親子でアートを楽しむ方法を紹介している「リトルアーティストリーグ」です。筆者は、「アートってどう触れさせたらいいのか分かりません」という質問をよく受けますが、そんな方にでも親子でアートを楽しむのにぴったりな施設が立川駅からすぐの場所に誕生!
新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオープンを延期していましたが、6月10日(水)、いよいよオープンします。
目次
ありそうでなかった”遊べる美術館”
東京・立川北口に開業する新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」内に、絵とことばをテーマにした新しい美術館「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」が開館します。
オープン記念の企画展として 「tupera tuperaのかおてん.」、オープン記念の常設展 「エリック・カール 遊ぶための本」が開催されす。
同施設の3階に併設する「PLAY! PARK(プレイ パーク)」も同時オープンと、たっぷり楽しめそうです。
大人から子どもまで、誰もが楽しめる美術館「PLAY! MUSEUM」(2F)
PLAY! MUSEUMは、大人から子どもまで、誰もが楽しめる美術館です。絵やことば、映像や立体物を通じて自由に感じ、発見し、さまざまな体験ができる場所となります。
展示は、年間を通して著名な絵本作家を紹介する常設展示と、ユニークな視点で作家や作品を特集する企画展示と、ベクトルの異なる2つの展覧会を同時開催されるので、見どころたっぷりとなります。さらに一般的な展示のほか、来場者が展示に参加したり、ワークショップを通して作家の制作に関わったりと、これまでありそうでなかった美術館の楽しみ方ができます。
また併設するPLAY! SHOP、PLAY! CAFEは、展示にちなんだオリジナルグッズやメニューが多数登場予定。
企画展「tupera tuperaのかおてん.」
クスクス、ドキッ、ゲラゲラ、ワクワク
tupera tuperaとたくさんの顔で遊ぶ、新しい展覧会。
オープニングを飾る1回目の企画展は、さまざまな絵本賞を受賞し、人気のクリエイティブ・ユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)が「顔」をテーマにした展覧会が開催されます。
人間のもっとも個性的なパーツ「顔」は、tupera tuperaにとって、ブレイク作となった絵本『かおノート』をはじめ、アイディアとユーモアの源泉です。
本展は、『かおノート』『こわめっこしましょ』など「顔」をテーマにした人気の絵本原画を紹介するほか、映像作品「かおつくリズム」、さらに謎の「床田愉男(ゆかだゆかお)」との顔遊び。また2メートルの大きな顔が並ぶ新作「かお10(テン)」など、平面・映像・立体とさまざまな表現の新作を多数展示します。一方来場者には「かおシール」で変身し、「かおてん.」の一部となって鑑賞するなど、来場者どうしが楽しむ仕掛けを用意しています。さらに、自宅でも引き続き展示の余韻を楽しめるかおみやげ付きです。大人から子どもまで、ゲラゲラ、ドッキリ、ワクワクが続く楽しい世界へと誘います。 なお、本展開催にあわせ、併設するPLAY! SHOP、PLAY! CAFEでも、顔にちなんだオリジナルグッズやメニューがあるそうです。
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に『かおノート』(コクヨS&T)『やさいさん』(学研教育出版)『いろいろバス』(大日本図書)『うんこしりとり』(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014( マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、『パンダ銭湯』(絵本館)で第3回街の本屋が
選んだ絵本大賞グランプリ、『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授。
常設展「エリック・カール 遊ぶための本」
1929年アメリカのニューヨーク州に生まれ、ドイツで育つ。シュツットガルトの美術アカデミーを卒業後、アメリカに戻り、グラフィックデザイナーとして活躍。1968年に絵本『1, 2, 3 どうぶつえんへ』(ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞)を発表して以来、世界中で親しまれる絵本作家となる。代表作に『はらぺこあおむし』『くまさんくまさんなにみてるの?』『パパ、お月さまとって!』などがある。2003年にローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。2002年には、アメリカ・マサチューセッツ州にエリック・カール絵本美術館を創設。カール作品だけでなく、国内外の優れた絵本の原画を幅広く収集して、絵本に関するさまざまな展覧会を開く。
PLAY! MUSEUM詳細
入場料(税込):一般1,500円/大学生1,000円/高校生800円/中・小学生500円
- 未就学児無料
- 「企画展」「常設展」の2つの展覧会を観覧できます
- 特典つき(「かおてん.」開催中はかおシール、おみやげ)
- 会場内はすべて写真・動画撮影可
- 障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額
教えてくれたのは、LITTLE ARTISTS LEAGUEのメンバー。
LITTLE ARTISTS LEAGUEは母になった、アーティストママが立ち上げた、
親子へ向けた、本気でアートをやっていく活動団体です。