離乳食に人気のバナナはいつから?時期別レシピと、変色させない保存テクニック

バナナは果物の中でもビタミンB群が多く含まれ、オリゴ糖と食物繊維が豊富で整腸作用もあります。甘みもあるので、主食からおやつまで、離乳食には使いやすい食材です。

離乳食でバナナはいつから食べられる?

バナナは離乳食初期から食べることができます。ただし、ごくまれに果物のアレルギーがある場合もあるため、初めは加熱して、1さじずつ様子を見ながら与えましょう。

中期までは加熱してから

新鮮なものを生で食べたくなる果物ですが、初期の間だけでなく、中期までは加熱して与えたほうが安心です。加熱することで、柔らかくなったり、甘みが増したりという効果も。赤ちゃんにとっては食べやすくなるので、一手間をかけてあげてくださいね。

時期ごとの与え方や量の目安

バナナは加熱すると甘みが増します。熟してない青いバナナなどは、皮のままオーブントースターで焦げるまで焼くととろとろになります。そのままで食べられる食材ですが、新鮮なものを選ぶことと、手洗いをする・清潔な食器を使うなど、衛生面には注意が必要です。

バナナは甘みがあるので、食べがよく、子どもによってはたくさん欲しがることも。目安としては、初期:2cm、中期:半分、後期:2/3本くらいにしましょう。

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バナナの変色のワケ

バナナはポリフェノールの作用で変色します。薄めたレモン水で変色は防げますが、離乳食で使用するのには酸味が強すぎるため、切ってすぐに食べるのがおすすめです。

バナナの冷凍保存のやり方

常温の保存がおすすめですが、つぶしてレンジで30秒加熱したものをフリージングバッグに平らにして冷凍します。凍らせる前に袋の外から食べるサイズに筋を入れておくと、使うときにそれだけ簡単にカットできるのでおすすめです。

 離乳食初期|バナナのレシピ

 バナナのペースト

加熱するとねっとりするので、簡単にすりつぶすことができます。レンジで加熱するだけであっという間にできる初期の離乳食。栄養価も高く、バナナは頼れる食材です。

◆材料(1食分)

バナナ 20g
水 少々

◆作り方

1. 皮をむいたバナナを刻み、少量の水を振りかけてラップをしてレンジで20秒加熱。

2. すりつぶしたらできあがり。

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焼きバナナ

焼いたバナナはとろとろに。甘みも増すのでぱくぱく食べてくれますよ!最後にふりかけたきなこがバナナの水分を吸って、しっとりとしてから食べましょう。

◆材料(1食分)

バナナ 1/2本
きなこ 少々

◆作り方

1.皮ごとのバナナをアルミホイルで包み、15分焼きます。

2. 1/2本を一口サイズにして、きなこをかけます。

3. きなこがバナナに馴染んだらめしあがれ。

 離乳食後期|バナナのレシピ

バナナのパンケーキ

手づかみ食べが楽しくなるパンケーキ。バナナに甘味があるので砂糖不使用です。丸の形、スティックの形や、お子さんが好きな形を作ってみても楽しいですね。

◆材料(1食分)

米粉 20g
小麦粉 10cc
牛乳 30mL
ベーキングパウダー 1.5g
バナナ 20g

◆作り方

1.小麦粉、ベーキングパウダー、牛乳を混ぜ、細かく刻んだバナナを潰さないように混ぜます。

2.中火で2分ほど火を通し、焼き色がついたらひっくり返して裏側を焼きます。

3.できあがり。粗熱が取れたらめしあがれ。

記事監修

野村 泉|栄養士・幼児食アドバイザー

病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に従事。東京・小金井市のもぐもぐ子ども調理室にてレシピ監修、講義サポート、離乳食・幼児食講座を担当。

離乳食のバナナに関する体験談

HugKum編集部では、0~2歳の子を持つママやパパを対象に離乳食でのバナナについて、アンケート調査しました。まずは、赤ちゃんがバナナを好んで食べてくれたか聞いてみました。

Q.離乳食でお子様はバナナを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

結果は、7割以上の赤ちゃんがバナナを『好んで食べた』と回答。甘みのあるバナナは赤ちゃんの食いつきも良さそうです。

バナナを食べる赤ちゃんの様子や、与え方で工夫したこと、感想などの体験談も見ていきましょう。

★ママパパの体験談

「バナナがとても好きなので、口にいっぱい含んでしまい、喉につまらないか心配でした。」(30代・滋賀県・子ども1人)
「初めて食べた甘い味に感動したのか、大きな口でパクパク食べてました」(30代・愛知県・子ども2人)
「バナナが好きすぎておかわりを要求されたことが多かったです。太りそうだし糖分があるので明日ねと言って納得させるまでが大変でした」(30代・山梨県・子ども1人)
「バナナは最初から食べやすくて好きだったよう。輪切りにしたり縦に細長く切ったりして掴み食べさせた。ウッカリすると一本や二本あっという間に食べてしまうので隠しておかないといけない…。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「バナナは大好きです。 そのままはもちろん、ヨーグルトバナナが一番好きです。 後、パンケーキを焼いてみましたが、それはあまり好まれませんでした。 一度、バナナをまるごとカプッ!と大きく食べすぎて口の中がいっぱいになったので危ないからかきだしたことがあります。」(40代・福岡県・子ども1人)
「バナナは好きではない様子で、一口食べて嫌な顔をし、あとは食べないことが多い。ペースト状にしてヨーグルトに混ぜて食べさせている。」(30代・神奈川県・子ども1人)

 

バナナが好きで、もっともっとと欲しがるとの声が目立ちます。大人の分まで欲しがったり、2本、3本とあっという間に食べてしまったり、食べ終わりを納得させるのが大変だったとの声もあるほど人気のよう。口いっぱいに含んでしまい、のどに詰まらせたり誤嚥しないか心配するママやパパの声も。

さっぱりとしたヨーグルトあえや、パンケーキ、クッキーなどに入れるアレンジも人気でしたが、後期以降にそのまま食べれらる時期になっても美味しそうに好んで食べてくれるようです。主食やおやつにもなるバナナは、食べすぎにも注意して上手に取り入れてみましょう。

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構成/HugKum編集部 写真/田中麻衣

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