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新年は、小さなことからコツコツと。
2020年、新しい年の幕開けですね。
「今年こそはスッキリ暮らしたい!でも、何をどうすればいいのかかわからない…」という方は多いのではないでしょうか。6歳、4歳、2歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは「プチストレスを減らす5つのアイデア」です。
ゆっくりと家で過ごすお正月だからこそ、普段見過ごしてしまいがちな暮らしの中のプチストレスを解決してみませんか?
① メラミンスポンジで引き出しの中のズレを防ぐ
お掃除用品としてお馴染みのメラミンスポンジ。手軽に買えて、水だけで汚れが落ちるのでとっても便利ですよね。こちらを使ってひと工夫します。
キッチンや洗面所など、引き出しの中に市販の収納用品を入れて使っていると、ちょっとした隙間が生まれます。せっかくキレイに収めても、引き出しを開けるたびに収納用品がズレて、中身がゴチャゴチャになってしまうと残念ですよね。
そんな時は、メラミンスポンジを引き出しと収納用品のスキマにギュッと挟みます。こうするだけで、まるでシンデレラフィットの収納用品を使っているかのようにズレません。プチストレスがひとつ減りましたね!
メラミンスポンジは色々なサイズで販売されており、大判サイズで好きなサイズにカットして使えるタイプもあります。使いたい隙間に合わせて大きさを調節してみてくださいね。
② 耐震粘着マットを底面に貼り、ワンアクションで出し入れする
防災対策用品として家電やインテリアの下に敷いて使われている耐震粘着マット。100円ショップで手軽に手に入ります。目立ちにくい透明ゲル素材で、粘着力が落ちても水洗いすれば何度も繰り返し使える商品。これを日用品のズレ防止に活用します!
例えば、綿棒ケース。軽いので使うたびにスーッと移動してしまいます。底面に耐震粘着マットを貼っておくだけ!ワンアクションで綿棒を出し入れすることができます。
同じように、掃除用品のカーペットクリーナー(通称コロコロ)のケースの底面に貼っておくと、使う時に本体だけ取り出すことができます。
また、お掃除ロボットのホームベース(充電器)の底面に貼っておくと、不意に移動してしまうことが無くなり、お掃除ロボットが迷子になりません。
耐震粘着マットのサイズや厚みは色々あるので、固定したいモノに合わせて選んでみてくださいね!
③ 100円のコード収納グッズを活用して、長いコードの絡まりを防ぐ
家電本体や充電器など、私たちの暮らしの中はコードだらけ。今にも絡まりそうなコードは、使い勝手はもちろん見た目にも美しくないですよね。便利なグッズを活用して、プチストレスを減らしていきましょう。
まずはセリアの「コードクリップ」です。大小2サイズあり、コードの太さに合わせて選ぶことができます。洗濯バサミのようにつまむだけで、長いコードをワンアクションでひとまとめ!ヘアアイロンやドライヤーなど、よく使うアイテムに最適です。その一方で、太すぎたり、跳ね返りが強いコードはまとめにくいです。
そういった場合は、ダイソーの「面ファスナー 結束バンド」がオススメです。面ファスナーとは、マジックテープやベルクロの一般名称です。ぐるっと巻きつけたり、ベリベリとはがす手間はありますが、その分しっかりまとめることができます。こちらは、常にコードに付けておくことができるので、紛失しないというメリットもあります。
コードの種類や使用頻度に合わせて、適切なグッズを選んでみてくださいね!
④ 輪ゴムフックを活用して、ヘアゴムを収納&1本ずつ取り出す
ヘアアレンジに欠かせないヘアゴムは、髪の毛から外したらポイッとその辺に放置されてしまいがち。収納場所が定まらず「あれ、どこいった?」となりませんか?
これを「レック 輪ゴム掛け・マグネット付き」を使って解決します。マグネットが付けられない場所でも、付属の補助鉄板を使えば色々な所に貼り付けできます。フックの下部は固定。上部はバネで可動します。このバネが、輪ゴムだけでなく、色々な太さのヘアゴムに対応できる秘訣です。
フックにかけた順番に関係なく、使いたいヘアゴムを選んで上斜め方向に引っ張りあげれば1本ずつ取ることができるのです。
大人はもちろん、子どもでも簡単に出し入れすることができます。使う場所の近くに置けば、出しっぱなし防止につながりますよ!
⑤ 100円のネームリボンで、布団カバーの交換をラクにする
布団とカバーの角を留めるためにヒモを結ぶ作業。1枚あたり4~6箇所。布団が何枚もあったらとても大変ですよね。最近販売されている布団カバーはスナップボタンで留めるタイプに切り替えられつつありますが、そのためにカバーを買い替えるまでもない…。
そんな時に使うのが、100円のネームリボン。子ども用のお名前付けに使うアイテムです。両サイドにスナップボタンがついており、留めると輪っかになります。
これを布団カバーの角に縫い付けると、まるではじめからスナップボタンがついているシーツのように仕上がりますが、針と糸を使わずにお手軽にできる方法をご紹介します。
元々カバーについていたヒモを結んで、1~2cmぐらいの輪をつくります。余ったヒモが邪魔であれば切ってもOKですが、そのままでも問題ありません。その輪の中にネームリボンを通して、布団のループにパチンと留めれば完成!カバー交換がグッとラクになります。
いかがでしたでしたか?
ひとつひとつは小さなことですが、「暮らしにくさ」の正体は、意外とプチストレスの積み重ねという場合も。
どれも手軽に真似できるので、気になったアイデアは是非実践してみてください。そして2020年の「スッキリした暮らし」の第一歩を踏み出してみてくださいね!
記事監修
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー5.1万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。7歳4歳2歳の3児の母。