厚揚げは冷凍してストック! お出汁などがぎゅっと染み込んでクセになる味に大変身!

おでんや鍋物、煮物にしたり、そのまま焼いて食べたり、とさまざまな食べ方を楽しめる厚揚げ。

最近は、松山揚げや栃尾あぶらあげなどご当地厚揚げも気軽に全国のスーパーで手に入りますし、昔ながらの厚揚げのほか、お豆腐のような食感のものなどもあり、バリエーションも豊富。栄養価がとても高く、特にタンパク質やカルシウム、マグネシウム、イソフラボンが豊富に含まれているので、女性にもうれしい食材です。積極的に摂りたいですが、賞味期限が気になります。そんな時は、冷凍にチャレンジしてみませんか。

厚揚げは冷凍保存してみよう

一般的に、厚揚げの消費期限は5日ほどと、あまり長くはありません。一度開封してしまったら、なるべく早く食べ切らなければなりません。大きなサイズで売っていることも多いので、使い切れずに残ることもありますよね。

そんな時は、冷凍保存してみましょう。冷凍ならではの味わいが楽しめます。

厚揚げの冷凍保存のポイント

厚揚げを冷凍する際のポイントをご紹介します。

厚揚げを冷凍する時は油抜きが必要?

厚揚げは、お豆腐を油で揚げたものです。

冷凍する際は、油焼けを防ぐためにも油抜きをしてからがおすすめです。

少し面倒かも知れませんが、冷凍する際は一手間かけましょう。決して難しいことはありません(笑)

厚揚げは袋のまま冷凍するのは可能?

買ったときの袋のまま冷凍してしまいたい!と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、おすすめしません。

袋のままだと空気に触れている部分が多いため、酸化しやすく、水分も多いので冷凍したら厚揚げに霜がついてしまうかもしれません。

厚揚げの正しい冷凍保存のやり方

ここからは、厚揚げの冷凍の仕方を説明します。

Step①

まず、厚揚げをザルなどにのせ、上から熱湯をかけて油抜きをします。

Step②

次に、ペーパータオルなどに包んで水分を取りましょう。

Step③

表面の水分を拭き取った厚揚げは、ぴっちりとラップに包んで、密封できる冷凍用の保存袋に入れます。そして、できるだけ空気を抜いて封をします。凍らせるときは、金属のトレイなどにのせると早く凍らせることができますよ。

厚揚げは、あらかじめ使う用途に合わせて切っておくのがおすすめです。

そうすると、煮物やお味噌汁などには凍ったまま調理することもできます。お味噌汁などに使うときは、細かく刻んだものを、そのまま冷凍用の保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いてから封をし冷凍保存しましょう。

切った厚揚げは、さらに表面の水分を拭き取ります。水分を絞りすぎると、解凍したときにスカスカの食感になってしまうので、注意してください。

煮物やお鍋、味噌汁などには凍ったまま調理することができ便利との声も

冷凍保存の期間

冷凍した厚揚げは、冷凍庫で1カ月保存できます。解凍したら、できるだけ早く食べましょう。

冷凍厚揚げの解凍方法

焼くなどして厚揚げをそのまま味わう場合には、ゆっくり解凍するのがおすすめです。

冷蔵庫に移動させて解凍

調理する数時間前に冷蔵庫に移して、解凍します。解凍した際に出た水分は、取り除きます。

急いでいるときは電子レンジで解凍も

急ぐ場合は電子レンジも使えますが、電子レンジで解凍すると、水分が多めに出ます。その際は、ぎゅっとしぼったり、重しをのせたりなどして、水切りしてから使うと良いでしょう。

解凍した厚揚げの食感は?

解凍した厚揚げは、豆腐を冷凍したときのように、食感が変わります。

特に、生揚げのような、中がとろっとしていた食感の厚揚げは、中の水分が凍り、解凍すると、その水分が抜けていくので、高野豆腐のような食感に変わります。

【冷凍前の厚揚げ】

【冷凍後の厚揚げ】

一度冷凍した厚揚げは、上記の写真からも分かってもらえるかと思いますが、冷凍前のようなトロッとした食感は味わえません。

その代わりにこれまで以上に、お出汁などがぎゅっと染み込むメリットはあり、あえて凍らせてその味わいを楽しむ、という人もいるのだとか!

冷凍した厚揚げの注意点

もともと淡泊な味の厚揚げですが、凍らせた厚揚げは水分が多く出るため、味が薄くなりがち。よく味を見ながら、調理してください。

お値段もお手頃でボリュームもあるので、家計のお助け食材にもなりますよね。冷凍保存でストックし、上手に使って楽しんでみてください。

文・写真/斉藤和美(フードコーディネーター)

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冷凍した厚揚げを使ったおすすめレシピ

和食だけではなく、洋風料理などでも大活躍する厚揚げ。アレンジレシピを紹介します。

【1】なすと厚揚げの煮物

なす、厚揚げは短時間でもたっぷりと煮汁を吸ってうま味たっぷりの一品に。ママにとって心得強い副菜になりますね。

◆材料

(大人2人分+子ども1人分)
【1】なす3本は縦半分に切り、皮に切り目を入れて一口大に切る。厚揚げ小2枚といんげん8本は食べやすい大きさに切る。
【2】鍋に和風だし1/2 カップ、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1、塩少々、しょうが汁小さじ1を 入れ、【1】を加えて火にかけ、煮立ったら蓋をして弱めの中火で6分煮る。

◆ポイント

水に浸けておくだけで みそ汁にも何にでも!「和風万能だし」の作り方。

■材料(1リットル分)
昆布 3cm角×2枚(約5g)
煮干し 5~6尾(正味約5g)
かつお節 5g

【1】煮干しは頭と内臓を取り除く。 かつお節は市販のだしパック に入れる。

【2】【1】と昆布を容器に入れ、水1リットルを注ぐ。

※ だしをとった後の出し殻は、水3カップとともに鍋に入れて火にかけ、煮立ってから3分ほど煮出すと二番だしが取れます。

教えてくれたのは


石澤清美さん

料理研究家。国際中医師・国際中医薬 膳師。食養生やハーブなどの専門家でもあり、体にいいものを簡単においしく作れるレシピが人気。

『ベビーブック』2017年6月号

【2】さつまいもと厚揚げの豆乳グラタン

和風の素材と味つけにすれば、子どもも大人も食べやすく!厚揚げ入りでヘルシー&栄養価もアップ。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
厚揚げ 200g
さつまいも 中1本
長ねぎ 1本
豆乳 350ml
マヨネーズ 大さじ2
小麦粉 大さじ1と1/2
顆粒かつおだしの素 小さじ1
チーズ 50g
カッテージチーズ 30g

◆作り方

【1】さつまいもは1cmの輪切りにしてゆで、4等分に切る。厚揚げは2cmの角 切り、ねぎは1cm幅に切る。
【2】フライパンにマヨネーズを熱し、さ つまいもとねぎを炒め、厚揚げと小麦粉を加えて粉っぽさがなくなるまで炒める。だしの素を加え、豆乳を少しず つ加えてとろみをつける。
【3】【2】を耐熱皿に入れて角切りにした チーズを加え、カッテージチーズをのせ、オーブンで約20分焼く(オーブン トースターの場合は8~10分)。

教えてくれたのは


尾田衣子さん

「ル・コルドン・ブルー」 やイタリアにて料理を学び、料理研究家に。「料理教室Assiette de KINU」を主宰。親子で楽しむクッキングも人気。男の子のママ。

『ベビーブック』2016年1月号

【3】チャンプル風そうめん

厚揚げがポイントのそうめんチャンプルー。ピーマンとなすは炒めるタイミングを変えて歯ごたえに変化をつけて。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
厚揚げ 1/2個
なす 3本
ピーマン 2個
そうめん 3束
サラダ油 大さじ2
塩 小さじ2
しょうゆ 少々

◆作り方

【1】なすは5mm幅の半月切りに、ピーマンは輪切りにする。厚揚げは1cm角に切る。
【2】そうめんは半分に折ってゆで、流水で洗って、水けをきる。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱して、なすと厚揚げを炒める。なすに火が通ったら、そうめんとピーマンを加えて炒め合わせ、塩としょうゆで調味する。

教えてくれたのは


鈴木 薫さん

シンプルでおいしい実用的なレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。

『ベビーブック』2013年7月号

【4】新玉ねぎと厚揚げの煮物

甘くてやわらかい新玉ねぎは丸ごと煮込むだけでごちそうに!ほろほろとほぐれるので、小さなお子さんにも食べてもらえます。

◆材料

(3~4人分)
新玉ねぎ 3~4個
厚揚げ 1枚
粒こしょう 15粒
酒 大さじ1
水 400ml
粗塩 小さじ1/2

◆作り方

【1】新玉ねぎの皮を除き、鍋に入れて粒こしょう、酒、水を入れ、強火にかける。煮立ったら、弱火にしてフタをし、15分煮る。
【2】4等分に切った厚揚げを加え、さらに10分煮たら、粗塩で味を調える。

教えてくれたのは


ウー・ウェンさん

北京生まれ。1990年に来日。雑誌で紹介した「北京の小麦粉料理」が評判となり、料理研究家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。

『めばえ』2018年6月号

【5】やわらかカツ丼

薄切り肉で厚揚げを巻いてふんわりヘルシーな活カツの完成!節約メニューとしても。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
厚揚げ 2枚
豚バラ肉 200g
焼き肉のたれ 大さじ2
塩 少々
小麦粉・溶き卵・パン粉・揚げ油 各適量
ご飯 茶碗3杯
レタス(せん切り) 適量

◆作り方

【1】厚揚げは横半分に切って、焼き肉のたれをからめ、豚肉を巻きつけ、塩をふる。
【2】【1】に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、中温の油でじっくり揚げる。
【3】器にご飯を盛って、レタスを敷き、【2】を切ってのせる。
*お好みでソースをかけて。大人は辛子じょうゆでも。

教えてくれたのは


飛石なぎささん

三児の母であり、個人でギャラリーも経営しており、その忙しい生活から生まれた、簡単で、パパッと作れて、子どもが喜ぶレシピが人気。

『ベビーブック』2011年6月号

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構成/HugKum編集部

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