空間スタイリスト吉原みやこさん
出産をきっかけに「自分の子どもたちが、大人になっても思い出せる素敵な記憶を作ってあげたい」と考えるように。
その想いから、パーティーグッズのオンラインショップを立ち上げ、空間スタイリング・webマーケティングのお仕事まで展開をしているみやこさん。7歳と10歳の男の子ママでもあり、小さな想いを大きな仕事へつなげて活躍している、空間スタイリスト みやこさんのライフスタイルを紹介します。
きっかけは、子どものために用意した記念日の飾り付け
子どものために、ささやかでもお誕生日などの記念日はきちんとお祝いしよう、と決めていたというみやこさん。
Q.ショップ立ち上げの原動力となったのは?
子どものためと思って始めたのですが、気がついたらお気に入りのパーティーアイテムをヨーロッパから取り寄せるほど、熱が入っていきました。そうこうしているうちに、これは、皆さんにも教えてあげたい、と思えるアイテムが増えていき、そのままパーティーグッズのオンラインショップを立ち上げることにしました
Q.オンラインショップの立ち上げ、大変では?
オンラインショップ立ち上げ時期は、まだ子どもたちが未就学という幼い時期でした。育児や家事の合間の時間を使って仕事していましたね。大変ではありましたが、なにより私がオンラインショップを立ち上げたい!好き!という気持ちが大きかったと思います。
Q.お子さんが大きくなった今、仕事のやり方は変わった?
そうですね、息子たちが小学校や幼稚園の帰宅時間がタイムリミットです。オンラインショップの運営は自宅でも作業できますが、スタイリング案件は現場へ出向くことが多くなるので、クライアントにもご理解いただき、打合せや撮影などは午前中にお願いして調整させてもらっています。
帰ったら、自宅で息子たちと一緒にリビング学習ならぬリビングワーク。学校での様子やお知らせなども、この時間に済ませてしまいます。
Q.子育てと仕事の両立で、工夫していることは?
時には、週末主人にお願いして一人で集中させてもらうこともあります。
子育てと仕事については、気持ちの切り替えも意識的に区別するようにしています。 目の前の子どもが甘えたいと思っていたら思い切り甘えさせてあげたいですし、そういう時間が自分にとっても1番大切な時間。結果的に、仕事のパフォーマンスも上がると思っています。
忙しくてどうしてもかまってあげられない時は、逆に、子どもたちが横で応援してくれたりして、成長を感じて嬉しくなりますね。
Q.子育てはスムーズにいかないですよね?そんな時はどうしてる?
もちろん。毎日時間との勝負なので、例えば、片付けは”よーい・ドン!”で競争させてみたり、テレビやゲームなどのメディアコントロールをして、学習や睡眠時間を確保することは最低限しています。
他には、すぐにお風呂に入ってくれるよう泡風呂にして興味を誘ってみたり,日々、試行錯誤しながら工夫しています。
好きな仕事を続けるための工夫
Q.みやこさんが、ご自身のために取り入れていることは?
好きな音楽を聴いたり、アートを鑑賞したり。 最近は、香りも楽しんだりしています。 先日は酸素カプセルに初挑戦しましたが、頭がスッキリしてとても良かったのでまた行きたいと思っています。
Q.この仕事をしていて良かったと思えるエピソード
ある案件で、仕事場に息子を連れて行かないといけない時があったんです。“いい子にしてられるか?”“退屈しないか?”といろいろ心配しました。そうしたら、初めは緊張していた息子もすぐに自分の立場を理解したのか、上手く順応していたんです。その様子を見て、本当に嬉しくなりました。
人見知りだった小さい頃の私より、よっぽど社交的で協調性がある息子。その瞬間は、心なし息子が大きく見えました。それから、自分を受け入れてくれる子どもたちや環境にありがたさを感じて、今の働き方を選択して良かったなあと思っています。
ホームページ「BON PARTI」
*オンラインショップは、現在zozoの取り扱いのみ。
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取材・文/太田さちか
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