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離乳食の大根はいつから食べてOK?
大根は離乳食初期から使え、旬の冬には甘みが増すため、より使いやすくなります。新鮮なものほど柔らかく、甘みを感じるのが特長です。淡色野菜でビタミンC、食物繊維、カリウムなどがバランスよく含まれています。クセがなく、茹でたり煮たりしたものは喉ごしも良く甘みもあるので、離乳食初期から多用できます。裏ごしして初期の食事からスティック状など食べやすい形にして後期、完了期の食べ応えのあるメニューまで、幅広く使える心強い食材です。
大根を使った離乳食初期のすすめ方
離乳食で大根おろしをあげていい?
柔らかく茹でる時間がないときは、離乳食に大根おろしを使うこともできます。根元の青い部分は辛みがでやすく、根の方は繊維が多いため、離乳食には中心の部分が向いています。
大根おろしを使ったおすすめの調理法は、すり下ろした大根を水分ごとレンジにかけます。離乳食を始めたばかりの頃は、大根の汁をのばしてあげましょう。
初期後半では、とろみをつけたり、おかゆに混ぜたりして食べられます。
大根の離乳食を冷凍するには?
大根は水分が多いため、冷凍には不向きですが、冷凍する場合は薄いいちょう切りにして固めに茹で、どちらも水気をしっかり切ってから冷凍します。冷凍した大根は、解凍せずにたっぷりの煮汁で煮るのがおすすめです。
大根を使った離乳食初期レシピ「大根のペースト」
離乳食初期のレシピはとっても簡単。火にかける時間、柔らかさに注意しながら、舌触りの滑らかなペーストにして、赤ちゃんに素材の素朴な味わいを感じてもらいましょう。
材料(1食分)
大根 15g
作り方
1. 皮をむき約2cm角ほどに切った大根を約10分やわらかくなるまで茹で、取り出した大根をすり鉢でつぶします。筋が気になる場合は取り除きます。
水分が多いのでレンジでの調理もOK。加熱しすぎるとパサつくので、弱いW数で様子を見ながら加熱します。加熱の際は、ラップはぴったりとかけ、水分が逃げないようにしましょう。
2. 米つぶの半分くらいの大きさまですりつぶしたらできあがり
大根を使った離乳食中期のすすめ方
大根を使った離乳食中期レシピ「ふろふき大根ととろみだしソース掛け」
お口から食べるのが楽しくなるこの時期。下あごでつぶしておいしさを味わうふろふき大根です。とろみ出汁に絡めると、素材のおいしさが広がり、大人が食べてもおいしい一品に。
材料
大根 20g
乾燥昆布 約5cm
作り方
1. 水に15分浸した昆布と1cm角の拍子切りした大根を火にかけ、やわらかくなるまでコトコト煮ます
2. やわらかくなったら大根を取り出し、食べる分をさいの目に切ります。(余った茹で大根は冷凍保存もできます。保存期間は1週間以内)
3. 1の大根を茹でた煮汁を火にかけ、沸騰したところで水溶き片栗粉を流しいれとろみだしを作ります。
■煮汁を使ったとろみ出汁は、出汁によって味が変わる使える1品です

4. 大根にあんをかけてできあがり
大根を使った離乳食後期のすすめ方
大根を使った離乳食後期レシピ「大根と鶏ひき肉の煮物」
パクパク食べられるようになる後期の食事は、相性の良い鶏ひき肉と大根の取り合わせでおいしさをグンと引き出します。あしらいの大根の葉など、美味しそうに盛り付けて見た目も楽しくいただきましょう。
材料
大根 20g
鶏ひき肉 15g
しょうゆ 少々
作り方
1. 大根は2ミリの厚さでいちょう切りにします
2. 鶏ひき肉と一緒に水から煮ます。沸騰したら弱火でコトコト煮て、柔らかくなったらしょうゆを加え、水溶き片栗粉でとろみをつけます
3. 盛り付けてできあがり。写真は茹でた大根の葉のみじん切りをあしらい彩りよく
ツナでアレンジ!
鶏ひき肉がなかったらツナを使ってもOK!大根を煮て、柔らかくなったところでツナを加えるようにしましょう。
大根を使った離乳食完了期のすすめ方
大根を使った離乳食後期レシピ「大根もち」
小麦粉と片栗粉の他に、初期や中期で食べられるものを混ぜた場合も、大根もちは離乳食を食べる子供にとってはのどに詰まりやすいので、完了期になってから食べ始めるのがいいでしょう。
材料
大根 100g
片栗粉 大1
小麦粉 大1
しらす干し 小2
青のり 少々
作り方
1. 大根はすりおろして軽く水気を切ります
2. 1に残りの材料を入れ、混ぜ合わせます
3. 8等分にし、それぞれ一口大にまるめます
4. フライパンにごま油をしき、つぶすように並べて焼き、焼き色がついたら完成です。