赤ちゃんに枕は本当に必要？と疑問に感じるママも多いのではないでしょうか。そこで、HugKumでは0～2歳の子供をもつママ約120人を対象に赤ちゃん枕についてアンケートを実施しました。
目次
赤ちゃんに枕を使っているママはどれくらい？
実際に赤ちゃん枕を使っていたと回答したママは全体の約10％で多くの赤ちゃんが使っていないことが分かりました。一方、近年赤ちゃんの頭をサポートする枕や吐き戻しや鼻づまりを緩和させる枕などさまざまな特徴をもった赤ちゃん用枕が増えてきているようです。
赤ちゃんの枕はいつから必要？
基本的に新生児に枕は必要ないとされてますが、市販されている赤ちゃん用枕は、新生児から使用ができるものが多いです。首がすわる3～4ヶ月ぐらいからが適していると記されている枕もあるので、対象年齢の表示をきちんと確認してから使用しましょう。
赤ちゃんが枕を使用するときの注意点
消費者庁の発表によると、「０歳児は、不慮の事故死のうち窒息死が占める割合が高く、中でも就寝時の窒息事故死が多数起きている」とされ、発達状態に応じた寝具の利用や就寝の仕方について注意喚起しています。そのなかで、「枕はうつぶせになった場合に、顔が埋まってしまい、鼻や口が塞がれて窒息するリスクがある」と記されており、「枕は子供用の固めのものを使用する」よう推奨しています。さらに、タオルやよだれかけなどが口や鼻を覆ったり、首に巻き付いたりしてしまうリスクがあると記されています。
赤ちゃん用枕の選び方
まずは、赤ちゃん用枕の選び方をみていきましょう。
素材をチェック
赤ちゃんの繊細な顔の肌に直接あたる枕は、肌触りのいいものがおすすめです。肌触りがよく、汗をたっぷり吸い取ってくれるコットン素材のガーゼやパイル地のものは赤ちゃんが心地よく使えて安心です。
洗濯ができる
寝ている間に赤ちゃんはたくさんの汗をかきます。ミルクを吐きだしたり、よだれが出てしまうこともあり赤ちゃんの枕が汚れてしまうことが頻繁にあります。赤ちゃんが枕をいつも心地よく使えるよう、洗濯が簡単にできるかどうかチェックしましょう。枕の中身のクッションまで洗えるものだとより清潔に保つことができます。
枕の高さに注意
枕の高さは、高すぎてしまうと逆に赤ちゃんの呼吸がしにくくなってしまうこともあるようです。大人用枕は使用せず、赤ちゃん用に作られた固めのものを選びましょう。
赤ちゃん用枕のお手入れ方法
では、赤ちゃん用枕のお手入れ方法はどのようにしたらいいでしょう？注意点を確認していきましょう。
洗濯表示の確認
洗濯機でネットに入れて簡単に洗えるものや手洗いのみできるもの、カバーは洗濯が可能だけど中身は洗濯できないものなどがあり、まずはそれぞれの洗濯表示をきちんと確認しましょう。手洗いで洗濯する時は、ねじって絞ってしまうと中綿がよれて形が崩れてしまうこともあるので注意が必要です。
汗臭いときは陰干しも効果的
前述したように、枕丸ごと洗濯できるものもあれば、低反発の枕などは中身が洗濯できないものがあります。たくさんの汗をかく赤ちゃんなので、枕が汗臭くなってしまったときは、風通しのよい場所で、平らな状態で陰干しするといいでしょう。
ママに人気の赤ちゃん用ベビー枕のおすすめ
アンケート結果からママに人気の枕や、ママが実際に使ってよかったベビー枕をご紹介します。たくさん汗をかく赤ちゃんが快適に寝られるように工夫されたものや、赤ちゃんのやわらかい頭をしっかりサポートしてくれるものなど、さまざまな特徴のベビー枕がママたちに使われていることがわかりました。
西川リビング ミッフィードリームリングまくら
枕の中心部分がくぼんでドーナツ型になっているので、やさしく赤ちゃんの頭を包んでくれる形状になっています。綿100％のパイル生地でやさしい肌触りなので赤ちゃんも心地よく使えそうです。手洗いで洗濯が可能です。
・頭の乗せる部分があり、柔らかくて、洗濯が可能（20代・愛知県・子ども1人）
西松屋 ベビーまくら
ティアラや動物の形をしたかわいい赤ちゃん枕が種類豊富に取り揃えられている西松屋のベビーまくら。1000円以下でお手軽に買え、手洗いもOKなので安心して使えます。
赤ちゃん本舗 6重ガーゼ枕 シュガースター
赤ちゃん本舗でも種類豊富な赤ちゃん用枕が発売されており、かわいい柄から高機能なものまでさまざな枕が取り揃えられています。「6重ガーゼ枕」は、汗をしっかり吸収してくれるよう6重のガーゼを使用し、枕の裏面は接触冷感メッシュになっています。赤ちゃんの首を圧迫しないよう、枕の高さが低めにされており、くぼみが頭をやさしく受け止めてくれます。枕の中身は通気性のいいエアーパイプを使い、夏の暑い時期でも赤ちゃんが快適に使えるように考えられた枕です。
ドーナツ枕。
「ジェルトロン」とよばれる枕の中の特殊な素材は、体圧分散やずれの吸収などに優れているそうで大人用の枕も発売されています。枕の中央にくぼみをもたせたドーナツ形状。通気性にも優れており、水洗いもできるので汚れても安心ですね。
ナオミイトウ わたげ王冠枕
表面の生地はダブルガーゼを使用し肌触りにこだわった枕です。王冠型のドーナツまくらは 中央のくぼみが赤ちゃんの柔らかい頭を守り、寝ているときの向き癖を少なくしてくれるそうです。
白雲 HACOONベビーピロー
今治タオルの白雲はより柔らかく滑らかで吸水性に優れているため、 赤ちゃんのデリケートなお肌にぴったりです。雲の形の真ん中にはくぼみがあり、適度な厚みと硬さで、まだ未熟な赤ちゃんの頭をしっかりとサポートしてくれます。枕の裏面には、手を差し込めるベルトが付いているので、授乳時に使っても赤ちゃんの頭をやさしく支えることができ、眠ってしまった赤ちゃんをそのままお布団に移動することもできます。洗濯機で簡単にお洗濯もできます。
adokoo ベビー枕
3ヶ月～2歳ごろまでの乳幼児向けまくら。中身が低反発になっているのが特徴的。ホルムアルデヒトの品質基準検査に合格した安全品質を保ち、枕の裏面は、通気性がよいメッシュ素材を使用して、熱がこもりにくいように工夫されています。
サンデシカ ベビー枕 頭の形 ザ・ピロー ベビー
枕の専門メーカーとベビー用品専門店で共同開発され、頭の形が気になるという先輩ママの声から生まれた赤ちゃんのための枕。ドーナツ形で洗濯機での丸洗いもOKです。新生児から使えます。
赤ちゃん枕を使用する際は目を離さないように
近年、さまざまな特徴をもった赤ちゃん用枕が販売されるようになりました。デザイン性や素材にこだわったもの、赤ちゃんが快適に眠れるものや赤ちゃんの頭の形成をサポートするものまでさまざまあるようです。特にタオルで代用する場合は、大人が目を離さない時のみ使用し、事故が起きないよう十分注意しましょう。
文・構成／HugKum編集部