赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってミルクを飲んでくれない!そんなとき、ママやパパはどうしたらいいの?赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がった理由や解決法、おすすめの哺乳瓶などをHugkumがパパママにアンケートした結果をもとに紹介していきます。
目次
赤ちゃんの哺乳瓶拒否、嫌がる原因は?
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる理由は、ミルクの味が好みではない、ミルクが熱いまたはぬるい、哺乳瓶の形や乳首の感触が嫌だ、体勢や哺乳瓶の角度が嫌だ…など原因はたくさん考えられます。
また、生まれたときから母乳に慣れている赤ちゃんは、哺乳瓶を特に嫌がってしまうことがよくあります。
完母だと哺乳瓶を嫌がる!?
完全母乳で育った赤ちゃんは、ママのおっぱいが大好き。ママの体温を感じて安心するのか、飲みながら眠ってしまうことも。哺乳瓶の乳首の感触やミルクの味に慣れなくて嫌がってしまうということも考えられます。
ニップル(乳首)の形が赤ちゃんに合っていない
哺乳瓶やミルクの味が嫌なのではなくて、乳首の大きさや形が合っていないのかも。メーカーによって種類はさまざまですが、赤ちゃんの月齢を基準にしたサイズや形などが販売されているので、成長に合わせて選んであげるのもいいですね。
ミルクが赤ちゃんに合っていない
哺乳瓶が嫌なのではなく、ミルクの味が苦手!というケースも。いろいろなミルクを試してみて赤ちゃんの好みに合うものを選んであげましょう。また、ミルクの温度が熱すぎたり、ぬるすぎたりすることが原因で嫌がる場合もあるので、ミルクの温度にも気を付けてみてください。
哺乳瓶で飲まないと困ること
「母乳で育てるつもりだから哺乳瓶を使えなくても大丈夫!」と思っていても、いざというときに困ってしまうことも。例えば、保育園などに赤ちゃんを預けるときや外出先で母乳をあげられない場合、また、ママが病気になって薬を処方されたときなどに哺乳瓶でミルクを飲んでくれないと、赤ちゃんもお腹が空いてしまうしママやパパも困ってしまいますよね。
赤ちゃんの体重が増えなくて心配
母乳だけでなく、ミルクと混合にしていたりミルクだけにしているという場合は、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってミルクを飲まなくなってしまうことで、体重が増えなくなってしまったり、成長や健康面にかかわってくるのでママやパパは心配になってしまいます。
保育園に預けられなくて困る
赤ちゃんを保育園に預ける場合は、哺乳瓶を使えるようにしておくことが必須!母乳がたくさんでる場合でも、母乳だけでなく早い段階から哺乳瓶に慣らしておくことが大切です。
ママの体調が悪いとき
ママの体調が悪くて、赤ちゃんのお世話を思うようにできなくなってしまったときやママが処方された薬を飲まなければいけないとき、授乳をすることが難しい状況になってしまうことも。そんな緊急事態が起きたときの為にも、ママ以外の人が赤ちゃんにミルクをあげられるようにしておくと安心です。
ママパパが試した対処法の成功例
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんに、先輩ママ・パパたちが実際に試してみた対処法を聞いてみました!いろいろな方法を試してみることで、赤ちゃんが嫌がっている理由がわかるかもしれませんね。助産師さんに相談してみたり、自治体などで実施されているミルク相談会に参加してみたというママもいました。
ニップル(乳首)・哺乳瓶の形を変えてみる
ニップルは、サイズ、先端の切れ込みなどさまざまな種類が販売されています。商品を選ぶ目安として月齢が表記されていることがありますが、ミルクを飲むペースや吸う力は個人差があるので、赤ちゃんに合うものを選んであげるようにしましょう。
母乳と混合の場合は時間を空けてみる
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がっているのではなくて、ただ単純にお腹が空いていないだけというケースも。ぐずったらすぐに授乳するのではなく、お腹が空いてぐずるまで待ってみるということも大切なポイント。
ミルクや飲ませるものを変えてみる
ミルクの味が好みではないということも。麦茶や月齢に合わせた飲物を哺乳瓶にいれて、哺乳瓶で飲むということに慣れる練習をするのもいいかもしれませんね。
マグやスパウト型に変える
ニップルで吸うのがどうしても苦手!という場合はマグやストロー、スパウト型などのアイテムを月齢に合わせて使って、飲む練習をはじめてみるというママの声もありました。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるときの注意点
赤ちゃんがミルクを飲んでくれないことが不安になり、ママやパパの気持ちが焦ってイライラしてしまうこともあるかもしれません。ママやパパの気持ちに赤ちゃんはとっても敏感。不安な気持ちが伝わり悪循環になってしまうことも。お互いに気分転換しながら、進めていけるといいですね。
無理やり飲ませないようにする
どうにかしてミルクを飲ませようと意地になって、無理やり哺乳瓶を加えさせるのは逆効果!余計に哺乳瓶が嫌いになってしまう原因になることも。「飲んでくれたらいいな」というくらいに、気持ちに余裕を持つことも大切。とはいえ、赤ちゃんの健康が心配になりますよね。そんなときは、助産師さんなどに相談してみましょう。
赤ちゃんの機嫌に合わせる
「お気に入りのおもちゃなどで、気を紛らわせながら飲ませる」というママの声もありました。抱っこしたり、寝かせてみたりと体勢を変えてみる、ママ以外の人がミルクをあげてみるなど、環境を変えてみるのもいいですね。
赤ちゃんが飲みやすい哺乳瓶のおすすめ
哺乳瓶の形やデザインはさまざま。たくさんの商品の中から、お気に入りの商品をみつけて使ってみてはいかがでしょうか。ママから評判の良い、おすすめの商品を紹介します。
ピジョン 母乳実感
Hugkumのアンケートでも人気が高かった商品。赤ちゃんがママのおっぱいを飲むときの口の動きが再現できるしくみになっているから、母乳と併用して使いやすい!丸みのあるボトルは持ちやすくてころがりにくい形になっています。洗いやすく調乳しやすい、広口タイプなのでママも使いやすい!瓶だけでなくプラスチック製、小さいサイズなど種類が豊富なのも人気の理由です。
ビーンスターク
グリーンの葉っぱのデザインがかわいらしいビーンスタークの哺乳瓶は、新生児から卒乳までこれ1本で対応できるという優れもの。2015年にはグッドデザイン賞にも選ばれています。ニプルも1サイズなのですが、新生児のときから成長に従って必要な量が飲める構造になっています。
チュチュベビースリムタイプ
内分泌かく乱化学物質を含まない素材PPSU(ポリフェニルサルホン)を採用した赤ちゃんに安心して使える哺乳瓶です。スリムタイプは、赤ちゃんの小さな口でも加えやすく、持ち歩きに便利なのもママたちに人気です!
哺乳瓶以外のおすすめアイテム
アンケートの中でも、「哺乳瓶以外のものを試して成功した!」というママの経験談がありました。哺乳瓶がどうしても嫌!という場合は、他のアイテムを試してみてはいかがでしょうか。
ピジョンマグマグ セット
哺乳瓶がだめなら、ステップアップしてスパウト型のマグにチャレンジ!「3ヶ月くらいから使えるマグの中にミルクや飲み物を入れて試してみたところ、上手に飲んでくれた」というママの声も。
こちらの商品は、発育に合わせて、ストロー飲みやコップ飲みが上手になるようトレーニングができるカップのセットになっています。赤ちゃんが両手で持ちやすい設計になっているので、自分で飲むという意欲が湧きます。
コンビ ストローマグ「LakuMug(ラクマグ)」
コロンとしたデザインがとってもキュート!くわえるだけで飲みものが出る「はじめてストロー」、コップ飲みトレーニングができる「はじめてコップ」、「漏れないストロー」の3タイプのマグとして、赤ちゃんの成長に合わせて使えるコンビの日本製マグシリーズ。
ピジョン はじめてのフィーディングスプーン
コップにミルクを入れて、スプーンで口に運んであげるという方法もあります。こちらの商品は、赤ちゃんの「食べる」「飲む」を促す、2種類のスプーンセット。ペースト用、果汁・スープ用になっているので離乳食を始める頃にも使いやすいとママたちから評判のアイテム。口に当たる部分が丸くてやわらかいので、乳歯が生え始める頃の赤ちゃんにも安心して使えます。
哺乳瓶を嫌がる理由を知って赤ちゃんに合うアイテムを使ってみよう
「いままでなんの問題もなく哺乳瓶を使っていたのに、急に受け付けなくなった!」というパターンもよくあること。嫌がるという行動には、なにかしら理由があって成長している証でもあります。
商品の使用月齢は、目安になっているのでもちろん個人差があります。そのときの、赤ちゃんの成長に合わせていろいろなアイテムを試してみるのもいいですね。
文・構成/やまさきけいこ