夏休みの「子どものお昼ごはん問題」をどう乗り切る? みんなの対処法&ランチレシピ29選

子どもの夏休みが来ると悩ましい問題のひとつが、毎日の子どものお昼ごはん作り。学校給食に頼れる日々が中断されて、土日・平日に関わらず、朝・夕に加えてお昼ごはんも用意しなければなりません。メニューを考えることさえ億劫に感じている親御さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、読者のママパパが夏休みの「子どものお昼ごはん問題」をどう乗り切っているのかをアンケートリサーチ! 小学生を育てる読者ママパパから寄せられた、すぐにマネできそうなアイディアやレシピをご紹介します。

夏休みのお昼ご飯づくりは正直面倒くさい…?

アンケートでまず聞いてみたのはこちらの質問。そもそも読者のママパパたちが、夏休みのお昼ごはん作りを面倒に感じることはどのくらいあるのでしょうか。みなさんからの回答をグラフにまとめてみました。

調査配信対象:男女/20~59歳/全国/7~12歳の子がいる親(122人)

Q.夏休みに「正直、お昼ごはんづくりが面倒くさい」と思うことはありますか?

Q.夏休みに「正直、お昼ごはんが面倒くさい」と思うことはありますか?

アンケートには、過半数を大きく超えてなんと全体の66.4%の方が「よくある」と回答。さらに、20.5%の方が「たまにある」と答え、「あまりない」は9.0%、「ほとんどない」は4.1%に留まる結果に。

大多数のママパパが、多かれ少なかれ夏休みのお昼ごはんづくりを「面倒くさい」と思ったことがあることがわかりました。

夏休みのお昼ごはん作りが面倒くさい理由は?

では、夏休みの子どものお昼ごはん作りは、具体的にはどのような理由から「面倒くさい」と思われているのでしょうか。寄せられた回答で特に目立ったものを、みなさんからのコメントとともにご紹介します。

メニューに迷う

通常通りに、朝ごはん・夜ごはんを作りつつ、さらにお昼ごはんも作る…となると、3食分のメニューを考えなければならないことに。土日だけならまだしも、平日も毎日…となるとかなり大変です。「さすがにネタ切れになる」「マンネリ化する」としんどさを感じる声が寄せられました。

・ずっとごはんのことを考えていないといけないから。 (30代・大阪府・子ども2人)
・メニューがマンネリ化してしまう。夏は暑く食欲が出ない時もある。 (30代・兵庫県・子ども2人)

作るのが大変

「作るのが大変」といった声も多数寄せられました。朝昼晩、作っては片付け…の繰り返し。「毎日毎日、絶えずごはん作りをしてる感じがする」と飽き飽きしてしまうママパパも。

・朝が終わったら昼、昼が終わったら夜と、絶えず食事の準備片づけをしているから。また、メニューを考えるのが面倒くさい。 (40代・千葉県・子ども4人)
・作るのが面倒くさい。 給食があることに慣れてしまっている為、「お昼ごはんを作る仕事」がひとつ増えた気分になる。 (40代・神奈川県・子ども1人)

仕事をしているため

両親共働きのご家庭からも、お子さんのお昼ごはん作りに一苦労する声が。お昼にお子さんが一人になる場合は、朝のうちに支度をする必要がありますよね。中には、お昼休みに一度ご自宅に戻って、お子さんのお昼ごはんを作ってからまた職場へと向かう…といった方もいました。

・仕事に行っているので朝のうちにお昼ごはんをしたくしないといけないから。 (40代・山梨県・子ども3人)
・仕事をしているので昼休みに自宅に戻ってお昼ごはんを作るので 。(50代・奈良県・子ども1人)

子どもにはちゃんと食べさせたい

同時に、「子どもにはちゃんと食べさせたい」といった声も寄せられました。ふだんのご自分用のお昼ごはんは簡単なもので済ませているママパパは多いはず。一方で、やっぱり「子どもにはお昼もちゃんと食べさせたい」と思うもの。だからこそ精が出て、その結果、「子どものお昼ごはん作り=大変」になっている場合もあるようです。

・毎日同じもの出すわけにもいかないし、レトルトやインスタントばかりでも悪いと思い仕方なく作る。 (30代・岩手県・子ども1人)
・いつもなら給食があり、自分のごはんは簡単に済ませてしまうが、子どもにはちゃんと食べさせてあげたいため、結局何種類も作ってしまう。 (40代・神奈川県・子ども2人)
・自分だけ、下の子だけならおにぎりと唐揚げだけみたいなのでいけるけど、上の子はだんだん食べ盛りになってきて、おにぎりも唐揚げもたくさん用意しなきゃならなくなってきた。そうするとおにぎり握るより焼きうどんとか普通に1品作ったほうが早い。 (30代・愛知県・子ども2人)

食費がかかる

「食費がかかる」といった声もありました。育ち盛りで食欲旺盛な子どもの食事。一食増えただけでも、案外費用がかさんでいたりしますよね。

・育ち盛りなので一度の食事の量が多い。自分の分だけなら一品で軽く済ませるが、一品では足りないから買い物も多くなる。 (40代・神奈川県・子ども2人)
・毎日昼食が増えるとお金がかかる。(30代・神奈川県・子ども3人)

夏休みのお昼ご飯づくりをどう乗り切る?

では、そんな夏休みの子どものお昼ごはんを、みなさんはどのように乗り切っているのでしょうか。今すぐにでも真似できるアイディアや工夫が寄せられました。

麺類で乗り切る

まず挙げられたのは、「麺類で乗り切る」というもの。ラーメンやパスタ、蕎麦、そうめん、焼きそば…等々、麺類の種類はとっても豊富です。さらに、作るのも簡単で、子どもからの人気も圧倒的! メニュー選びに困ったらとりあえず麺類の中から考えてみる、というのはアリかもしれませんね。

・さまざまな麺類で乗り切っています。麺類は種類があるからごまかせるのがメリットだと思います 。(40代・青森県・子ども2人)
・そうめんや焼きそば、ラーメンなどの簡単な麺類にしている 安くて簡単にできる。 (30代・茨城県・子ども3人)

固定メニューをローテーション

「固定メニューをローテーションする」といったアイディアもありました。上のアンケートには、お子さんのお昼ごはん作りに関して「とにかくメニューを考えることが億劫」という声が寄せられていましたね。そんな場合も、この方法であれば毎回悩む必要がありません。固定メニューを決める際にあらかじめしっかり考慮しておけば、栄養バランスの偏りも回避できそうです。

・そうめん、チャーハン、冷凍餃子、おにぎり、納豆ご飯のローテーション。確実に食べるメニューで固定する。 (30代・宮城県・子ども2人)
・メニューを定番にして 月曜日はオムライス 火曜日はパスタ 水曜日はハンバーグ 木曜日はざるそば 金曜日は牛丼 土曜日は餃子 定番にしてしまうと買い物がらくなります。 (40代・高知県・子ども2人)

前日多めに作る・リメイクする

「前日多めに作る」「前日のごはんをリメイクする」といった声も目立ちました。すでにあるものに手を加えるほうが、イチから作るよりもずっと時短になりますよね。リメイクすることを念頭において、晩御飯を作っているママパパも少なくないようです。

・前日のおかずをリメイクして次の日のお昼ごはんに出来るようにメニューを考える。例えば晩ごはんにとんかつを多めに揚げて次の日のお昼はカツ丼にすると時短になる 。(50代・奈良県・子ども1人)
・前の日のおかずを多く作っておいて、次の日の昼ご飯のおかずにします。 あと副菜作れば良いから、一からより楽だから。 (40代・山梨県・子ども2人)

冷凍ストックや作り置きしておく

休みの日や時間のあるときに作り置きする方も多数。いろいろと冷凍しておけば、お子さん自身が食べたいものを選んで、電子レンジで解凍して食べることもできますね。

・おにぎりをたくさん作って冷凍しておく。食べたいときに温めて出せるから。(40代・青森県・子ども2人)
・ハンバーグや唐揚げを作ったときに冷凍しておき、必要な時に必要分だけ解凍し準備している。 手間がかからない。 (30代・福岡県・子ども2人)

子どもと一緒に作る・作ってもらう

お子さんと一緒に作ったり、お子さんに献立を考えてもらったりすることで、親子の交流や食育の機会としているご家庭もありました。自分自身で作った・考えたものだと、食事がもっと楽しくなったり、食べ残しをしにくくなったり…といったメリットも期待できるようです。

・子どもにもできる電子レンジレシピ等を用意し、休日に一緒に作ってみて、夏休みに作ってもらうようにする 子どもなりに工夫をしたり、調理に興味を持ったりする 。(40代・神奈川県・子ども2人)
・子どもに献立を作って貰う。食べ残しが少ない 。(40代・岐阜県・子ども2人)

たまには外食や総菜を利用する

朝昼晩の食事づくりは毎日のこととなると大変です。たまには外食や総菜を利用するのもOKではないでしょうか。適度に息抜きをしながら、楽しく食事をすることも大切です。

・たまに外食や総菜、弁当を買ってきて乗り越えている。少し楽になる。(50代・神奈川県・子ども1人)
・面倒くさいときはコンビニ、近所に食べに行く。 大した食事がなくても、流しそうめんのおもちゃを使って楽しく食べ、満足感を与える。 (40代・神奈川県・子ども1人)
・時には店のテイクアウトを利用する。楽できる。(40代・愛知県・子ども2人)

冷凍食品やインスタント食品を買っておく

冷凍食品やインスタント食品に頼るという方も。一品だけでもレトルトにすると、品数も増え、時短にもなりますよね。「無理しないことで、子どもにも優しくできる」といった声が寄せられました。

・冷食を常備。 夕飯のおかずを多めに作る。 麺類も取り入れる。 簡単にできるメニューにすることも。 カップスープ、インスタント味噌汁をつけて、品数を増やす。 時短、節約 無理はしない。 (40代・静岡県・子ども2人)
・冷凍食品 インスタント食品。買い物に行って各自食べたいものを買ってくる。簡易に食べられるし簡易に片付けられる。 (30代・新潟県・子ども3人)
・レトルトをちょこちょこ取り入れる。手抜きしつつ、乗り切ることで、自分のストレスが減り、子どもにも優しくできる。 (40代・神奈川県・子ども4人)

こだわらない

「こだわらない」といった声も散見されました。「子どものお昼ごはん作りがはじまる!」「ちゃんと食べさせなくちゃ!」と気を張りすぎると、それがストレスにつながる場合もあります。あまりこだわりすぎずに、ご自分のお昼ごはんや職場に持参するお弁当と同じように考えるのもアリではないでしょうか。

・基本質素で良いと割り切る。用意するストレスが減る。(40代・愛知県・子ども1人)
・普通通り。いつもどおり作るだけ。 気をはらないこと。 (30代・福岡県・子ども2人)

夏休みのお昼ご飯で良く作るメニューは?

上のアンケートには、「麺類で乗り切る」といった回答もありましたが、夏休みのお昼ごはんにはどのような献立がよく作られているのでしょうか。こちらもアンケートで聞いてみました。

Q.夏休みのお昼ご飯で良く作るメニューは?

アンケートの集計結果をまとめると、上のようなグラフになりました。やはり、麺類の「そうめん・うどん」がダントツ1位に! その後は、「チャーハン」「ラーメン」「パスタ」が続きます。さらに、「おにぎり」を挟んで「焼きそば」や「冷やし中華」などが票を集めており、麺類人気を感じさせられる結果に。

理由としては、「朝食や夕飯にはパン・ごはんが多いので、昼は麺類率が高い」「冷やし中華は野菜もタンパク質も摂れる」「のどごしが良い」といった声が見受けられました。

・朝食はパン、夕食はご飯なので、昼食は麺類が多くなります。(40代・千葉県・子ども2人)
・残りご飯でぱぱっと。あとは適当なおかずを買うか残りものでなんとかしのぐ。(40代・神奈川県・子ども1人)
・冷やし中華は一つの皿に野菜もたんぱく質も乗せて食べられて、しかも冷たくのどごしもよい。(40代・千葉県・子ども2人)
・丼ものは作り置きできて、子どもだけで温めて食べることができるから(40代・愛知県・子ども2人)
次ページからは、麺類・ごはんもの・作り置き系とジャンル別に、「夏休みのランチ」におすすめのレシピ29選をご紹介しています。
次のページは▶▶【サックっと作れる】麺類レシピ9選

編集部おすすめ

関連記事