空撮写真絵本『そらをとびたい』に子どもが魅せられるワケは?
高度4000mから見下ろす富士山ほか、空撮写真のド迫力!
まずは何と言っても、写真家自らモーターパラグライダーで空を飛んでシャッターを切った、空撮写真の圧倒的な美しさ!
写真家の山本直洋さんは「世界の果てまでイッテQ!」や「ザ!鉄腕!DASH!!」にも空撮フォトグラファーの第一人者として出演され、「林先生の初耳学」やNHKのドキュメンタリー等の撮影にも参画されている凄腕の空撮カメラマンです。
子どもたちに山本さんの空撮写真の第一印象を聞いてみると「怖い!」という答えがチラホラ。感受性の豊かな子どもは、それだけリアルに「空の高さ」を感じているのでしょう。とはいえ、ひどくドキドキするのは最初だけで、すぐにお気に入りの1冊となるようですよ。
これ、なあんだ? 子どもが夢中になるアプローチがいっぱい!
空から見えた不思議な風景のページは、大人も「???」となってしまう遊びゴコロにあふれています。空を飛んでいると、こんな謎にも出会えるのですね!
撮影地の一覧も最後に登場!旅行好きの大人も思わず釘付け?
絵本の世界で「大空の旅」を終えた後は、どの写真がどこで、どのくらいの高度で撮影されたものか、親子で「答え合わせ」ができます。このデータリストには、旅を愛する大人たちのほうがハマりそう!
コロナ禍の、閉じられた空間にいる大人たちに「解放感」を
ステイホームだったママ&パパから「心が晴れた」というメッセージが続々
コロナ禍の真っただ中に制作・発売された『そらをとびたい』は、ずっと在宅で過ごさなければならなかった大人たちにとっても「癒し」となったとか。電子書籍で購入した読者からは「自宅の大きなディスプレイに映して眺めています」という声も。
育児や介護などで普段、出かけられない人たちにも届けたい
この本はもともと「密室育児などの辛さから、山本さんの写真で心が解き放たれた」という、ひとりのママの体験から生まれました。「お見舞いに差し上げたい」というコメントも寄せられています。
世界初「七大陸最高峰空撮プロジェクト」2022年2月スタート!
山本さんは世界初「七大陸最高峰空撮プロジェクト」に挑む、夢追うパパ!
山本直洋さんは、幼い頃からの「空を飛びたい!」という夢をかなえて、日本を代表する空撮写真家になりました。現在、成功すれば世界初となる「七大陸最高峰空撮プロジェクト」にも挑戦している、一児のパパでもあります。
その名の通り、七大陸それぞれの最高峰をモーターパラグライダーで空撮するチャレンジは、いよいよ来る2022年2月、アフリカ・キリマンジャロから始まります。
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空撮写真絵本『そらをとびたい』をきっかけにあらためて、子どもと一緒に空を見上げてみませんか。「この空は、遠くアフリカや、世界につながっている」なんて言ってしまえば当たり前な、でも素晴らしくステキなことに、山本直洋さんの空撮写真世界が気づかせてくれるかもしれません。
※『そらをとびたい』の売上の一部は、医療・災害現場の最前線で「ささやかで偉大な活動を行う人」を応援している【公益財団法人 風に立つライオン基金】に寄付されます。
山本 直洋さん
1978年東京生まれ。ニューヨークのフォトスタジオに勤務後ファッションフォトグラファー、風景写真家に師事。2008年に独立し、フリーランスフォトグラファーとして活動する。モーターパラグライダーによる空撮を得意とし「Earthscape」と題して“地球を感じる写真”をテーマに作品制作を行う。現在、世界七大陸最高峰を全てモーターパラグライダーで飛行しながら空撮する 世界初「七大陸最高峰空撮プロジェクト」を計画中。
構成/HugKum編集部 協力/ちかぞう
背中に大きなプロペラ付エンジンを背負って、飛ぶモーターパラグライダーに乗り、空から大地を撮影。
空の向こうに見えるのは、光が作り出す「天使の階段」、黄金に輝く雲、虹のリング……。
ドローンの進化で、空撮映像を見る機会が増えましたが、モーターパラグライダーで撮影した写真は、ひと味もふた味も違います。この絵本では、富士山より高い高度4000メートルからの風景を収録。富士山を見下ろす気分を、 絵本を開いて体感してください。