ベーコンの保存方法のいろいろ! 冷蔵・冷凍・保存レシピ3種などをまとめて紹介

ベーコンはどう保存していますか? ベーコンはサラダやスープ、炒め物、お弁当など様々な料理に大活躍する万能選手。購入する機会も多いのではないでしょうか。
今回は、あると何かと便利なベーコンの保存について、具体的な保存方法や保存レシピなどを紹介していきます。

そもそもベーコンって何でできている?

ベーコンの原材料は豚肉。主に、豚バラ肉の塊を塩漬けにし、さらに低温で薫製したものがベーコンです。また、ベーコンは薫製した後に茹でたり、蒸したりしていないもののこと。薫製で加工が終わっているものをいいます。

ベーコンとハムの違いは?

ちなみに、ハムとベーコンの違いを知っていますか? ベーコンは豚バラ肉が原材料ですが、ハムの原材料は日本では豚のロース肉が主流(海外などでは豚モモ肉が一般的)。

そして製造方法にも違いがあります。ベーコンは塩漬けした後、薫製で加工が終わりますが、ハムは塩漬けし、薫製した後にボイルしたりスチームするなどの加熱工程があるものです。

ベーコンはどのくらい日持ちする?

ベーコンは製造方法や塩分量などによって保存期間は変わりますが、未開封のものであれば、10日~3週間ほど日持ちするものが多いでしょう。

しかし、一度開封したベーコンは空気に触れるため、酸化が進みます。雑菌が繁殖する可能性があるので、開封後は賞味期限に限らずに2~4日で使い切るようにしてください。

ベーコンはどうなると食べられない?

傷んだベーコンの見分け方をみていきましょう。

・酸っぱいニオイがするもの

・ベーコンの色が灰色や茶色に変色しているもの、緑の斑点があるもの

・触ると粘りがあるもの

以上のような状態のベーコンは、傷んでいる可能性があるため食べないようにしてください。

一般的なベーコンの保存方法は?

ベーコンは冷蔵保存、冷凍保存どちらも可能です。数日で使う場合は冷蔵保存、長く保存したい場合は冷凍保存がおすすめ。それぞれの保存方法をみていきましょう。

冷蔵保存

・未開封の場合

未開封のベーコンの場合は、パックごと冷蔵庫に入れて保存します。低温設定されているチルド室で保存するのがおすすめです。保存期間は、パッケージに表示されている賞味期限内に使い切るようにしましょう。

・開封後の場合

一度開封したベーコンは、小分けしてラップで包み、さらに保存袋に入れてチルド室で保存。その際、保存袋内の空気は、なるべく抜くようにしてくださいね。

パッケージに書かれている賞味期限は未開封時の場合です。開封後のベーコンは、パッケージに表示された賞味期限にかかわらず、2~4日で使い切るほうが良いでしょう。

冷凍保存

ベーコンを冷凍保存する際は、ベーコンを小分けして保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫で保存。1~2か月間、保存することができますよ。

▼詳しいベーコンの冷凍保存方法は、こちらで説明していますので、あわせてご覧ください。

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カリカリベーコンにして保存しておくと便利

カリカリベーコンの材料はベーコンだけ。サラダやスープなどに使うことができ、とても便利です。ジューシーなベーコンも美味しいですが、香ばしいサクサクベーコンは料理のアクセントにもなります。細かく刻んでも、1枚そのままで作ってもOK。お好みの大きさで作ってみてくださいね。

作り方

1、ベーコンをお好みの大きさに切ります。

2、油をひいていないフライパンに1を入れ、弱火~中火でじっくり炒めていきます。

3、ベーコンから出てきた脂をキッチンペーパーで拭き取りながら炒めます。

4、こんがり焼き色がついてカリカリになったら、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にあげます。

5、4はラップをかけずに電子レンジで加熱。様子を見ながら水分を飛ばしましょう。

6、ベーコンが乾燥したら、保存容器に入れて保存してください。

じっくり炒めてカリカリになったベーコンは旨味が凝縮されて、美味。サラダやスープにトッピングして食べるのがおすすめです。

保存方法・保存期間

密閉できる保存容器に入れて、冷蔵庫で保存するのがベスト。1~2週間保存が可能です。

クセになる甘じょっぱいベーコンジャム

ジャムといえば、フルーツの甘いジャムを想像しますが、ベーコンジャムと聞いて「美味しいの?」と思う方もいるのでは?

ベーコンジャムは、イギリスやアメリカではポピュラーなジャムなんです。クセになる甘じょっぱい味で、パンやパンケーキ、ハンバーガーなどと一緒に食べられていますよ。

【材料(作りやすい量)】

・ベーコン… 5~6枚
・ソーセージ… 2~3本
・玉ねぎ… 1個
・ニンニク… 1片
・オリーブオイル… 大さじ1
・水… 50ml
・メープルシロップ(ハチミツでもOK)… 大さじ1
・ブルーベリージャム… 小さじ2
・白ワインビネガー… 大さじ1/2
・ウスターソース… 大さじ1/2
・インスタントコーヒー… 小さじ1
・塩… 少々
・ブラックペッパー… 少々

【作り方】

1、ベーコン、玉ねぎ、ウインナーはみじん切りにしておきます。

2、フライパンにオリーブオイル入れ、ベーコンとウインナーを焼き色がつくまで炒めます。

3、2がこんがり焼き色がつき、カリッとしたら、一度取り出します。

4、3のフライパンの中に玉ねぎ、ニンニクを入れ炒めます。

5、4に炒めたベーコンとウインナーを戻し、混ぜ合わせます。

6、5に残りの調味料を全部入れて、弱火で煮詰めていきます。

7、水分が飛んだら、保存容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かせば完成です。

スープにして冷凍ストックしておけば、いざという時に役に立つ

冷たくして食べても美味しい、ジャガイモとベーコンのポタージュスープのレシピです。保存容器に入れて冷凍しておけば、3週間~1か月間保存することができます。

【材料】

・ジャガイモ… 2個
・ベーコン… 4〜5枚
・玉ねぎ… 1/2個
・バター… 10g
・牛乳… 500ml
・水… 300ml
・固形コンソメ… 1個
・塩コショウ… 少々

【作り方】

1、ジャガイモ、ベーコン、玉ねぎは細かくカットしておきます。

2、フライパンにバターを入れ1を炒めます。

3、2に水を入れ、ジャガイモが柔らかくなるまで煮ましょう。

4、3に牛乳とコンソメ、塩コショウを入れて混ぜます。

5、荒熱が取れたら、ミキサーかブレンダーで攪拌してできあがりです。

荒熱が取れたら、フリーザーバッグに入れて、なるべく薄く平らにして冷凍保存します。

ベーコンはいろんな保存方法がある!

冷蔵庫にあると便利なベーコンは、いろんな保存方法があります。すぐに使うものは、冷蔵保存。長く保存したい場合は、冷凍保存が適しています。また時間のある時は、ベーコンを調理して保存するのもおすすめ。カリカリベーコンなど、料理に使うことができてとても便利です。まとめて買って用途別に保存してみてください。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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