠の質が下がり健康に影響が出る可能性があります。特に、体を支えるマットレスは睡眠の質に大きく関わります。毎日快眠できるよう、体に合うマットレス選びを心がけましょう。睡眠でしっかりと体を休ませて、日中は子どもと元気に過ごしたいものですね。

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文・構成/HugKum編集部

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