目次
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。手軽に食べられる主食のひとつがパン。時にはおかゆではなくパン粥の日もあると、バリエーションが広がります。ということで、今日は、離乳食で食べられる、パン粥の作り方を紹介します。
目次
離乳食のパン粥はいつから食べさせてもいい?
初期の後半、6ヶ月ごろが目安です
パン粥は離乳食初期の後半から食べられます。5ヶ月で離乳食をスタートした場合、6ヶ月になってからスタートするということです。どんなパンでもOKというわけではなく、パン粥を作るには添加物の少ない食パンをおすすめしています。
離乳食初期のパン粥の作り方
離乳食初期におすすめのパン粥の作り方をお伝えします。
初期のパン粥レシピ
<材料>
- 食パン(ミミなし) 10g
- 水 50~60ml
<作り方>
- 1.細かくちぎった食パンを分量の水で炊く
- 2.裏ごしして滑らかにします
これがシンプルなパン粥の作り方です。これにバナナやりんご、かぼちゃを入れてもおいしく、赤ちゃんが喜びますよ。また、水ではなく粉ミルクで炊いてもOKです。粉ミルクは普段ミルクを作っている割合の粉ミルクと水で炊きましょう。
離乳食のパン粥は冷凍保存できる?冷凍の仕方は?
パン粥を冷凍保存する時のポイント
パン粥を冷凍保存する場合は、でき上がりのパン粥を
- 1.フタのある密封容器に入れる
- 2.冷えてから冷凍する
冷凍した離乳食は1週以内に食べきりましょう!
離乳食のパン粥に牛乳を加える時期は?
パン粥と言えば牛乳で作るイメージがあると思います。ですが、最初はお湯で作ります。牛乳で作り始めるのは離乳食中期以降です。まずは全量牛乳にするのではなく、少量の牛乳を加えるところからスタートとしてみましょう。
※乳アレルギーの疑いがあるお子さんは、医師の指示に従ってください。
離乳食中期のパン粥の作り方
牛乳をほんの少し加えますが、あくまでもメインは水。あっさりとしたパン粥です
あっさりパン粥の作り方
<材料>
- 食パン(ミミなし) 20g
- 水 80ml
- 牛乳 20ml
<作り方>
- 1.食パンを細かくちぎってお湯に入れて炊く
- *水分が足りないときは水をつけ足しましょう
離乳食 後期のパン粥の作り方
全量を牛乳で作ると更においしく、食べやすくなります。
<材料>
- 食パン 30g
- 牛乳 80~100ml
<作り方>
- 1.食パンを細かくちぎって牛乳に入れて炊く
- *ミミも食べられそうならチャレンジしましょう
- *水分が足りないときはつけ足しましょう
赤ちゃんにあげる離乳食のパン粥、量の目安は?
初期10g、中期15〜20g、後期30gを目安に
初期 使用する食パンは10g程度を目安にします。水分でトロトロにしてパン粥30gが目安です
中期 使用する食パンが15~20gですので、少し水分を含んでパン粥50~60gが目安です
後期 使用する食パンが30gですので、少し水分を含んでパン粥70~80gが目安です
手軽にできるパン粥は、毎日の離乳食にも重宝しますね。パンには塩分が含まれていますので、与えすぎには注意が必要です。普段はお米のお粥にして、時々の楽しみにするといいですね。

文/中田 馨(なかた かおり)
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。