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「親子で一緒に野菜料理を作ると、子どもの心理的発達に好影響を与える」ことを知っていますか?
マヨネーズやドレッシングでおなじみの食品会社「キユーピー」が、学校法人白百合女子大学名誉教授・生涯発達研究教育センター特別研究員の田島信元先生とともに共同で行った「野菜×心理的発達の研究」結果によって明らかにされています【野菜料理を親子で共同調理すると、子どもの心理的発達に好影響を及ぼすことが判明 | ニュースリリース | キユーピー (kewpie.com)】。
野菜料理を親子一緒に作ると心が豊かになるのはなぜ?
共同研究を行った「キユーピー」研究開発本部・大江眞理子さんからは「野菜は種類が多く、色や形、香りもさまざま。その料理法も生のままサラダで食べたり、煮たり、炒めたりと多彩で、また食卓への出現頻度が高いという特徴があります。そして、そのような野菜料理をお子さんに野菜を洗ったり、ちぎったりさせるなどして、親子一緒に作ることで、会話も弾みます。私たちの調査研究では、こうしたさまざまなポイントがお子さんの心を育むと推察できるデータ結果が得られました」と教えていただきました。
今回は、その研究結果をもとに「Qummy」が開催したイベントを紹介します。確かに、親子の共同調理でなくても、料理は、目、耳、鼻、舌、皮膚の五官を通して、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を刺激するアクションで、子どもだけでなく大人の感性も豊かにする気がしますよね。
イベントの狙いは「サラダをつくる体験を通して、自分オリジナルのサラダを発見すること」
イベントが開催されたのは、2024年8月7日、東京都調布市にあるキユーピーの施設「マヨテラス」です。「マヨテラス」は、マヨネーズにまつわるさまざまな情報やトピックを体感しながら楽しく学べる見学施設で、京王線仙川駅から徒歩7分の場所にあります。
このイベントに参加したのは11組の親子で、まず、「マヨテラス」の見学からスタートしました。
「ギャラリー」でキユーピーマヨネーズの歴史や商品の種類、料理への使用例などを学習
まずは、「マヨテラス」コミュニケーターの森川さんに連れられて「ギャラリー」へ。ここでは、キユーピーマヨネーズの歴史やその背景、また、どんな料理にマヨネーズが使われているのかを、展示物を見ながら解説してもらいました。
「マヨネーズが生まれた国はどこか」「日本のキユーピーマヨネーズのはじまり」や、「キユーピー人形がなぜ商品のイメージに使われたのか」など、興味深い話がいっぱい。
マヨネーズがいろいろな料理に、さまざまな形で使われていることも解説してくれました。数多くの意外な料理に使われていることに、親子ともども興味津々。皆、楽しそうに森川さんの話に聞き入っていました。
「マヨネーズドーム」でキユーピーマヨネーズのおいしさのヒミツや海外の商品を学ぶ
次は、「サラダホール」を通って「マヨネーズドーム」へ移動。「マヨネーズドーム」は、キユーピーマヨネーズの容器をモチーフにしてデザインされたドームで、まるで体が小さくなって、マヨネーズの容器の中へ入っていくような感覚になります。
上の写真は、「マヨネーズドーム」の入口です。手前に置かれているのは「サラダホール」に置かれた野菜をモチーフにした椅子です、天井からぶら下がるライトは、真下から見ると卵を割ったように見えるんですよ。「マヨテラス」のインテリアは至る所に卵やマヨネーズに関連したデザインが見つかります。
そして、「マヨネーズドーム」では、キユーピーマヨネーズの原材料をはじめ、おいしく作るための工夫をたくさん教えてもらいました。
これは、海外でのみ販売されている商品です。各国の食文化に合わせて、いろいろな商品があることを知りました。海外旅行へ出かけたら、こうした商品をお土産にするのもいいですよね。
「ファクトリーウォーク」でマヨネーズの製造から配送までの工夫を学ぶ
見学の最後は、「ファクトリーウォーク」で、展示物や映像を次々と見ながらマヨネーズの製造から配送までの流れを学びました。商品には、造り手のさまざまな想いや工夫が込められていることがとてもよくわかりました。
「マヨテラス」見学後は、いよいよ「サラダを作る」体験がスタート!
「サラダを作る」体験は、「キユーピーキッチン」で行われました。今回、指導をしてくださったのは、子ども料理研究家の武田昌美先生。2歳から通える子ども向け料理教室「リトルシェフクッキング」を主宰し、毎月200名の生徒に料理を教えています。
武田先生は、まずサラダを作るときの3つの約束事を話してくださいました。
1「失敗してもOK」→失敗は成功の一歩手前。間違いではないので前向きに取り組もう
2「自分の力で挑戦しよう」→わからないことは聞いても構わないので、最後まで自分の力でやってみよう。
3「自由な発想で取り組もう」→材料の選び方は自分の思いのままに。盛り付けも自由に考えてやってみよう。
以上の注意ポイントを確認した上で、まずは12種類の素材の味見からサラダ作りが始まりました。
12種類の食材を味見。味レポをして、サラダの素材を選ぶ
子どもたちのテーブルに運ばれてきたのは12種類の食材。これを味見しながらワークシートに自身の感じた味わいをレポートしていきます。
上記が、子どもたちに提供された素材です。参加した子どもたちの中には野菜が苦手な子どももいましたが、どの子も積極的に味見をして、ママやパパと相談しながらワークシートへ書き込んでいきます。
食レポが終了したあとは、各人が作るサラダの野菜とトッピング、ドレッシングをセレクト。その上で、その材料を使って作るサラダの設計図(イメージ)を、クレヨンで描きました。
サラダの組み合わせを考えるのは、大人でも難しそうですが、子どもたちは「選んだ野菜は甘いものだから、ドレッシングは酸っぱいものでいこう」とか、「選んだ野菜のアクセントには、このトッピングがいい」などと言って、楽しそうに考え、設計図を描いていました。
お皿に盛り付けて、親子で試食。
サラダの設計図が完成したら、いよいよ盛り付けです。手を洗い、ビニール手袋を装着してからお皿に盛り付けていきます。
野菜はすでにカットされているので、袋から出して盛り付けるだけなので簡単! これなら小さな子どもでも思いのままにサラダが作れます。
完成したサラダを、皆、誇らしげに見せてくれました! 試食は、このサラダをパパとママとシェアして、親子で味わいました。「おいしいね」と言い合いながら、どの親子も笑顔がいっぱい。最後に食べた感想をワークシートに書いてイベントは終了となりました。
参加した子どもたちに聞くと、皆「楽しかった」とのこと。父兄の方からは「野菜嫌いで家庭ではほとんど生野菜は食べてくれないのですが、今日は全部トライして驚いた」「最初から最後まで自分で作って食べられたのは初めての体験だったので、とてもうれしそうだった」「家でももっと料理を親子で作りたいと思った」などの感想を伺いました。
参加親子の皆さんの様子を拝見して、親子で野菜料理を作ると、子どもだけでなくパパやママも心が豊かになると実感しました。
「Quumy」の「サラダキット」で、家庭でもこの体験ができます!
ところで、今回のような「サラダを作る」体験は、ご家庭でも再現することができます。
上の商品は、「キユーピー」が運営するオンラインサイト「Qummy」で販売されている子ども向けのサラダ作りキット≪「わたしのサラダを見つけよう」Qummy≫(税込1772円)【【スターターキット】「わたしのサラダ」を見つけようQummy | Qummy(キユーミー) (kewpie.co.jp)】です。
12種類のカット野菜だけでなく、お子さんにサラダ作りをさせるときの取り組み方が書かれたガイドブックと、イベントで使用したものと同じワークシートが付いているので、初めてトライするのに最適。夏休みの自由研究にも利用することができるのでは⁈ ご興味のある方はぜひ、チェックしてみてください。
今回のイベントの監修を行った武田昌美先生によれば、「お子さんが料理をするときは、今回ワークシートを使って化学の実験のようなしかけをしたように、ワクワク感を持たせてあげることが大切です。ママやパパと楽しく調理することで、挑戦する意欲がわいて、苦手なものも食べられることが多いと思います」とのこと。
この夏は、親子で料理する機会をたくさん作ってみてはいかがですか?
「Qummy」は、忙しいパパママの食生活をサポート!
キユーピーが運営するECサイトでは、さまざまなバリエーションのサラダやスープ、ドレッシングなど野菜料理を充実させてくれるアイテムがそろっています。希望日にご自宅に届くので、買い物に行く必要がありません。忙しいパパママにも、お子さんが小さく買い物は負担が多いご家庭にもぴったり。
新鮮な野菜を、おいしいお料理にしてお届け!サラダをあえるだけ、スープをあたためるだけ、そのひと手間を加えるだけで、栄養も満点、充実の食卓になりますよ!
お子さんの栄養も気がかりですし、家族の健康のために野菜はたくさん取り入れたいもの。ぜひ登録してみてくださいね。
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文・構成/山津京子