パーティー出産って?
助産院で出産した山田まりやさん。
当時、その出産方法が話題となり、メディアは「パーティ出産」と名付けたようですね。
―「パーティー出産」って、どういう出産方法なのですか?
山田まりやさん:私が出産した助産院は、お母さんと子どもがリラックスして出産できるようにということを大切にしていました。自分の体と赤ちゃんの心など全部整えてから出産に望めるようにということで……。
そこで、12月29日が出産日だったので、私がリラックスできるようにと仕事納めの友人がみんな助産院に駆けつけてくれたのですよね。その賑やかな出産の様子を「パーティー出産」とメディアが取り上げてくれたのが発端です(笑)。
例えば、「陣痛が始まった! 痛たたたた… 」ってなった後、呼吸法でなんとか陣痛の波を乗り越えたら「えっと、さっき、なんの話ししていたんだっけ?」と友人たちとまた話しをし出すみたいな。今振り返っても、ワイワイした出産でした!
出産時は陣痛の波のインターバルの時にどれだけリラックスできるかが勝負だよって聞いていたので、みんなが出産を見届けてくれて本当に良かったです。
おかげさまで、出産後もすごく元気で、安産でした!
―聞いているだけで、楽しそう! 素敵な出産方法ですね♪
息子さんの長髪には理由がある
そんな出産から、早9年。現在は、小学4年生になる息子さんは、まりやさんのインスタを拝見していると、長髪にされている様子。
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―息子さんの長髪には、理由があるって本当ですか?
山田まりやさん:はい、ヘアドネーションで伸ばしているのです!
実は、ヘアドネーションは私も何回かやったことがあって。
それを見ていた息子は、困っている人に自分の髪をプレゼントしたいと言うようになったのです。
それなら、中・高校生になったら校則で髪を切らないといけなかったりするから、小学生の今しかできないのでは?と、昨年から髪を伸ばし出しました。
そうやって自分で考えて行動できるというところも、息子のすごいところだなぁと思っています。
SNSなどで、子育てについて叩かれたことも…
- まりやさんの子育てについても、ぜひ教えてください。
- ―子育てで、大事にされていることは?
山田まりやさん:妊娠中に助産院の先生に、「もし子育てを楽にしたかったら子どもの自己肯定感を育てることが大事だよ」って教えてもらったのです。
当時はピンとこなかったんですが、子育てをしていくうちに、自己肯定感=生きる希望なんだ、夢を見る力なんだ!ということに気が付いて、意識しています。
山田まりやさん:子どもの自己肯定感が育っているなと感じたのは、小学1年生の時。息子が描いた自画像がアイドルみたいにキラキラしていて「自分大好き」って感じが全面に伝わってきたんです。
その絵を見た時に、これでいい!って思いました(笑)。
息子は、普段から習い事で運動をしているので体力がありますし、やりたいことが溢れちゃって1日が24時間じゃ足りないって言うくらい元気なのです。
そういう風に、人生を謳歌してくれるってこと自体が、すごく嬉しく感じます。
子育てについて「変」と批判も
山田まりやさん:私は息子のことを「むねくん」って呼んでるいるのです。
しかし、たまにSNSなどで「自分の子に、『くん』付けするのって変なの」って言われるんです。
私は、自分の息子を一人の人間として尊敬していて、自分の所有物だと一切思っていないから、あえて「むねくん」って呼んでいるのですけどね……。
子育てで、親ができること
山田まりやさん:私は息子が自分の人生をしっかり歩んでいくためには、体と心が柔軟に育つよう、私ができるアシストは食事しかないくらいに思っています。
あとは一緒にいる私がご機嫌でいることですかね。
そういうことを意識した、子育てをしています。
子どもを育てる、親を元気にしたい
タレントとしてだけではなく、健康食品の開発や起業などマルチに活動する山田まりやさんにたくさんのお話を伺いました。
―最後に、これから挑戦したいことについても教えてください!
山田まりやさん:子供の心と身体に栄養を与えている、お母さんお父さんにも元気でいてほしいという思いがありシングルマザー雇用の支援といった「一般社団法人MwM Japan(ムゥム ジャパン)」を立ち上げました。
女性の社会進出を目的としており、今後は、この活動にもどんどん力を入れていきたいと思っています。
私が15歳から芸能の仕事を通じて学んだ処世術やシングルマザーを支える子供側としての経験などをいかし女性の雇用や自分らしく生きたい女性の為にサポートできる団体を目指しています。
まだHPがないのでInstagramで随時お知らせさせていただきますね!
山田まりやさんは、20代の頃に「クローン病」の疑いありといわれるほどの大病をされましたが、驚きの方法で回復されたそう。また、山田まりやさんは、おばあちゃんの知恵袋的な昔ながらの子育てを大事にされていたり、多数の食にまつわる資格を取得されています。こちらの記事もご覧ください!
取材・文/やまさきけいこ 撮影/五十嵐美弥(小学館)