小学生高学年、学習用の新プログラミング教材「レゴ エデュケーションSPIKEプライム」を体験レポート!

40周年を迎えるレゴ エデュケーションから新しく販売された、実体験型の小学生高学年向けとなる、学習用の新プログラミング教材「レゴ エデュケーションSPIKEプライム」。2020年度より必修化される学習で使われる教材とは、どのようなものなのでしょうか。
そこで、今回は新商品の体験会に参加してきた様子をレポートします。

「レゴⓇ エデュケーション SPIKEプライム」教材の内容とは


レゴ エデュケーション プログラミング教材は、幼稚園・保育園~高校以上まで、就学段階に応じたプログラミング教材を提供しています。今回体験する「レゴⓇ エデュケーション SPIKEプライム」は、対象年齢10歳以上、小学校高学年向けの教材となっています。

使いやすく高性能なハードウェアとカラフルな新造形ブロック

カラフルで組み立てやすい新型ブロックが含まれたレゴブロックと、操作が簡単なハードウェア、※Scratchをベースとしたプログラミング言語は、プログラミング経験の有無に関わらず使用できるような内容になっています。
※Scratchは、誰でも無料で利用できるとても手軽なツールで多くの教育機関でも利用されています。

創造的な遊びを通じて、好奇心や興味を引き出すプログラミング教材


2020年度に必修化されることで、子どもの習い事としても注目されているプログラミング教育。話だけ聞いていると難しそうに感じてしまうかもしれませんが、まずは体験して楽しんでみるということが大切です。

レゴ エデュケーション教材のアプローチ

40周年を迎えるレゴ エデュケーションは、プログラミング教材を販売し始めてから22年目。子ども向けとしてだけではなく、先生のトレーニング環境も整っているレゴ エデュケーション教材は、現在日本の小学生用教材として多くのの自治体に取りいれられているそうです。
レゴ エデュケーション教材はすべて実体験型が中心で、子どもたちの好奇心や興味を喚起して夢中になる環境を作ってくれます。

レゴブロックを使って創造性を引き出す


説明会の席で参加者全員に配られた、6つのレゴブロック。なにがはじまるのだろうかと思ったら、「このブロックを使って1分間以内にアヒルを作ってください」というレゴ エデュケーション須藤代表からの突然の課題。久しぶりに、レゴブロックに触れて一生懸命考えながら組みたてました。


時間になり、ひとつのテーブルに全員のアヒルを並べてみると、同じ形をしたものがないことにびっくり! アヒルの組み立て方に正解があるわけではなく、たった6つのブロックでこんなにたくさんのアヒルが作れるということに驚きました。

レゴ エデュケーション教材は、さまざまなレゴブロックのパーツがセット内容に含まれています。ブロックを使った創造的な遊びを通じて、子どもの好奇心と自信を育てていきます。

「レゴⓇ エデュケーション SPIKEプライム」体験レポート


動作をプログラムしてダンスするロボット。こちらは入門編で、約30~45分の授業で組み立てていく内容になっています。腰や手を回したり、音を流したり、顔部分になっているセンサーで色別に反応したり、さまざまな動作をすることができます。
組み立てたブロックが、動き出す!いままでしたことがない体験に、子どもたちは感動することでしょう。


こちらは、オンラインデータを利用するプログラミング。メガネをかけて、手には傘を持ったかわいらしいロボットは、天気予報をテーマに世界中の天気や温度に合わせて反応します。雨予報なら傘をさし、気温が25度以上なら扇風機が回り始めます。
インターネットにつなげれば、プログラミングでできることの可能性が広がっていきます。


社会の問題を解決するプログラミング制作では、工場で物を運ぶなど実社会につながるロボットを組み立てます。
ブロックで手を固定して、指先のボタンを押すと物を掴む仕組み。単純に見える動作でも、センサーやモーターを組み合わせることでたくさんのアイデアが生まれそうです!

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試行錯誤しながら成功体験を味わうことは、育む力になる

今回の体験会では、すでに組み立てられたロボットとプログラムをつかって操作するという内容でしたが、「こんなことができるんだ!」と参加していた大人たちは、すっかり夢中に。こんなに楽しい授業が受けられる子どもたちが、羨ましい!と思ってしまいました。
家に帰って、子どもたちに6つのレゴブロックでアヒルを作ってもらいました。それぞれ違うアヒルに感化されて、しばらく夢中になっていろいろなパターンのアヒルを作って遊んでいました。たった6つのパーツで広がる創造力。改めて体験することの大切さを感じました。
楽しむことからはじめていき、失敗したり、試行錯誤しながら成功体験を味わうことは、育む力になります。プログラミング授業を通して、これから子どもたちがどのように成長していくのか、楽しみですね。

レゴⓇ エデュケーションのサイトは>こちら

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取材・文/やまさきけいこ

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