おくるみは何枚あると便利?いつからいつまで使う?季節ごとの選び方や使い方、巻き方を知っておこう!

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赤ちゃんを迎えるママたちは、おくるみを何枚用意するべきか悩んでいる方もいるかもしれません。おくるみとは一体どんなものなのでしょうか。また、おくるみはいつからいつまで使うものなのか、何枚必要なのか、先輩ママたちにアンケートを実施。おくるみの選び方、使い方、巻き方、手作りおくるみアイデアなどもご紹介します。

おくるみとは?

おくるみ
赤ちゃんがぐっすり安心して眠れるおくるみ。

おくるみとは、赤ちゃんを抱っこしたり寝かしつけたりするときに使う、赤ちゃんを優しく包む布のこと。「アフガン」や「スワドル」などと呼ばれることもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんは首もすわっていないため、抱っこすることも簡単ではありません。そんなときに便利なのが、おくるみです。

ママにとっては赤ちゃんを抱っこしやすくなるし、赤ちゃんにとってはママのお腹にいたときと似たような環境になるので安心できるメリットがあります。

いつからいつまで使う?

おくるみは、赤ちゃんが生まれてすぐから、首がすわる生後3~4ヶ月頃まで使用するのが適切とされています。

HugKumでは、先輩ママたちに、おくるみを使い始めた時期と使い終えた時期について、アンケートで聞いてみました。

生後すぐから使う方がほとんど

アンケートの結果、おくるみは「生後すぐから使った」という方が81.5%という結果に。「生後少したってから」が13%と、ほとんどの方が生後すぐから使っているようです。

特に産院にいる間から使っていたという方や、退院時に使ったという方が多いようです。

生後すぐの赤ちゃんは、とてもデリケートです。そんな赤ちゃんを抱っこしたり赤ちゃんと移動するときには、おくるみがあったほうが安心安全ですね。

「退院のときにおくるみにくるんで帰りました」
「おくるみを使うと赤ちゃんが落ちつくと聞いたので、産後すぐの院内で使用していました」
「冬産まれだったので、産院の退院後の移動時からすぐ使用しました」

生後5ヶ月以上まで使う方も多数

おくるみを使い終わった時期については、回答にバラつきが見られました。

最も多かったのは「生後5ヶ月以上」で21%。その後は、「2ヶ月~3ヶ月」19%、「3ヶ月~4ヶ月」17.5%、「1ヶ月~2ヶ月」17%と続きました。

おくるみは、首がすわる生後3~4ヶ月頃まで使用するのが一般的ですが、それよりも長く使っているママも多いようです。また、温かい季節におくるみを卒業するケースも多いようでした。

おくるみを使う期間に決まりはありません。赤ちゃんが嫌がらなければ、生後3~4ヶ月以降も使用して大丈夫でしょう。

ただし、赤ちゃんの成長に伴い、赤ちゃんの動きも激しくなってきますので、赤ちゃんの動きを妨げてしまうようであれば、おくるみを外してあげてくださいね。

「手足をキュッと固定してあげると落ち着くと聞いていましたが、1~2ヶ月頃、オムツ替えや授乳が頻繁でだんだん面倒になり、自然とやめてしまいました」
「2~3ヶ月頃、気温が暖かくなったり、赤ちゃんの動きが激しくなる前まで使いました」
「子どもも気持ち良さそうに見えたから、5ヶ月以上まで使っていた」

必要な枚数は何枚?

次は「おくるみは何枚持っていましたか?」という質問を聞いてみました。「2枚」が最も多く34%で、「3枚以上」は32.5%、「1枚」は28%でした。

1~2枚あると便利

おくるみの枚数についても、ママたちの意見はさまざま。

「1枚でもあまり使わなかった」という方もいれば、「頻繁に洗濯していたのでたくさん必要だった」という声も。

洗濯で使いまわすことを考えたら、やはり2枚はあった方がいいのかもしれません。

「荷物になるので一枚しか持っていませんでした。薄手の素材だったので、洗い替えがなくても使いやすかったです」
「自分で買ったのが一枚と、出産祝いでもらったのを一枚、交互に洗って使ってました」
「吐き戻したりでしょっちゅう洗濯していたので沢山必要でした」

おくるみはバスタオルで代用できる?

また、おくるみの代用品として使っていたものがあるか聞いたところ、「バスタオル」と「ブランケット」という声が多く寄せられました。

バスタオルは、おくるみ以外にも、体を拭いたり入浴時にも使えて便利ですね。また、寒い季節はブランケットで代用すると、赤ちゃんも暖かく感じてくれることでしょう。

「冬はバスタオルを使い、その他の季節はガーゼのおくるみを使っている」
「バスタオルとブランケットの二枚重ね。暑くなってきたらタオルのみにしました」
「寒いときはおくるみの代わりにふわふわのブランケットが活躍してくれました」

季節別、おくるみの選び方

おくるみは、赤ちゃんの肌着の上や肌に直接触れるものだから、使っている生地や肌触りに気をつけておきたいところ。

おくるみを用意するときは、季節に合わせたおくるみを考えて選ぶことが大切になります。

春の選び方

春は、夏が近いと感じさせるような夏日になることもあれば、冬に逆戻りしたような寒い日もあるなど、日によって寒暖差が大きいもの。

コットン素材などで、厚みもありながら通気性のよい素材を選ぶといいでしょう。

肌寒い日には、ブランケットや暖かな素材のおくるみで二重に赤ちゃんを包み、室内では取るようにするのも一案です。

夏の選び方

毎日厳しい暑さになる夏は、やはり涼しさや洗濯のしやすさを重視しておくるみを選びたいもの。

ガーゼ生地なら、通気性や吸湿性、吸水性に優れているため、汗っかきの赤ちゃんにピッタリ。速乾性もあるため、洗濯してすぐに乾くというポイントもあります。

またパイル生地はやわらかくて肌触りがよく、吸収性もあります。

秋の選び方

秋も春と同じように、日によって気温の変化が激しい季節です。コットン生地なら、保温性もありながら吸収性も高く、季節を問わず使い勝手がいいものです。

冬の選び方

寒い冬なら、赤ちゃんをしっかり包み込むだけでなく、保温性の高いもので赤ちゃんを寒さからガードしてあげられる素材がベスト。厚手のコットンやフリース生地などは、冬の外出時にも最適です。

春の選び方と同様、特に寒い日には、ブランケットや暖かな素材のおくるみで二重に赤ちゃんを包むとより防寒になります。

おくるみの使い方

おくるみは、赤ちゃんを包み込むだけでなく、さまざまな使い方ができます。

寝かしつけに使う

赤ちゃんは、周囲の音や光に反応して不安を感じてしまうと、なかなか寝付けないものです。

しかし、おくるみに包まれて、ママのお腹の中にいたときと同じような環境にしてあげると、安心して眠りにつくことができるようになります。

モロー反射予防に使う

モロー反射とは、首がすわる前の赤ちゃんが、周囲の音などの刺激によって体を反射的に動かしてしまうこと。

足や手をビクッとさせると、それによって赤ちゃん自身もビックリして、寝ている間に目を覚ましてしまうこともあります。

そこで、おくるみで赤ちゃんをくるんであげるとモロー反射の予防作用があるため、ビクッとして赤ちゃんが泣き出すことも少なくなります。

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体温調節に使う

新生児の赤ちゃんは、首もすわっていないため、着替えをするのだって一苦労です。

だからこそ、肌寒いと感じたときには、赤ちゃんをおくるみに包んであげることで、赤ちゃんの体温を調節してあげましょう。

その日の気候や気温に合わせて、通気性のいいおくるみや保温性の高いおくるみを選ぶようにしましょう。

おくるみの巻き方

おくるみで赤ちゃんを包むときの方法をご紹介しましょう。基本の巻き方を覚えたら、アレンジ巻きにも対応できますよ。

基本巻き

  1. おくるみをひし形になるように置き、赤ちゃんの頭に来る部分は内側に折り返して、その折り目が赤ちゃんの肩の位置になるように寝かせます。
  2. 片方の手を胸の上において、もう片方の手はママが支えます。胸の上においた手の横の布で赤ちゃんを巻き込み、その布の端を赤ちゃんの体の下に回します。このとき、ママが支えていた手は巻き込みません。
  3. 赤ちゃんの足のほうの布の裾を折り曲げ、首元の中に折り込みます。
  4. ママが支えていたもう片方の手も胸の上において、同様に行います。

おひな巻き

  1. おくるみに赤ちゃんの頭が少しかかるくらいの位置で赤ちゃんを寝かせたら、赤ちゃんの両手を持った状態で左上の角をななめにかぶせ、右上の角も同様にかぶせます。
  2. 赤ちゃんの足はあぐらをかくような感じで軽くおさえながら、右下の角を対角線上に引き上げ、赤ちゃんの体の下に入れます。左下の角も同様にしたら完成です。

クロス巻き

赤ちゃんがおもちゃを手でつかんだりできるようになったら、両腕を出したクロス巻きもできます。

  1. 四角い布の上部の右隅を左へ、下部の左隅を右へ持っていき、布を中心でねじった状態にして、その中心に赤ちゃんを寝かせます
  2. 右上と左下の布を赤ちゃんの体の上で結びます。同様に、左上と右下の布も結んだら、両腕が自由に動かせる状態の「クロス巻き」の完成です。

半ぐるみ

赤ちゃんの動きが活発になってきたら、両腕は自由に動かせるようにした半ぐるみがおすすめ。

基本巻きと同じ巻き方で、両腕を布に巻き込まずに胸から下だけを包み込むようにします。

「エイデンアンドアネイ(aden + anais)」の正しい巻き方

ベビーグッズのブランドとして人気の「エイデンアンドアネイ(aden + anais)」が開催したプレママ向けのイベントの中で、おくるみの巻き方を指導するワークショップも開かれました。

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おくるみを手作り

赤ちゃんのおくるみは、自宅で簡単に手作りすることもできます。

手作りなら、季節にあわせた生地選びやサイズも自由自在。意外なほど簡単に作れるので、気になる方は挑戦してみてもいいかもしれません。

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人気のおくるみのおすすめ

市販されているおくるみの中から、人気のおすすめアイテムをご紹介します。

 

「おくるみ4枚入り」(エイデン by エイデンアンドアネイ)

ニューヨーク発のベビーブランド「エイデンアンドアネイ」のおくるみ。通気のよいモスリンコットン生地です。ギフトラッピングの対応もしているので、出産祝いとしても人気です。

「ベビーブランケット」

通気性・吸湿性がよく、抗菌効果もあるバンブーファイバーのガーゼ生地。使いやすいシンプルなデザインが◎。おくるみのほか、オムツ替えマットやバスタオルなどの代わりに使うこともできます。

「天使の羽 ベビー アフガン」(クリーム デ ココ)

生地から仕上げまで、丁寧に作られた日本製のおくるみ。綿100%のスムース素材、内側はデリケートな肌にやさしい綿100%ガーゼキルト素材を使用しています。

「オーガニックコットン ベビーアフガン」(ベビーネットショップ)

国内のベビー用品専門工場で生産されている日本製のおくるみ。オーガニックコットン100%。中綿入りのキルト仕上げで、裏地も肌触りがやさしいガーゼ生地です。

おくるみはあるとやっぱり便利!

おくるみは、絶対に必要なベビーグッズというわけではありません。しかし、お宮参りや外出時、おっぱいをあげるときなどに便利なうえ、赤ちゃんが安心してぐっすり眠ることができるスグレモノなのです。

一度使うと、とっても便利だと気付くママも、きっと少なくないはず。ぜひおくるみを利用してみてはいかがですか?

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文・構成/HugKum編集部

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