おむつカバーは布おむつを履かせるときに欠かせないアイテムですが、実は紙おむつ派でも利用する人がいることを知っていましたか?
布おむつ、紙おむつ問わず、おむつカバーは漏れの防止に役立ちます。
そこで今回は、おむつカバーの必要性や、選び方からおすすめ商品までまとめて紹介します。
おむつカバーは必要?
布おむつを使用する場合、おむつカバーは必須アイテムです。おむつカバーが布おむつを固定して、漏れを防いでくれます。
では紙おむつの場合はどうでしょうか。紙おむつを履かせている場合でも、おむつカバーを利用するメリットは2つあります。
1つは、ゆるいうんちが紙おむつから漏れたとしても、おむつカバーが最後のストッパーとなってくれることです。特に新生児のうんちはゆるいので、この時期におむつカバーを利用すれば余計な汚れを防いでくれるでしょう。
2つ目は、いわゆる見せパンに近い役割です。子どものおむつ見るのを嫌がる人や、興奮する変質者など、おむつを丸出しにしておくとトラブルに巻き込まれてしまうことも。おむつを隠すために、デザイン性の高いおむつカバーはうってつけです。
このように、布おむつはもちろん、紙おむつを履かせているときでも、おむつカバーは役立ちます。
おむつカバーを選ぶ3つのポイント
おむつカバーは商品によってベルトの位置や素材が違います。赤ちゃんが快適に過ごせるように、サイズ・種類・素材の3つのポイントに気をつけて選びましょう。
ぴったりサイズを選ぶ
おむつカバーは赤ちゃんにぴったりと密着するサイズを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんの成長を考えて大きめサイズで選ぶと、おむつカバーがしっかりと布おむつを挟めなくなり、布おむつがずれたりおむつカバーの隙間から漏れたりとおむつカバーが十分に機能しません。
商品によっては、新生児サイズや3か月前後サイズなど、赤ちゃんの月齢ごとのサイズ目安が表記されています。
しかし、この目安だけで選ぶとサイズが合わないことがあるので、赤ちゃんのおしり周りと太ももを測り、ぴったりサイズを探しましょう。
おむつカバーの種類で選ぶ
おむつカバーはベルトが内にあるタイプと外にあるタイプ、ベルトの無いパンツタイプの3種類あります。
種類によって外しやすさやおむつ替えのやりやすさが変わります。
内ベルトタイプのおむつカバー
内ベルトタイプは、布おむつをベルトで挟んで留めた上から、前面のカバーを被せて使います。
ベルトで布おむつをしっかりと挟んでいるので、赤ちゃんが活発に動き回ってもずれにくく安心です。
ベルトがおむつカバーの中に隠れるので少し外しづらいですが、赤ちゃんが自分で外してしまうのを防げるというメリットもあります。
6か月から24か月の月齢の赤ちゃん用おむつカバーは内ベルトタイプが多いです。
外ベルトタイプのおむつカバー
外ベルトタイプは、布おむつをおむつカバーで包み外側のベルトで留めて使います。
マジックテープやスナップボタンで留めているだけなので外しやすく、内ベルトタイプよりおむつの交換が簡単です。ただし、赤ちゃんもベルトを外しやすいので、活発に動き回る前の時期におすすめのタイプです。
内ベルトタイプだとベルトがお腹に食い込んでしまうことがあるので、赤ちゃんのお腹が苦しそうだと感じたら外ベルトタイプに替えましょう。
新生児から3か月の月齢の赤ちゃん用おむつカバーは外ベルトタイプが多いです。
パンツタイプのおむつカバー
パンツタイプはベルトがなく、赤ちゃんが立ったままおむつ替えができます。
つかまり立ちや立って歩くようになったら、寝転がった状態でのおむつ替えが難しくなる子が多いので、立ったままおむつカバーを下ろして布おむつが替えられるパンツタイプがおすすめです。
おむつカバーの素材
おむつカバーはウール素材・綿素材・ポリエステルの3種類の素材が使われることが多いです。
それぞれの素材の特徴を知り赤ちゃんの肌に合ったおむつカバーを選びましょう。
ウール素材
ウールは羊毛で作られた天然素材です。ウールの繊維は空気をたくさん含んでいるため、冬は冷たい外気を、夏は暑い外気を空気の層が防いでくれます。
吸湿性が高くおむつカバーの中の湿気を吸収するので、おむつかぶれの原因になる蒸れから赤ちゃんを守ってくれます。
綿素材
綿は植物から取れる天然素材でコットンと表記されることもあります。肌触りが柔らかくデリケートな赤ちゃんの肌に優しい素材です。
吸水性に優れているだけでなく、吸収した水分を外に排出する通気性の高さも魅力で、おむつカバーの中を快適な状態にしてくれます。
ポリエステル
ポリエステルは石油から作られる合成繊維です。型崩れしづらく虫に食べられない丈夫な素材です。
吸水性と吸湿性が低いのでおむつカバーが早く乾き、吸水性を補うために綿素材と混紡したおむつカバーもあります。
ポリエステルは原料が安いので、他の素材と比べると安価なおむつカバーが多いです。
おすすめおむつカバー5選
ウールネルおむつカバー外ベルトタイプ – chuckle BABY(チャックルベビー)
ウール100%の外ベルトタイプのおむつカバーです。生地には繊維同士を絡ませて作った、しっかりとした厚みと通気性があるウールネルが使われています。
防水加工をしておらず、ウール素材の通気性と保温性の高さゆえに1年中使用することができます。
2枚重ねのウールネル生地がウエスト部分で縫い合わせてあるので漏れと染み出しをガードし、後ろの腰部分のゴムと股部分のギャザーで漏れと布おむつのずれを防いでいます。
パンツ式おむつカバー新のびのびストレッチパンツ – chuckle BABY(チャックルベビー)
綿と合成繊維を混紡したパンツタイプのおむつカバーです。ストレッチ素材でウエスト部分が大きく広がるので、赤ちゃんに嫌な思いをさせずに、スムーズなおむつカバーの上げ下げができます。
締め付けることないけれども、しっかりフィットするので布おむつのずれを防いでくれます。
ウエスト部分は折り返して使いますが、折り返しを伸ばすと腹巻になるのもうれしいポイントです。
おむつカバー – MADE IN EARTH(メイドインアース)
オーガニックコットン100%の内ベルトタイプのおむつカバーです。
生地だけでなく縫い糸とタグもオーガニックコットンでできており、防水加工などの処理も施していないのでデリケートな赤ちゃんの肌にもやさしいおむつカバーです。
吸水性に優れた蒸れにくい素材でできているので、肌トラブルが心配な赤ちゃんにおすすめです。
2枚組おむつカバー(クマ・水玉) – 西松屋
クマと水玉がデザインされた綿100%の外ベルトタイプのキュートなおむつカバーです。
肌に優しい綿素材にポリウレタンラミネート加工で撥水性がプラスされています。
ベルトのマジックテープによってサイズ調整が簡単にでき、股部分のギャザーが漏れを防いでくれます。
ホワイトドットおむつカバー – PRISTINE(プリスティン)
ドット柄デザインのオーガニックコットン100%、内ベルトタイプのおむつカバーです。
ベルトの面ファスナーは好きな位置で留められるので、成長に合わせてサイズ調整ができます。
おむつカバーの内側は立体で縫製してあり、赤ちゃんが動きやすく漏れが防げるデザインになっています。
赤ちゃんに合ったおむつカバーを選ぼう
おむつカバーを選ぶ際は、サイズ・種類・素材の3つのポイントを押さえると、お子さんに合ったものが見つかります。
赤ちゃんの成長に合わせて、おむつカバーのサイズと種類を変えていきましょう。おむつカバーは8~10枚用意しておくと安心ですよ。
文・構成/HugKum編集部