カラフルなストライプ模様が魅力!にじ色プランター
味のあるカラフルなストライプ模様は、絵の具が自分の重さで垂れていった跡を、そのまま生かしたもの。絵の具が落ちていくのをじっと眺めるのも、この造形の楽しさのひとつです。
作り方
乾くと耐水性になる、アクリル絵の具を使います。床には必ず新聞紙を敷き、汚れてもいい服装で行うようにしましょう。乾くと落ちづらくなります。写真の作品は素焼きのプランターを使っています。プラスチックのプランターでもできますが、素焼きだと速く乾くので色が重ねやすいです。
【1】絵の具と水の割合は1:1くらいで、とろみを見ながら調整する。アクリル絵の具は乾くのが速いので、次々重ねても大丈夫。
【2】たっぷり絵の具をふくませた筆をへりに押しつける。そこから自然に垂れた跡が模様になる。
【3】完成したあと持ち上げると、新聞紙には鮮やかなマーブル模様ができている。子どもが「うわー」と声をあげる瞬間。
完成!
人の目に留まる存在感があるので、アトリエの窓辺にこの植木鉢を飾っていると、「どうやって作ったの?」と聞かれることが多いんです。 プレゼントにもおすすめです!
制作
アトリエ〇〇(マルマル)
天野耕太・季子
2017年に新潟・十日町市でオープンした美術教室。耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業する。季子さんは美大で彫刻を学んだのち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。
著/アトリエ○○|本体1200円+税
保育室を飾る季節にぴったりの作品例38の作り方をイラスト、写真を多用して紹介。園児と楽しみながら作る装飾のアイデアがいっぱいです。
『新幼児と保育』2018年6.7月号 取材・文 清水洋美 撮影 茶山浩