節分のお弁当レシピ10選|恵方巻風のり巻きや大豆・いわしのおかずを厳選

子どもの節分のお弁当にぴったりなレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中からご紹介します。節分の料理としてすっかりおなじみになった恵方巻風のり巻きや大豆のおかず、邪気を払うといわれるいわし料理など、子どもでも食べやすいレシピを厳選しました。節分は季節の変わり目とされ、古くからさまざまな行事も行われています。日本の伝統行事を子どもに伝えるよい機会なので、お弁当にもぜひ節分料理を取り入れてみてください!

節分のお弁当に!子どもが喜ぶ恵方巻風のり巻き

【1】のり巻きをアレンジ!三角細巻き

オレンジ、緑、黄色の3種類の具を使ってカラフルに。三角形に整えれば,盛り付けも美しくまとまります。

◆材料

(各1本分)
焼きのり 1と1/2枚
酢めし 210g
にんじん 7mm角×9cmの棒状を2本
たらこ 小さじ2
梅干し(叩いたもの) 小さじ1と1/2
さやいんげん 1本
たくあん(みじん切り) 小さじ2
※酢めしは、ご飯1合分(約320g)にすし酢大さじ2を混ぜて作ります。

◆作り方

【1】にんじんとさやいんげんはゆでる。たらこは電子レンジ(600Wの場合)で10~20秒加熱してほぐす。
【2】のり1/2枚を横長に置き、酢めし1/3量を敷き詰め、たらこを全体に散らし、中央ににんじんをのせて巻く。ラップで包んで、三角形に整え、落ち着いたら切り分ける。
【3】同様に具を変えて巻く。1本は、梅を全体に塗り、中央にさやいんげんをのせて巻く。1本は、たくあんを中央に横一列にのせて巻く。

 

『ベビーブック』2012年7月号

【2】のり巻きをアレンジ!焼き肉のキャンディー巻き

巻き寿司の具材をボリュームのある焼肉にチェンジすれば、子どもたちから歓声が!ピックを使ってかわいく盛り付けて。

◆材料

(1本分)
焼きのり 1/2枚
酢めし 80g
牛薄切り肉 3~4枚
焼き肉のたれ 適量
サラダ油 適量
サラダ菜 1枚
※酢めしは、ご飯1合分(約320g)にすし酢大さじ2を混ぜて作ります。

◆作り方

【1】牛肉はサラダ油で焼いて、焼き肉のたれで味つけする。
【2】のりは縦長に置き、奥1.5cmを空けて、酢めしを薄く敷き詰める。サラダ菜をのせ、【1】を並べる。
【3】手前からのりと一緒にぐるぐると巻き、ラップで包んで落ち着いたら切り分ける。
*ピックを飾る場合、必ず大人がそばにいて、食べさせる前に外してください。

 

『ベビーブック』2012年7月号

【3】のり巻きをアレンジ!カラフルウインナー巻き

ご飯に5色の色をつけてカラフルに。ウインナー入りで食べ応えもばっちり。

◆材料

(1本分)
焼きのり 1/2枚
ご飯 120g
桜でんぶ 小さじ1/2
黒すりごま 小さじ1/2
白炒りごま 小さじ1/2
ゆで卵の卵黄 1/4個分
青のり 小さじ1/4
ウインナー(長さ10cm程度) 1本
塩 少々

◆作り方

【1】ご飯は5等分し、それぞれに桜でんぶ、黒すりごま、白炒りごま、ゆで卵の卵黄、青のりを混ぜる。
【2】のりを縦長に置き、奥を4cm空け、手前からご飯を1色ずつ帯状に並べて敷く。全体に塩を軽くふり、中央にウインナーをのせて巻く。ラップに包んで落ち着いたら切り分ける。

 

『ベビーブック』2012年7月号

【4】のり巻きをアレンジ!チャーシュー&きゅうり巻き

ごま油を使って韓国風にアレンジ。子どもが食べやすい大きさに巻いてカットしてください。

◆材料

(1本分)
焼きのり 1/2枚
ごま油 小さじ1~2
塩 適量
ご飯 120g
チャーシュー 1cm角×10cmの棒状を3本
きゅうり 1cm角×10cmの棒状を3本

◆作り方

【1】のりは縦長に置き、ごま油を全体に塗り、塩を軽くふる。
【2】【1】の上に奥1.5cmを空けて、ご飯を敷き詰め、中央にチャーシューときゅうりをのせて巻く。ラップに包んで、落ち着いたら切り分ける。

教えてくれたのは


ほりえ さちこさん

栄養士、フードコーディネ ーター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。

『ベビーブック』2012年7月号

【5】ウインナーののり巻き

子どもが大好きなウインナーにごはんを巻いて。朝ごはんにぴったりなのり巻きです。

◆材料

(子ども1人分)
ご飯 100g
ウインナー 2本
サラダ菜 1枚
焼きのり(おにぎり用) 大判を3等分に切ったうち2枚

◆作り方

【1】ウインナーは沸騰した湯でゆでておく。サラダ菜は半分に切る。
【2】のりの上にご飯半量をのせて広げ、手前にサラダ菜、ウインナーの順にのせる。のりごと手前から巻く。同様にもう1個作る。

教えてくれたのは


松尾みゆきさん

管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍。自身も母として「食育」を実践している。

『めばえ』2016年5月号

【6】鶏そぼろのり巻き親子弁当

ママは太巻き、子どもは細巻きに。おかずはフライパン&トースターで 2品を同時に作れます。

◆材料

【ほうれん草入り豆腐バーグ】
(大人2人分+子ども2人分)
ゆでたほうれん草 2株分(40g)
木綿豆腐 110g(約1/3丁)
かつお節 大さじ1

【A】
片栗粉 小さじ1と1/2
しょうゆ 小さじ1/3
しょうがのしぼり汁 小さじ1/2
塩 少々

サラダ油 小さじ2

【くるくるお揚げチーズ焼き】
(大人2人分+子ども2人分)
油揚げ(長方形) 1枚
みそ 小さじ1
キャベツ 葉1/3枚(20g)
ピザ用チーズ 30g

【鶏そぼろのり巻き】
●大人用のり巻き
温かいご飯 200g
赤いしそふりかけ 小さじ1/2
白いりごま 小さじ1
鶏そぼろ 大さじ3(40g)
レタス 1枚
きゅうり 1/4本
たくあん 2切れ(15g)
のり(全形) 1枚

●子ども用
温かいご飯 80g
鶏そぼろ 大さじ2(25g)
のり(全形) 1/2枚

◆作り方

【ほうれん草入り豆腐バーグ】
【1】豆腐はキッチンペーパーで包んで耐熱皿にのせ、ラップをかけ、電子レンジで2分加熱して水きりし、粗熱をとる。ほうれん草は水気をしぼってこまかく刻む。
【2】ボウルに【1】、かつお節、【A】を入れてよく混ぜ、4等分して小判形にまとめる。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【2】の両面をこんがりと焼き、中までしっかり火を通す。

【くるくるお揚げチーズ焼き】
【1】 油揚げは熱湯をかけて油抜きして、キッチンペーパーで水気をふき、4等分に切る。キャベツはせん切りにする。
【2】油揚げの表面にみそを塗り、キャベツとチーズを等分してのせ、端から丸めて楊枝で留める。オーブントースターで5分ほど焼き、楊枝を抜いてから詰める。

【鶏そぼろのり巻き】
【1】 大人用のり巻きはご飯に赤しそふりかけとごまを混ぜる。きゅうりは縦4等分に切り、たくあんはせん切りにする。巻きすにのりを置いてご飯を広げ、レタス、そぼろ、たくあん、きゅうりをのせて端から巻き、食べやすい大きさに切る。
【2】子ども用のり巻きはご飯にそぼろを混ぜる。巻きすにのりを置いてご飯を広げ、端から巻いて食べやすい長さに切る。

【鶏そぼろの作り方】
フッ素樹脂加工のフライパンに鶏ひき肉250 g、酒・砂糖各大さじ1/2、しょうゆ大さじ1 、しょうがのすりおろし小さじ(1 5g)を入れて弱火にかけ、水分を飛ばしながら炒める。

◆ポイント

■ほうれん草入り豆腐バーグのポイント

加熱した豆腐はしぼるとかたくなるので、出てきた水気をきれば大丈夫。

■くるくるお揚げチーズ焼きのポイント

4等分した油揚げに具をのせてくるっと巻くと、食べやすい一口大に!

教えてくれたのは


黄川田としえさん

料理家、フードスタイリスト。1 男1 女の母。tottoちゃんの愛称で「tottorante」を主宰。子どもの心と体を支える、ぬくもりと彩りにあふれた食卓にファンが多い。

『ベビーブック』2018年4月号

園のお弁当にぴったり!節分の大豆のおかず

幼稚園弁当にぴったりな節分の大豆のおかず

【1】桜えびと大豆、刻み昆布のご飯

最強Ca素材のオンパレード!桜エビと刻み昆布の味わいがいっぱいに広がります!

◆材料

(ご飯2合分)
桜えび(乾) 20g
刻み昆布 15g
ゆで大豆 1缶(120g)
米 2合

【A】
昆布の戻し汁 100ml
水 300ml

酒 大さじ1
スキムミルク 大さじ2
塩 小さじ1/2

◆作り方

【1】刻み昆布はさっと洗って水(400ml・分量外)に10分浸け、水気を切る。戻し汁100mlは米の浸け水に使用。
【2】米は洗って水気を切り、釜に入れ、【A】を加えて30分以上置く。
【3】【2】に酒、塩を混ぜ、スキムミルク、刻み昆布、桜えび、ゆで大豆をのせて炊く。
【4】炊き上がったら、ふんわり混ぜる。

教えてくれたのは


藤井 恵さん

ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。

『めばえ』2017年1月号

【2】ひじきの煮物

乾物はゆっくり時間をかけて戻す。オーソドックスなお惣菜は味付けをしっかり覚えて「わが家の味」を完成させたいですね。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
ひじき(乾) 10g
にんじん 30g
油揚げ 15g
大豆(水煮) 大さじ3
ごま油 小さじ1

【A】
水 100cc~
酒 大さじ1
砂糖 小さじ2

しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ1

◆作り方

【1】ひじきはサッと洗って汚れを落とす。たっぷりの水に入れて、15~30分おいて戻す。ざるにとって水けをよくきる。
【2】にんじんは皮をむき、せん切りにする。
【3】油揚げは、両面に熱湯をかけて、油抜きをし(油臭さを除き、カロリーを落とせる。味のしみ込みがよくなる)、縦半分に切ってせん切りにする。
【4】鍋にごま油を熱し、【1】~【3】を加え、にんじんがしんなりするまで、中火で4分ほど炒める。
【5】大豆を加えてサッと炒め、【A】を加えて煮る。
【6】ひと煮立ちして、アクが出たら除き、2~3分煮る。しょうゆ小さじ1とみりんを回し入れ、全体を混ぜて落としぶたをし、にんじんがやわらかくなるまで、弱めの中火で8分ほど煮る。
【7】仕上げに残りのしょうゆを回し入れ、火を強めて1分ほど煮る。ふたをしてそのままおく。

◆ポイント

ひじきは、たっぷりの水で、ゆっくり時間をかけて戻す。

戻った状態。完全に戻っていないと芯が残ることがある。

教えてくれたのは


ABC Cooking Studioさん

ABC Cooking Studioは、初心者の方にもおすすめの、料理・パン・ケーキ作りが楽しく学べる女性専用の料理教室です。少人数レッスン、復習にも最適なイラストレシピ、 HPや携帯からの予約など、システムが充実。入会金不要、1回完結の「1dayレッスン」や授業の雰囲気を体験できる「体験レッスン」を毎日開催しています。

『ベビーブック』2012年9月号

節分のお弁当に人気♪ いわし料理

【1】いわしとチーズのパリパリ餃子揚げ

パリパリの食感が楽しい餃子でいわしを隠したら、目にも口にもおいしさがいっぱい!

◆材料

(作りやすい分量)
いわし(刺身用/皮なし) 1尾分
にんにく 1/5片
プロセスチーズ 20g
みそ 小さじ1/2
餃子の皮 10枚
揚げ油 適量

◆作り方

【1】いわし(※ポイント参照)は1cm角程度に切る。塩少々(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。にんにくはすりおろし、チーズは5mm角程度に切る。
【2】ボウルに【1】とみそを入れて混ぜる。10等分にして餃子の皮にのせ、縁の半分に水(分量外)を塗り、半分に折ってひだをつける。
【3】揚げ油を170℃に熱し、【2】をきつね色になるまで揚げる。

◆ポイント

※いわしを丸ごと仕入れた場合は、「手開き」が簡単!
≪下準備≫
頭を落として腹の薄い皮指でやぶいて広げ、溜め水の中で内臓などをサッと洗い流す。水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取っておく。

【1】親指を尾に向けて滑らせながら尾下までしっかり開く。

【2】身を押さえながら、中骨を取る。

【3】表に返してまな板に広げ、皮をむく。

教えてくれたのは


松尾みゆきさん

管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。

『めばえ』2018年7月号

【2】いわしハンバーグ

“開いたもの”を買ってくれば、とっても簡単!包丁でたたいて焼くと小骨は全く気になりません。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
いわし(開いたもの) 小8尾分(約350g)
【A】
塩 小さじ1/2
長いも(すりおろす) 100g
れんこん(すりおろし、水けをしぼる) 100g
長ねぎ(みじん切り) 1/3本(60g)

植物油 大さじ2
えのきたけ 1/2袋(50g)
しめじ 1/2袋(50g)
【B】
だし 1/2カップ
しょうゆ、みりん 各小さじ2

かたくり粉、水 各小さじ1

◆作り方

【1】いわしは尾を切り落として皮をはぎ、包丁で一口大に切ってから、細かくたたく。ボウルに入れ、【A】を加えて混ぜ、6等分して俵形に整える。
【2】フライパンに植物油を熱し、【1】を並べて両面をこんがりと焼き、器に盛る。
【3】えのきたけとしめじは石づきを除いて食べやすく切る。
【4】フライパンに【B】を入れて熱し、【3】を加えてきのこがしんなりするまで煮る。かたくり粉と水を混ぜて加え、とろみをつけ、【2】にかける。好みで大根おろしを添える。

◆ポイント

左右の手の親指を腹の中央あたりにぐっと差し込み、そのまま横に動かして皮をはぐ。初めてでもスルッと簡単!

包丁で小骨も一緒に細かく刻む。

教えてくれたのは


栗原友さん

料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。

『ベビーブック』2018年10月号

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