年末からお正月にかけて、「今年は家族で海外旅行に行く」「子どもを連れて里帰りする」という方々も多いでしょう。そんなときママの心の中に芽生えるのが「飛行機の中で子どもが泣いたらどうしよう!?」という不安。「静かにしてくれませんか」などと文句を言われると肩身が狭くなり、せっかくの旅行も台無しに……! そこで今回は、子連れ長時間フライトを何回も経験した筆者や他の海外在住ママが、子どもを静かにさせてきたテクニックをご紹介します!
飛行機の中で「子どもを静かにさせる4大テクニック」
(1)退屈させない
筆者は娘が1歳半のとき初めて日本に里帰り。1歳半といえば歩き始めてすぐの頃で大変な時期ですが、一度も機内で泣かず事なきを得ました。機内でぐずらせないコツNO.1は、とにかく子どもを退屈させないことに尽きるかも!?
筆者の場合、子どものためにDVDプレーヤーや(今はタブレットですね)絵本、お気に入りのおもちゃなどを持参してぐずる前に先回り。
ネバダ州在住で1歳半の子どもがいるMさんはハワイからアメリカ本土に向かった際、「娘が今ハマッているおもちゃの他に新しいおもちゃを数個用意しました。目新しさが大事なので、飛行機に乗るときまで隠しておきました」と話します。
(2)フライトを子どもが寝る時間に合わせる
筆者が初めてハワイからロサンジェルスの家族を尋ねた際、娘は生後3ヶ月。朝早い便を利用したため約6時間の飛行時間中、空港以外ではほとんど眠っていて一度も泣きませんでした。
また1歳半のときハワイから日本に行った際も朝早い便を利用。早朝4時ごろに起こしたため、飛行機に乗って1時間前後には眠くなり、フライト中半分程度は眠っていたので思ったよりも楽でした。
日本からハワイに行く場合は、逆に夜寝る時間に近いフライトにすると、すぐに寝てくれて楽になるかも。子どもがいる分自分がフライト中に寝にくくなるのは覚悟しておきましょう!
狭い機内ですが、お気に入りの毛布や枕を持参するなど子どもが眠りやすい環境を作ってあげるのも大事です。
(3)お腹が空かないようにする
子どもがぐずる最大の原因の1つといえば“空腹”。大人でもお腹が空くと不機嫌になりますよね。飛行機の中では限られた食事しか出ないため、なるべく子どものお腹が空かないように準備していくことは必須です。
朝のフライトの場合、ゆっくり朝ごはんを食べているひまはなさそうなので余裕を持って準備を。おにぎりやサンドイッチなどを作って持参すればイザというとき安心。
もうすぐ2歳の子どもがいるオアフ島アイエア在住のTさん、旦那さんはアメリカ本土ワシントン州出身の日系人で、本土や日本に子連れで行く機会が何度かあったそうです。
「生後6ヶ月で飛行機を利用した際はまだ授乳中で、おっぱいをあげればすぐ寝てくれました。2歳になる今はスナック類をたくさん持参します。食べているとき以外はiPadでアニメを見せているといいみたい」と話しています。
(4)窓際で一番前の席を取る
機内で他人に迷惑そうな目で見られると肩身が狭いもの。それを避けるためにもフライトの予約やチェックインをする際に都合の良い席を確保しましょう。
筆者は日本に行った際、空港で席をアサインされたので、早めにチェックインして一番前の席3つをゲット。他の人々と距離ができ、外を見たり足を伸ばしたり、子どもを座席前に立たせたりすることも容易で、肉体的・精神的にかなり楽に!
前出のMさんは「窓際の席を取り、シールブックを持って行って、すぐにはがせるシールを窓に貼り付けたりして遊ばせました」と話しています。窓際の席にいることで有利なことはいろいろありそう!
子連れで飛行機に乗るのは簡単なことではありませんが、事前の準備で大きな違いが出ることは確か。あらかじめ起こり得る状況を想定して用意しておけばきっとうまくいくはずです!
文/相馬 佳
1990年より米国在住。95年にハワイ州ホノルルに移住しハワイ大学卒業後現地でライター職に就く。以来コピーライターや翻訳者を務め、現在はニュース通信社でニュース翻訳や航空機内誌、各種ウェブサイト等でライターを務める。クリーンイーティングとエクササイズで健康維持とアンチエイジングに励む1児の母。