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「マックでおもちゃリサイクル」~プラスチックをリサイクルしつつ、使用量も削減
日本のマクドナルドでは、世界各国のマクドナルドに先駆け2018年から、遊ばなくなったハッピーセット のおもちゃを店舗で回収し、店内で使うトレイなどにリサイクルする取り組み「マックでおもちゃリサイクル」を実施しています。
これまでに回収したおもちゃの数は累計約730万個!
2020年までは春・夏・冬の休み期間限定で実施していましたが、2021年3月からおもちゃの回収ボックスを通年常設。2021年は約274万個の回収を見込んでいます。じつは、これは日本のマクドナルド独自の取り組みで、プラスチックのおもちゃを対象にしたリサイクルとしては国内最大規模だといいます。
リサイクルと同時に、ハッピーセットのおもちゃに使われるプラスチックも大幅に削減していく方針。
「再生可能な素材やリサイクル素材など、サステナブル(持続可能な)素材を使ったおもちゃにかえていくことで、化石資源由来の原料を新規に使用したプラスチック量を約90%削減する見通し(2018年比)です」(日本マクドナルド広報部)
リサイクルの流れを体感しやすく、親子でリサイクルについて話すきっかけにもなりそう!
回収したおもちゃは、商品を提供する際に使用する緑色のトレイやおもちゃの回収ボックスに再生しています。遊ばなくなったおもちゃと上手にお別れしてリサイクルに参加することで、お子さんのモノを大切にする心や環境への意識を育てています。
働きがいをすべての人に~外国人クルー、シニアの方も活躍中!
マクドナルドのお店では、年齢、性別や価値観などが異なる、さまざまな人たちが働いています。障がいを持った「チャレンジクルー 」、家事・育児などの事情に合わせて柔軟に働くことができる「主婦(夫)クルー」、留学生を中心とした「外国人クルー」のほか、15歳以上(中学生を除く)の若い世代から、60歳以上のシニア人材の「プレミアムエイジクルー」まで、実に多様。
すべての人に働く機会を提供するために、チャレンジ(障がい者)クルーは調理や調理補助を中心に担当することができ、外国人クルーには多言語化したタブレット教材を使って研修するなど、個々の強みを生かして働ける環境が整えられています。
「未経験でも安心して働けるための人材育成プログラムがあります。入店したら教育担当のクルーと一緒に仕事を学んでいきます。仕事の手順を動画でわかりやすく説明したビデオ教材も用意しています」(広報部)
また、「レジ」「清掃や席案内」「調理」など仕事が細分化されているので、一人ひとりに合った仕事を丁寧に学んでいくことができます。
社会経験豊富で、若い世代のお手本にもなっているプレミアムエイジクルー。
マクドナルドでは、社会でシニア世代の活躍が話題になる以前から、積極的に採用を行ってきました。「2021年12月末時点では、全国約2900 店舗に8000名以上のプレミアムエイジクルーが在籍しています」(広報部)
子どもの食育に取り組んでいます~食育授業支援のデジタル教材の開発と授業づくりのサポート
子どもたちに楽しく食べる喜びを知ってもらい、食に関する正しい知識と習慣を身につけてもらいたいという思いを込めて、食育支援活動に取り組んでいます。
2005年に小学校での食育授業支援のためのデジタル教材「食育の時間」を開発。「教材の提供だけでなく、2007年から、数多くの教育番組を手がけるNHKエデュケーショナルと共同で『食育授業支援事務局』を設置し、全国各地の先生方の『食育』授業づくりのサポートもしています」(広報部)
再開を期待!子どもがお仕事体験できる「マックアドベンチャー」
感染症の流行に伴い、現在は開催を中止していますが、「マックアドベンチャー︎ 」はマクドナルドのお仕事体験ができる、幼児から小学生向けのプログラム。お子さんがクルー(店舗で働くアルバイト)になりきって、店舗の裏側探検や衛生管理、バーガー作り、接客体験など、「仕事」と「食育」を同時に楽しみながら学べる内容です。「子どもの自信につながる貴重な体験ができた」などと保護者にも好評というこの取り組み、再開に期待ですね。
再開が待ち遠しい「マックアドベンチャー®」は、全国のマクドナルド店舗でお仕事体験ができる教育支援プログラム。
『小学一年生 別冊HugKum』2022年4月号 構成・文/村重真紀 写真提供/日本マクドナルド
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。